店頭販促特集
凡美社では店頭販促の実態を常に観察している。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
引用 向坂文宏/POP広告研究家

POP広告研究家 向坂氏のXアカウントです。御覧ください。
2025年 第24弾
91 地域性とストーリーで売る
魚の形をしたボトルが特徴的なイタリアワイン「Pesce Vino(ペッシェヴィーノ)」が、広島ではカープ承認ワインとして売られている。
イタリアワイン「Pesce Vino(ペッシェヴィーノ)」は、その名の通り魚(ペッシェ)の形をしたボトルが最大の特徴。棚に並ぶだけで視覚的に目立ち、普通のワインボトルとは一線を画す。このデザイン性が、広島の“カープ推し”文化と見事にマッチしている。
広島エリアでは、このPesce Vinoが「カープ承認ワイン」として販売されている。
ボトルネックには「Carp」のロゴが堂々と入り、“鯉=Carp”のアイデンティティをそのままボトルで体現。
プロ野球のチームカラーと商品デザインを融合させることで、地元ファンの購買意欲をダイレクトに刺激する販促になっている。
単なるワイン販売ではなく、「カープを応援しながら乾杯しよう」というメッセージが、地域の熱量を販売力に変えている。観戦時のお供やギフト需要にも刺さる構成だ。商品デザインがストーリーを持つと、売場が一気に“地元の顔”になるという好例だといえる。
広島エリアでは、このPesce Vinoが「カープ承認ワイン」として販売されている。
ボトルネックには「Carp」のロゴが堂々と入り、“鯉=Carp”のアイデンティティをそのままボトルで体現。
プロ野球のチームカラーと商品デザインを融合させることで、地元ファンの購買意欲をダイレクトに刺激する販促になっている。
単なるワイン販売ではなく、「カープを応援しながら乾杯しよう」というメッセージが、地域の熱量を販売力に変えている。観戦時のお供やギフト需要にも刺さる構成だ。商品デザインがストーリーを持つと、売場が一気に“地元の顔”になるという好例だといえる。
92 「Real×Tech LAWSON」に行ってみた
ローソンとKDDIが共同で手掛けている「Real×Tech LAWSON」!
至る所にあるAIカメラ+サイネージ、お店の手伝いするロボット、アバターでの接客、遠隔のよろず相談ブース、などなど、、、。
これが未来のコンビニかは分からないけど、いろんなリテールテックが見られるのは面白かった。
至る所にあるAIカメラ+サイネージ、お店の手伝いするロボット、アバターでの接客、遠隔のよろず相談ブース、などなど、、、。
これが未来のコンビニかは分からないけど、いろんなリテールテックが見られるのは面白かった。
店内のあちこちに配置されたAIカメラやサイネージは、来店者の動きや売場状況をリアルタイムで可視化し、販促や在庫管理に活用できる可能性を見せている。
床を走る青いロボットが棚の整備や店内巡回を手伝い、接客はデジタルアバターが対応。未来感あふれるこの仕組みは、実用性よりも「こんなことができる」という可能性を体感させる狙いが見える。
オンライン相談ができるブースや、エンタメ性を盛り込んだ「ぽんぽこ占い」コーナーも設置されており、コンビニが単なる購買の場ではなく、体験や情報提供の場へ変わるビジョンがうかがえる。
生活者にとって、買い物とサービスが融合した新しい価値提案である。
床を走る青いロボットが棚の整備や店内巡回を手伝い、接客はデジタルアバターが対応。未来感あふれるこの仕組みは、実用性よりも「こんなことができる」という可能性を体感させる狙いが見える。
オンライン相談ができるブースや、エンタメ性を盛り込んだ「ぽんぽこ占い」コーナーも設置されており、コンビニが単なる購買の場ではなく、体験や情報提供の場へ変わるビジョンがうかがえる。
生活者にとって、買い物とサービスが融合した新しい価値提案である。
93 見切り品ではなく、応援される商品へ
かわいいフードロス対策のステッカーあった。
「賞味期限近い」とか「見切り品」とか書かれるよりもずっといい。
買った。
クリエーティブは社会問題を解決する武器だ。
「賞味期限近い」とか「見切り品」とか書かれるよりもずっといい。
買った。
クリエーティブは社会問題を解決する武器だ。
