2022年12月15日 更新

サッカー日本代表、どんなバックキャスティング?勝手にサッカー論。

強豪国に勝ったという結果。目標にしていたベスト8に届かなかったという結果。結果がすべてなのか?次に向かってどのように進むのか?サッカーファンが勝手につぶやいています。ご容赦ください。

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どんなバックキャスティング?

社員日記として、サッカー好きの編集者が、次回2026年サッカーW杯へ向けて思うことを端的に述べます。
『勝手に言われてもらえば』ということでご容赦ください。
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次期日本代表監督について思うこと

2022年サッカーカタールW杯は、日本国内では、ドイツ、スペインという強豪国を破り、おおいに盛り上がりました。
1サッカーファンとしても、すごく嬉しかった結果でした。
残念ながらクロアチアにPK戦の末負けましたが、選手、スタッフの皆さんはよく頑張ったことですし、心からお疲れ様と思います。
ただ、目標はベスト8を掲げていて、ベスト16での敗退というのも事実です。               逆に、ドイツ、スペインという強豪国を破ったことも事実です。

さて、この結果をどのように受け止めて、さらに、どのように進めばいいのでしょうか。
色々な賛否がありますが、ある切り口をもって考察してみたいと思います。

やって楽しい、観て楽しいサッカー

サッカー好きで、サッカーオタクでもある小生は、サッカーの理想を、
「やって楽しい、観て楽しいサッカー」と位置づけています。

スポーツは競争ですが、エンターテインメントの側面があります。
ですので観る者がワクワク楽しくなるサッカーが理想であると同時に、
やっているプレイヤー達も楽しむプレイスタイルがあることも必要だと思います。

もちろん、誰かにとっては楽しい、誰かにとっては楽しくない、というのは
多様性がある中で出てくるのは必然です。
サッカーリテラシーの高低でも違うでしょうし、実際にプレーしてきたか・プレー
をしたことがないでも違うでしょうし、コーチ業を行っている・いないでも
違ってくると思います。

まったく逆の意見やトライブもあるでしょう。
ですので、あくまで『考察をしていく1意見と切り口として』という意見です。

プロセスが見えなかった

「やって楽しい、観て楽しいサッカー」が原点にある小生としましては、
日本代表の監督続投はあり得ないと思います。

すべてのスポーツ競技において、
「勝つためにやる」というのは原理原則で、その通りです。
さらに、
「結果が重要」というのも、その通りです。

結果は出さないといけません。
ただ、「結果がすべて」となるのは違うと考えます。

今回は、ベスト8という目標、ベスト16突破という結果は出せませんでした。
ただし、ドイツ、強豪を破ってグループ1位で予選突破をしたという結果を出しました。
この結果を、どのように「結果を出した」と解釈するか、総括するかが重要です。

さらに、ここが難しいのですが、「結果」と同じくらい「プロセス」も重要です。
「プロセス」が良くても「結果」が残せなかったザッケローニ監督期のブラジルW杯の例もあるのですが、やはり「プロセス」は重要で、決して軽視するべきでないと思います。

今回、怪我人などの状況もあり、だから交代を随時行ったのか、前もってしっかり練ったのかは
分かりませんが、敷いた『戦術』がはまった、その結果勝った。
「よし、これでいいんだ、これで続けよう!」では成長も進歩もないです。
当然コレクティブな手法の結果ではありますが、コレクティブなあり方が小生からすると
『つまらない』やり方でした。
未来からのバックキャスティングで考えた時、
「W杯ベスト8」や「W杯優勝」などが、想い描く未来像の結果ではありますが、
そこに対する、『what to do』や『How to do』が見えないのです。
何をすべきか?どのように?が欲しいと思うわけです。
その上で、試合それぞれで戦術が相手により変容するのは当たり前です。

今回の大会前にそれがなかったので、批判的な意見が多かったわけです。
もちろん、本大会でドイツとスペインという強豪に勝ったことはすごいですし、
称賛です。ただ、それは以前から批判してきた人が鞍替えしたことにはなりません。
嬉しいのは嬉しいし、『でかした』とは当然思うでしょう。
プロセスがなかった分(あったとしても見えなかった)、余計に『やっと動いた』
というところでしょうか。
ただ、フォーメーションや選手交代の妙はあるにせよ、やるサッカーの
『キマリゴト』の徹底が見えなかったし、だからこそ、
選手間のイメージ共有ができていない感がありました。
要は、プロセスがなかった4年間を総括しないといけないと思うわけです。
どのようなサッカーを展開してW杯に臨むかという意図と実践です。
個々の選手は、野球の大谷将平さんのような『モンスター級なスター選手』はいませんが、
それでも能力は上がっていますし、素敵な選手だらけです。
ですから、良い方向に向かってほしいと思います。
良い方向とはなんでしょうか?
どのようなサッカーで挑むかを確立できるかです。
選手個々の特性によっても変容をしてもいいのですが、
「主体性」を持って挑んでほしいと思うわけです。
正解という明確なものがないからこそ、結果が正解になってしまう。
だからこそプロセスを進歩させてほしいと思います。

twitterより

twitterより

twitterより

twitterより

こんな意見をtwitterで見かけました。
同意見の方もいれば、逆意見の方もおられると思います。
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以上から、やはり、
コーチ側も世界の第一線で勉強や経験をしてきた人にしてほしいと考えます。
JFAがガラパゴスな頭、日本独特の鎖国的な頭で判断をしていると浮かばれない。

何にでも通じることとして、
『認知』→『判断』→『実行』
という原理原則があります。

さらにサッカーでは、この『認知』を
●ボール→●敵→●スペース→●味方→●ゴール
のプライオリティで行おうとも言われています。

現状のJFAをみてて思うことは、
この『認知』が、
『目の前の結果』=『●ボール』
『耳障りの良い取り巻きと世論』=『●味方』
しかできていないように思えてきます。

『●敵』はどうだ?
どんな『●スペース』がある?
どんな『●スペース』をつくろうとしている?
どんな『●スペース』ができそう?
『●ゴール』はどこにある?
の『認知』ができているのかな?と思ってしまいます。

マーケティングにおいても、『認知』がしっかりしていない中での
『判断』をしてしまうと、スカスカになります。
「敵を知り、己を知り、対象を知る」ことが、マーケティングの基本の3Cです。

しっかりとしたコーゼーションを行いながら、プロセスを大切にしてほしい。
プロセスを大切にし、主体性を持って臨み、各試合ごとにエフェクチュエーション的に
変容していければ一番良いと思います。

とはいえ、小生などが見えている部分は氷山のほんの一角にすぎません。
実際は、もっと深く、もっと絡み合った、複雑な仕掛けをされていると思います。

できれば、それが可視化できないまでも、何となくこうなんだな~と感じながら応援できれば
楽しいと思います。

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