未来の店頭什器や店頭POPを良くしたい。ボンビは環境を考える。
via pixabay.com
店頭什器の棚や側板、梱包資材は何でできているのか?
店頭什器の板には、樹脂を多く使います。梱包資材もその多くは樹脂でできています。つまり、廃棄の段階でマイクロプラスチックが発生してしまうものがあります。
マイクロプラスチックとは?
石油を原材料とするプラスチックは世界で年間約3億トンが生産されます。この量は、石油産出量の8%を占めますが、そのうち半分は容器や包装に使われています。
プラスチックは自然分解されずに半永久的に残るという特徴があります。
ポイ捨てやゴミ処理施設へ輸送される過程で環境中に出てしまった使用済プラスチックは、
雨で流され最終的に海に流れ着きます。紫外線や波の影響で劣化していったもののうち、
5mm以下のサイズになったプラスチックのことをマイクロプラスチックといいます。
プラスチックは自然分解されずに半永久的に残るという特徴があります。
ポイ捨てやゴミ処理施設へ輸送される過程で環境中に出てしまった使用済プラスチックは、
雨で流され最終的に海に流れ着きます。紫外線や波の影響で劣化していったもののうち、
5mm以下のサイズになったプラスチックのことをマイクロプラスチックといいます。
分解されないマイクロプラスチックによる海洋汚染
日本国内では、2018年後半より、マイクロプラスチック関連のニュースが頻繁に報じられるようになり、関心が高まりつつある状態です。
2019年初頭より、大手のスーパーや食品チェーン店がレジ袋の撤廃を行ったり、ストロー・使い捨ての食器を紙製のものに変えるなど、大きな動きになりつつあり、今後、店頭什器や店頭POPでの樹脂使用を避けていかないといけなくなるかもしれません(*配送の際の梱包資材含む)。
2019年初頭より、大手のスーパーや食品チェーン店がレジ袋の撤廃を行ったり、ストロー・使い捨ての食器を紙製のものに変えるなど、大きな動きになりつつあり、今後、店頭什器や店頭POPでの樹脂使用を避けていかないといけなくなるかもしれません(*配送の際の梱包資材含む)。
環境に優しい什器や包装資材はどんな素材なのか?
環境対応素材が生まれつつありますが、素材メーカーごとに、材料ごとに特徴はそれぞれです。
環境対応素材は、次にある3つの素材のどれか、もしくは複合的な特徴をもって環境対応品となっています。クライアント様が求めているものに対して、どういう特徴のものが良いかを判断していきたいと、ボンビでは考えています。
環境対応素材は、次にある3つの素材のどれか、もしくは複合的な特徴をもって環境対応品となっています。クライアント様が求めているものに対して、どういう特徴のものが良いかを判断していきたいと、ボンビでは考えています。
環境対応素材1:生分解性プラスチック
生分解性プラスチックとは、微生物と酵素の働きによって最終的に水と二酸化炭素にまで分解されるプラスチックのことです。この環境中で分解されて無くなるという機能に特徴があります。
主にPET素材などが注目されています。
主にPET素材などが注目されています。
FastWrap エアーパウチ
最も身近に影響がでそうな梱包資材として活用できる、今ボンビが注目している素材です。
植物系フィルムで生分解によって水と二酸化炭素に分解されるので、環境に優しい素材です。店頭什器や店頭POPを包む梱包材は結構な量になるので、対応をしていきたいと考えています。
植物系フィルムで生分解によって水と二酸化炭素に分解されるので、環境に優しい素材です。店頭什器や店頭POPを包む梱包材は結構な量になるので、対応をしていきたいと考えています。
環境対応素材2:バイオマスプラスチック
バイオマスプラスチックとは、バイオマスを原料として製造されるプラスチックのことです。バイオマスとは、生物資源の量を表す概念ですが、一般的には「再生可能な生物由来の有機物の資源」を指します。生物由来と言っても地層中に含まれるような化石資源は除きます。実用化されているものは、サトウキビやトウモロコシなどの植物から作られているものが多いです。CO2排出削減が目的で開発された部分が大きいようです。
ぺテックバイオ PETA-6020
ぺテックバイオは、店頭什器によく使われる、樹脂板の内で環境に良いと言える板材料になります。
生分解機能はありませんが、製造時に発生するCO2を削減して作られたプラスチックです。
生分解機能はありませんが、製造時に発生するCO2を削減して作られたプラスチックです。
紙51%以上配合プラスチック
これはインジェクション成型品の材料として使用できる、紙を主成分とした材料です。
燃えるゴミとしての廃棄が可能な製品として、現在まだ比較的使われている環境対応材料になります。
強度なども汎用樹脂と遜色ないまで上がってきてますが、着色の部分であったり、クリア(透明)にできない等の仕様の点と、コストの点で製品化に至らないケースも多々あるようです。
燃えるゴミとしての廃棄が可能な製品として、現在まだ比較的使われている環境対応材料になります。
強度なども汎用樹脂と遜色ないまで上がってきてますが、着色の部分であったり、クリア(透明)にできない等の仕様の点と、コストの点で製品化に至らないケースも多々あるようです。
MAPKA(マプカ)
MAPKAは、紙であるため、「燃えるごみ」「燃やすごみ」として廃棄が可能であり、焼却時にダイオキシンなどの有害ガスが発生せず、CO2排出量も汎用プラスチック(ポリプロピレン)と比べて約35%削減することが可能な素材になります。しかも燃焼カロリーが汎用の合成樹脂に比べ低くなることから燃焼炉をいためにくいというメリットもあります。
以上、プラスチックに関わる様々な環境素材を紹介しました。
他にも、販促物の製造に関わる分野では印刷に使われるインクの環境対応や、様々な加工段階での二酸化炭素の排出を抑える手法などの工夫が成されています。
こちらは次の機会に紹介をしていきたいと思います。
我々ボンビグループも企業として、販促物の製造の過程で環境対応に取り組み、持続可能な社会形成の一端を成していきたいと思います。
他にも、販促物の製造に関わる分野では印刷に使われるインクの環境対応や、様々な加工段階での二酸化炭素の排出を抑える手法などの工夫が成されています。
こちらは次の機会に紹介をしていきたいと思います。
我々ボンビグループも企業として、販促物の製造の過程で環境対応に取り組み、持続可能な社会形成の一端を成していきたいと思います。