棚に並んでいたおにぎりに貼られた「たすけてください」ステッカー。
これがとても秀逸だ。
従来の「賞味期限間近」や「見切り品」という言葉は、どうしてもネガティブな印象がつきまとう。だが、このステッカーは“助ける”というポジティブな感情を呼び起こす。思わず手に取ってしまうし、買う理由がちょっと優しい気持ちに変わる。
涙目で訴えるキャラクターのイラストが可愛く、“商品に人格を持たせる”ことで購買動機が生まれる。
単なる値引きシールではなく、デザインのひと工夫が、購買行動に大きな影響を与えている。
こうした小さなクリエイティブの積み重ねが、消費者の意識や行動を変えていく。
「買わなきゃもったいない」から「助けてあげたい」に変換する発想力は、販促におけるデザインの真価を示しているように思う。
これがとても秀逸だ。
従来の「賞味期限間近」や「見切り品」という言葉は、どうしてもネガティブな印象がつきまとう。だが、このステッカーは“助ける”というポジティブな感情を呼び起こす。思わず手に取ってしまうし、買う理由がちょっと優しい気持ちに変わる。
涙目で訴えるキャラクターのイラストが可愛く、“商品に人格を持たせる”ことで購買動機が生まれる。
単なる値引きシールではなく、デザインのひと工夫が、購買行動に大きな影響を与えている。
こうした小さなクリエイティブの積み重ねが、消費者の意識や行動を変えていく。
「買わなきゃもったいない」から「助けてあげたい」に変換する発想力は、販促におけるデザインの真価を示しているように思う。
94 次回利用を促すリマインド効果
自販機に、予約POPあった。
初めて見た。
珍しい。
初めて見た。
珍しい。
自販機に「coming soon」の文字が踊る。新商品がもうすぐ追加されることを、POPでわざわざ知らせる仕掛けはあまり見ない。
普段、自販機は「あるものから選ぶ」だけの場所だが、こうした未来告知を入れることで、「次は何が入るんだろう」という期待感が生まれる。
既存の買い物体験に“わくわくする待ち時間”を付与するアイデアで、さらに、
「今は買わなくても次は試したい」という未来の購買行動をつくるようなPOPでもある。
自販機の前を通る人にとって、記憶に残るフックになると思う。
普段、自販機は「あるものから選ぶ」だけの場所だが、こうした未来告知を入れることで、「次は何が入るんだろう」という期待感が生まれる。
既存の買い物体験に“わくわくする待ち時間”を付与するアイデアで、さらに、
「今は買わなくても次は試したい」という未来の購買行動をつくるようなPOPでもある。
自販機の前を通る人にとって、記憶に残るフックになると思う。
95 見た瞬間に記憶に残る
ビッグダミーPOP。
デカいことは良いことだが、これはデカすぎる!
対ホンモノとの比率が過去最大級では!
圧倒的存在感!!
デカいことは良いことだが、これはデカすぎる!
対ホンモノとの比率が過去最大級では!
圧倒的存在感!!
「何だこれは?」と思わず見上げる視線誘導効果は、間違いなくトップクラスだ。
ここまでサイズを拡大すると広告が“空間演出”に変わる。
ただの消臭剤売場が、巨大プロダクトのモニュメントが鎮座する展示空間のように見える。こうなると、もう記憶に残らない方がおかしいレベル。
「大きく、しっかり効く」という製品特長が、この巨大POPによって直感的に伝わる。
“商品イメージ=インパクト”というシンプルなメッセージをサイズで証明している。
これは単なるデカさ自慢ではなく、販促メッセージの具現化と言えるかも。
了。
ここまでサイズを拡大すると広告が“空間演出”に変わる。
ただの消臭剤売場が、巨大プロダクトのモニュメントが鎮座する展示空間のように見える。こうなると、もう記憶に残らない方がおかしいレベル。
「大きく、しっかり効く」という製品特長が、この巨大POPによって直感的に伝わる。
“商品イメージ=インパクト”というシンプルなメッセージをサイズで証明している。
これは単なるデカさ自慢ではなく、販促メッセージの具現化と言えるかも。
了。
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企画づくり、現地調査、デザインと設計、製造と施工まで一気通貫して行います。
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