2017年12月14日 更新

おもしろ店頭什器の開発ストーリー~ 昇降型店頭什器 ~

店頭什器や店頭POPにはさまざまな開発ストーリーがあります。ボンビで開発を担当したおよそ2.5メートルの高さの商品陳列什器の開発ストーリーをまとめています。「脚立を使わずに商品を手に取りたい」きっかけはお客様のご要望でした。

466 view

昇降型店頭什器の開発

何にでもそうですが、プロモーションの企画や施策実行には『ノリ』と『緻密』さの両方が必要です。
それは、企画や施策が落し込まれた「モノづくり」の局面でも必要なことになります。
課題に対する解決への発想、そして、その発想を具現化することへの試行錯誤と計算。
販促の最終局面である店頭什器の開発には『ノリ』と『緻密』を両立させて挑みます。

あるクライアント様の依頼で、
狭小とした店舗内で少しでも多くの製品を陳列したいという要望がありました。
具体的には、2.5Mの高さの什器に目一杯製品を陳列し且つ簡単にオぺレーションがしたいとのリクエストでした。

非常に背の高い商品陳列什器です。

2.5Mという高さを考えると、
上部に陳列した製品を手に取る事は困難で、
書店などではミニ脚立を使って製品を手に取るパターンが多いわけですが、
「脚立を使わずに商品を手に取る」
という事が要望だったので、一考して、家具などで使われる上下可動扉のパーツを使用しての構造設計に取り組みました。
商品陳列什器の基本構造

商品陳列什器の基本構造

構造としては、この写真のように商品陳列板が上下可動するというものです。
店頭什器の設計図

店頭什器の設計図

商品陳列板の背面にバランサー(ウェイト)を取り付けて負荷を感じることなく上下稼動するところがポイントでした、製品の重量をシミュレーションし最適なバランスを保つことが苦労したポイントになります。
設置の様子

設置の様子

もう一つの苦労したPOINTは現地での調整が難しい為、組み立てた状態で店舗搬入が必要だった点になります。
店舗の入り口や裏口はそんなに広くないので、組み立てたままで2.5mの什器を設置するのは結構労力を使います。搬入は非常に苦労しました。
売り場(店舗)を事前調査しながら設置までを行うことも具現化力の一つです。
売り場を知るというのは店頭プロモーション施策を考える際には必要不可欠なことです。
商品陳列後の什器

商品陳列後の什器

頂いた課題である「狭小とした店舗で商品を多く陳列でき簡単に商品を手にすることができる」という什器を具現化することができました。
 (2005)

その後、上下可変式の什器の依頼は増えていますが、素材を変え、改良し製品精度も高まり完成度の高い什器を具現化できています。
「お客様の商品が売れる、支持される」ために販売促進に携わる一連の仕事の中で、店頭販促物や店頭什器は商品を陳列したり、最後の購買行動を決定づけることができる非常に重要な役割を担っています。
認知拡散やブランディング、web施策などを組立ながら、ネットやリアルを問わず誘店施策に落とし込んでいく一気通貫した具現化力をこれからもレベルアップしていきます。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

桜美林大学と産学連携!「ディスプレイ研修合宿」レポート最終回

桜美林大学と産学連携!「ディスプレイ研修合宿」レポート最終回

桜美林大学の大学生を迎え行われた「ディスプレイ研修合宿」レポートの最終回をお届けします。前回のプレゼンを受け、学生たちのデザインした店頭什器をボンビの工場で製品化しました。完成した什器を見たときの学生たちの反応はどのようなものだったでしょうか?
泡を体感できる!店頭での浴槽バブル什器の開発ストーリー

泡を体感できる!店頭での浴槽バブル什器の開発ストーリー

店頭では、消費者が通り過ぎるわずかな時間に注意を惹き、商品の特性をわかりやすく伝えるPOPや店頭什器が必要となります。「体験」「体感」というのも一つのキーワードで、視覚だけではなく、触覚や嗅覚、時には味覚に訴えかける店頭ツールの効果は高くなります。
展示什器開発ストーリー~充電器具用スタンド展示什器~

展示什器開発ストーリー~充電器具用スタンド展示什器~

什器と言えば、商品の陳列棚や、コンビニなどの店頭でのキャンペーン告知用プラスチック什器を想像する人が多いかもしれません。イベント会場や、実際のカーディーラー等において展示用に開発制作される什器もあるんです。今回は、充電器具用スタンド展示什器の事例を紹介します。
桜美林大学と産学連携!「第2回ディスプレイ研修合宿」レポート3

桜美林大学と産学連携!「第2回ディスプレイ研修合宿」レポート3

2回目の桜美林大学の生徒さんとの「ディスプレイ研修」。実際に試作が出来上がり、生徒さん達に見て頂きました。自分達がデザインしたものが実際にどんな出来上がりになるのか?レポートの最終回です。
桜美林大学と産学連携!「第2回ディスプレイ研修合宿」レポート2

桜美林大学と産学連携!「第2回ディスプレイ研修合宿」レポート2

今年も桜美林大学造形デザイン科の学生さんと産学連携の「ディスプレイ研修合宿」を行いました。今回は実際のワークショップの模様を記事化しました。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

bonbi GOSSIP 編集部 O bonbi GOSSIP 編集部 O
   
            “プロモーション110番”           
“pet_insta”
“pet_fb”
“ilovepets”
“bsquare”