2024年9月3日 更新

見たら得する!おもしろ店頭販促ディスプレイ特集!2024年第二十八弾

TRIAL長沼店 / AIヘアスタイルシミュレーション / ハガキ懸賞コーナー /学生ディスプレイ / 音響機器体験コーナー

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店頭観察特集

凡美社では店頭を常に観察している。
売場の変化は定点観察実施。売場の変化を追う。
そして各種店頭販促ディスプレイも追っている。

随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。

111 TRIAL

「TRIAL」長沼店!
九州に行かなくてもTRIALに行けるのは良い。
九州で作った会員証も使える。
スマートカートは、流石の使い心地。クーポン券も便利だ。
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『レジ』+『お買い物カート』=『レジカート』。

『レジ待ちのない買い物』ができるシステムである。

カートにリーダーがついていて、商品のバーコードを読ませてカートのカゴに入れる。
常に、現時点の買い上げ金額が表示されるから、今いくら分買っているかを頭で計算しなくても
いい。いつでもお買い物金額が見えて安心。
そのまま会計をすることもできる。

レジカートを使う人にだけ、商品のバーコードスキャンと同時にクーポンが発行される
システムもある。

万引き対策はどう成されているのだろうかが気になるところである。
万引き対策という課題を解決すべく”スキャン漏れ防止機能“を搭載した次世代型SSCを本格稼働させているとのこと。
 ”スキャン漏れ防止機能“とは、来店客がうっかりスキャンし忘れた商品がカートのカゴに入れられると自動検知し、カート上のタブレットにアラートが表示される仕組みとなっている。お客様は正しく商品をスキャンし直すことで買い物を続けることが可能になるという仕組みだ。
買い物DX、店頭DXである。

アメリカの店頭レポートでは、セルフレジが減少しているという報告があった。
face to faceの見直しや、雇用機会の創出、万引き防止のためなのであろうが、
日本の小売りシーンでの『セルフ買い物』の展開は、今後加速されるのだろうか、注目である。

112 ウィッグAR

ありそうで無かった、店頭でのウィッグのAR試着機。
試着の精度が高くてよくできている!
これ、喜ぶお客さん多いと思う!
顔もちょっと加工されて、ギャルっぽくなった。
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よくinstagramで美容院や床屋のカットのbefore→afterのアカウントを見るが、
好きな美容師さんのアカウントがある。
男性も女性もだが、特に女性のカット後の表情がすごく嬉しそうで、幸せそうで心が豊かになる。

店頭での拡張現実を使った価値体験の向上は、疑似的に「今自分にはない何かになれる」を
視覚で確かめることができる。しかも複数のバリエーションを試すことができる。
このAR什器は、ウィッグではあるが、次になってみたい髪型の参考にすることもできる。

このサービスは、スマホで簡単にできる試着サービスでもあるため、
美容院や床屋でもスマホやタブレットを使って展開できる。
「もっと素敵な自分を見つけることができる」かもしれない良いデジタル施策で、
それこそトランスフォーメーションできていると思う。

113 ハガキ応募は減少傾向

お店の懸賞ハガキコーナーも寂しくなった。
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キャンペーンの企画に携わっていると分かるが、如実にハガキ応募が減っている。

しかし、商品によっては、ハガキ応募が4割近くになったりもするため、
ハガキ応募を重要視しているブランドもある。

ただ、ハガキ応募だとアクティブな仕掛けができない。
web応募とのサービス格差をつけることはできないので悩ましかったりもする。

最近はキャンペーンの景品は、圧倒的にデジタルポイントが好まれる。
確かに選べるpayが一番使い勝手がいい。

114 学生手作りディスプレイ

書店のアルバイトの学生が作ったディスプレイ。
ディスプレイに愛がある!
そして、良いお店!
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店長さんが素敵な方なのだろう。
素晴らしい試みである。

凡美社では、桜美林大学のデザイン学科のゼミで、「プロモーション立案と店頭販促什器の製造」というセミナーを行っている。
左脳だけではなく、右脳も使い、『伝え方』、『見せ方』を考える合宿を2泊3日で行っている。
事前講義から詰め込んだ1ヶ月弱を学生さんには過ごしていただいているが、
みなさん活力を持って取り組まれている。悩みながら、考えながら、議論しながら、提案資料を作っている姿は素晴らしい。

115 音響機器の体験コーナー

音響機器の体験コーナー。
楽譜を置いて買い物客に歌わせようとするの、初めてのパターンではないか???
(楽器売り場にはよくある)
歌っている人見たい。
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ヨドバシカメラの歌、甲府バージョン?????!
今まで秋葉原verと梅田verくらいしか知らなかったが、色んな場所のバージョンがあるのか。。。

歌詞の出だしが「若者集まる 甲府には・・・」とあるのが、何かしら地方都市の意気込みというか、イメージ戦略があるような気がして面白い。

youtubeにあがっていたのでリンクを貼り付けておく。

ひとこと

「今ここには無い何か」
「ここではないどこか」

ドラマや漫画でよく使われる言葉である。

その商品の特徴USP(Unique Selling Proposition)を伝えることは必須として、
その商品でユーザーが得ることができる便益:CBP(Core Benefit Proposition)も
しっかり伝えることがコミュニケーションデザインには大切である。

拡張現実(AR)、仮想現実(VR)といったデジタル施策は、
CBPを訴求することができ、「今自分にはない何か」を目撃することができる。
「ここではないどこか」にも実際には行けないが、疑似体験ができる。

今現在は5Gの時代だが、
6G、7G時代になると、2018年に上映公開された「レディプレイヤーワン」のような
時代になりそうだ。
『超低遅延』『同時多動』『データ大容量処理』が進むと、バーチャル空間に雇用が生まれる。
リアルではない世界にアバターを作って、仮想空間が主体にもなる時代がくる。

「ここではないどこか」がデジタルの中にできていく。
「今自分ではできない何か」がデジタルの中で実現可能になる。

そう考えると、小生にとっては、2000年くらいのインフラがちょうどよかったのかもしれない。
などと考える。

了。

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bonbi GOSSIP 編集部 bonbi GOSSIP 編集部
   
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