2024年11月8日 更新

見たら得する!おもしろ店頭販促ディスプレイ特集!2024年第三十一弾

カップヌードル / 乗るだけライザップ / 踏み心地体感 / AIロボット / AI接客

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店頭観察特集

凡美社では店頭を常に観察している。
売場の変化は定点観察実施。売場の変化を追う。
そして各種店頭販促ディスプレイも追っている。

POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。

126 エモい出パッケージ

エモい思い出のパッケージを見てきた。
最近、パッケージで遊ぶ老舗ブランドが増えてきて、売り場が楽しい。
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カップヌードルが登場したのは、マクドナルド1号店が銀座にオープンしたのと同じ年。
意図的かどうかは分からないが、1972年の「あさま山荘事件」で山荘を包囲する警察官の非常用食料として「カップヌードル」が配られ、それを食べる様子がテレビ中継でくりかえし映し出された。それがきっかけで「カップヌードル」は火がついたように売れ、生産が追いつかなくなったそうである。
プロモーション話としては伝説の話である。
この非常食用の配布がプロモーション施策として画策されたものでないとしても、
企業としてのイズムが非常に好きである。奉仕や人助けが結果とんでもない広告効果を生み出した好例である。
ある意味One to Oneマーケティングでの製品発売を行っている今回の施策は、毎度良い意味でぶっとんでいる日清食品のプロモーションならではである。なかなかパッケージまでおとしめこめない。

さて、筆者のカップヌードルの思い出は、その食べた味やシチュエーションよりも、CMになってしまう。それが「エモい出」で、そのカップヌードルのCMを見ると胸がギューとなる。
一応紹介させていただく。

127 実感きわまる顧客体験

「乗るだけライザップ」
分かりやすい、ひと言商品訴求。
とりあえず、どんなもんかと試してみたくなる。
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「乗るだけライザップ」というコピー。
『ライザップ』自体が認知浸透しているためすぐに効果への理解につながる。
さらに、『乗るだけ』という言葉が簡単にそれが実現しそうという豊かな生活を感じさせてくれる。
USP(製品の強み)とCBP(顧客の便益)のどちらもしっかり伝えるコピーとなっている。
「靴のままお乗りください」というPOPも、とりあえずやってみようという試用を促進する配慮があるPOPとなっている。
バランスをとるための手すりを販促什器としてちゃんとつくっていて、顧客体験の向上が成されている。

128 分かり易い顧客体験

全然、踏み心地が違う。
なるほどな。
良いな。
この体験ツールもとても良いな。
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ただ素材サンプルを置いているだけで、顧客体験の向上が成されている。

129 電源が落ちているAIロボット

以前、仕事をさぼるペッパーくんがいたけど、
最近のAI接客ロボットも仕事さぼる。


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漫画やSF映画のように、いつかAIロボットにも権利が与えられ、労働基準法ができるのだろうか。

現状では稼働していないと店頭で演出している意味を成さない。

130  AI接客

バイトを確保できなかったため、AIが接客していた。
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サイネージやロボットを置くとまだまだ場所をとってしまうAI接客。
拡張現実との融合ができるようになると場所の問題は解決する。
パッケージに記してあるQRコードや何かしらのデザインをトリガーにwebARで説明員が出現。
現状だと拡張現実のエフェクト上でインタラクティブな思考されたやりとりができるかは
分からないが、何かしらのAPIコネクトやプラグイン技術でできるようになりそうだ。

スマホを使わないまでも、個人個人のスカウター(眼鏡)上に説明員が出現するようになる時代も近いと思う。

もしくは、一つの大型サイネージ上でメーカーやブランドを問わずカテゴリー商品全部の説明をするAI接客サイネージが登場するのも近いと思う。

ひとこと

小売店での顧客体験の向上にAI接客が今後どのように関わっていくか?という内容をAIに聞いてみたらおおよそ要約すると下記の通りだった。

●パーソナライズの強化:
AIは顧客の購買履歴や嗜好を分析し、個々のニーズに合わせた商品提案を行います。これにより、顧客は自分に最適な商品を見つけやすくなり、満足度が向上します。

●リアルタイムのサポート:
チャットボットやAIアシスタントが、顧客の質問や要望に即座に応答します。これにより、顧客は必要な情報を迅速に得ることができ、ストレスの少ないショッピング体験が提供されます。

●感情分析による対応:
顧客の表情や声のトーンを分析することで、AIは顧客の感情状態を理解し、適切な対応を行います。例えば、顧客が不満を抱えている場合には、迅速に問題解決に向けたサポートを提供します。

●インタラクティブな体験の提供:
AR(拡張現実)やVR(仮想現実)と連携したAI接客が進化することで、顧客はよりインタラクティブで没入感のあるショッピング体験を楽しむことができます。例えば、試着室でのバーチャル試着などが考えられます。

●オムニチャネルの統合:
オンラインとオフラインの顧客データを統合し、どのチャネルでも一貫した体験を提供します。AIは、顧客がどのチャネルを利用しても、同様のサービスを受けられるようサポートします。

●効率的な在庫管理:
AIによる需要予測や在庫管理が進むことで、顧客が求める商品を常に提供できるようになります。在庫切れを防ぐことで、顧客の不満を減らし、満足度を向上させます。

●フィードバックの活用:
AIは顧客からのフィードバックをリアルタイムで分析し、サービスや商品の改善に役立てます。顧客の声を反映した迅速な改善が可能になることで、顧客との信頼関係が深まります。

これらの要素を通じて、AI接客は小売店での顧客体験をより豊かにし、顧客の期待を超えるサービスを提供する重要な役割を果たすでしょう。

ですよね、という回答であったが、ふと思ったことがある。
インターフェイス(接客画面)を同じにして、「AI対カリスマ実演販売士」を行った場合、
どちらが販売実績を多くつくることができるか?である。

AIに、『ラポールスキル』を学ばせ、『ぺーシング』や『ミラーリング』や『バックトラッキング』を学ばせ、さらには、「現在」→「過去」→「未来」という会話で、相手の価値観を共有することができるディープラーニングが出来れば、カリスマ実演販売士と良い勝負になってくると思われる。

了。

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