2019年9月30日 更新

差のつくプレゼンを考えよう!店頭販促物や店頭什器における提案考察

店頭には、店舗の大きさや商品のサイズなど、販売場所に応じて、大小様々なサイズの什器が想定される場合があります。流通さんとの商談、店舗の制約などを考慮して分かりやすいプレゼンをすることが大切です。

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店頭販促物、店頭什器の提案に必要なものとは?

店頭プロモーションを考える際に、店頭販促物、店頭什器の提案は流通さんとの商談では非常に重要です。流通さんとの商談において、店舗の良い場所と取り、スペースを取り、競合商品より目立てるかで売上が変わってきます。

ショッパーとの接点という意味でも、店頭販促物や店頭什器は非常に重要な役割を持ちます。
セルフ販売では、店頭販促物や店頭什器が商品説明員(店頭販売員)の代わりになります。
対面販売や店員さんが説明するような商材でも、店頭販促物は、カンペの役目になります。

店頭には色んな商材が陳列されてひしめき合っています。
当然、スペースや店員さんのオペレーションを考慮して様々な制約があります。
この制約を考慮することは、商談時において非常に重要です。
店頭販促物や店頭什器を制作するにあたって、いかにしてイメージを明確に持って商談に向かえるかも重要なポイントです。
というこは、店頭販促物や店頭什器を提案している私たちの提案内容も、お客様が分かり易いものでないといけません。簡単ではありますが、そんな提案の仕方の事例を一つ紹介します。

差のつくプレゼンを考えよう! 飲料メーカー様からの依頼バージョン

試作品NGの場合のミニチュア提案

飲料メーカー様から大型什器、カウンター什器製作のプレゼンテーションに参加してもらいたいと依頼がありました。
複数社のコンペ案件だったのですが、大型の什器なので試作を置いておくスペースがないということで提案条件としまして、スケッチ提案を要望されました。

店頭販促物や店頭什器に関しましては、サイズ感や素材感、そして見え方も含めまして、スケッチでは詳細まで分からない場合があります。そんな時には試作ダミーでプレゼンをするのですが、今回は試作ダミーがNGでした。
とはいえ、競合他社がいる中で弊社の提案の『プレゼン』に差別化を持たせるため、敢えて1/4の縮尺ミニチュアモデルを製作し、細部ディテールまで表現しました。
これが先方の御担当者様に「非常に分かりやすい」とご評価を頂き、以降の受注に繋がりました。

実際の大型什器

大型什器(実際)

大型什器(実際)

すべてスチールで製作しています。下部の木目はダイノックシートという、既製品の木目調のシートを貼っています。
店頭什器には、様々な木製品の什器があるのですが、木目シートを使って、木製品に見せている什器も多いです。
大型什器

大型什器

大型什器のピックアップ事項としまして、コンセントを2つ設けています。家電製品や美容機器などはコンセントを必要とする場合もあります。
電飾はもちろんですが、このような電気系統を網羅した什器の製造と品質管理ができるのもボンビの強みになります。

実際のカウンター什器

カウンター什器(実際)

カウンター什器(実際)

スチールとアクリル板の加工で製造しています。
カウンター什器(実際)

カウンター什器(実際)

カウンター什器には脚をオプションでつえています。
こちらもスチールで製造していますが、
木目はダイノックシートを貼っています。

ミニチュア提案

上に実際の什器の写真を紹介しました。
ここからはプレゼン時のミニチュアの写真を紹介します。
プレゼン時と最終に製造した什器は、修正、修正が加わり、異なったモノになりましたが、
プレゼン時はこのようなミニチュアで提案をしました。
ミニチュア

ミニチュア

こちらはミニチュアですが、電飾にしてコルトン仕様にしています。
ストックなどのポケットもアクリルでしっかりと作っています。
ミニチュア

ミニチュア

キャスター部分も手抜きはしません。
アクリル(ハイポール)をカット接着をし、精度の高いミニチュアとしています。
このように、試作提案がNGの場合でも、クライアントご担当者様がイメージがつくようにミニチュアモデルを作って提案をすることでイメージがつきやすくなります。
こういった提案ができるのもボンビの強みではあります。
素早くて正確な設計と、その具現化力をすべて社内で行えるノウハウがあります。

店頭什器のデザインとディスプレイ

店頭には、店舗の大きさや商品のサイズなど、販売場所に応じて、大小様々なサイズの什器が想定される場合があります。

クライアント側からサイズ指定などの情報はありますが、POPをどこに置くか、ラックをどのように組み立てるか、オリジナル性が求められます。より良い陳列につながる什器を提案する必要もあります。

商品の価値を適切に伝えられるような店頭プロモーションにつなげることができれば、店内での評判になり、お客様のお問い合わせにつながっていきます。

飲料、化粧品など競合メーカーが多い業種では、什器のデザインにもこだわり抜きたいところです。

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