2019年4月2日 更新

桜美林大学と産学連携!「第2回ディスプレイ研修合宿」レポート2

今年も桜美林大学造形デザイン科の学生さんと産学連携の「ディスプレイ研修合宿」を行いました。今回は実際のワークショップの模様を記事化しました。

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学生さん達には、事前に講習を行い、店頭リサーチを行って頂きました。
さて、
・売り手の視点設計としての、4つの価値の抽出
・買い手の視点設計としての、ARCAS評価
をしっかりできたのでしょうか。

ワークショップ

製造現場見学

2月25日13時、学生さん達5名がボンビ大阪本社に到着されました。
ボンビ代表取締役社長の挨拶と今回の研修の概要を説明し、さっそく、今回の研修の目玉でもある製造現場の見学に向かいました。
自社工場、協力会社さんにご協力を頂き、スチール加工、塗装、インジェクション成型、紙器加工の実際の製造現場の見学させて頂きました。

ここからは店頭マーケティングにおける現状分析や仮説立てなどのロジックではなく、具現化の研修となります。

実際に考えたディスプレイなど、「モノ」がどうやって製造されるか、を見る機会はそうはありません。
紙製の立体構造物には印刷の後にも工程があり、木型をつくって、トムソン機での抜き作業があります。貼り作業もあれば、折り機で折るという加工もあります。
樹脂製品の場合は、板加工もあれば、金型を用いた成型加工もあります。
スチール製品に関しては、線材の曲げや溶接もあれば、板加工もあります。
それぞれの素材にはそれぞれに適した印刷手法や塗装手法があります。

素材の知識や加工の知識があってこそ、デザイン設計ができます。
テクスチャーなどの詳細を表現することができます。

やはり、現場を知るというのは仕事をしていく上では非常に重要なことです。
その部分を大切にしていくのはボンビという会社のイズムでもあります。
販促物デザイン

販促物デザイン

「どのように見えるのか?」
を常日頃から街中を歩き研究することも重要です。
当然ながら店頭からヒントを得ることが多いのですが、
建物の「デザイン・つくり」からヒントを得ることもあります。
公園のオブジェからヒントを得ることもあります。

素材と加工の融合で、「見え方」は無限に存在します。
素材知識や加工知識に基づいたデザイン的なセンスと、ロジック立ての、一気通貫した「モノづくり」が店頭ディスプレイのデザイン設計には必要になります。

ワークショップ 企画立案

5人の学生さんに2人と3人の2班に分かれて頂いて、それぞれ班で企画立案をしてもらいました。
制作課題は事前にオリエンテーションをしているので、それぞれが店頭リサーチに行き、組み立てた前段をそのままディスプレイデザインに落とし込んでいってもらいます。
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皆さん、さすがデザイン学科の生徒さんです。手書きのラフスケッチが巧いです。
イラストレーターやフォトショップもよく使えます。
置かれたイメージなどサイズを計りながら、デザイン設計は進みます。
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話込んで、「うーん・・・」と難しい表情をして、考えて、また話込んで、こだわればこだわるほど、思考の糸が絡まり、ぶつかり・・・・。
そんな中にも笑顔の一時があります。
どこかで折り合いをつけた共感なのか、ビシッと合致した共感なのか、意気投合して前進するのも企画の醍醐味です。
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時々、ボンビの企画室デザイナーの担当がアドバイスをします。
随時横にいて、質問にも答えます。ただし、主体は学生さん達です。
学生さんの自主性を重んじます。

煮詰まると、向坂先生も動きます。指南が入ります。
疑問は相談する、ぶつける、人の話を聞く、そして考えるという、とにかく動くことがワークショップには必要ですね。
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合宿2日目は1日中ワークショップで企画立案を考えてもらいました。

そして、合宿最終日の3日目、午前中はプレゼン準備に時間を使い、午後からそれぞれの班で
プレゼンをしてもらいました。
持ち時間は15分です。

プレゼン

プレゼン

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プレゼンの評価ポイントとしては、
・制限された空間サイズでのディスプレイ自体のデザイン形状
・テスターの陳列レイアウトとコピーやイラストの入れ方
・リサーチでの売り手の視点設計と買い手の視点設計の分解
・分析とキーメッセージの抽出とその表現
などになります。
一番良いのは、売場リサーチから組み立てた仮説とキーメッセージを表現する「媒体として店頭ディスプレイがデザイン設計されている」ことです。
様々な接続詞を駆使して一気通貫したロジックのディスプレイを企画することが重要です。
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試作作成へ ~仕様の打合せ~

プレゼンを終え、ボンビ社員から寸評を受けた後は、試作の打合せになります。

このディスプレイ研修は、試作を完成させて終了です。
考えたディスプレイが、実際に出来上がるという点が非常に好評を頂いています。

実際の仕事上での過程でも重要なこととして伝えたいポイントが、この仕様の打合せです。
前段のロジックとスケッチとプレゼン内容をいかに具現化するのか?
どういう見え方を想像できているか?
という重要な打合せになります。
ボンビスタッフは、学生さん達のプレゼンを聴き、意図している部分を汲み取り、
「であれば、ここはこういう素材で、こういう加工にした方がいいんじゃないかな」と具現化に向けたアドバイスをしていきます。

色々と企画を練ってスケッチに落とし込んだ結果、具現化できないものは意味を成しません。

実際の仕事では状況にもよりますが、それが、量産できる素材か、加工によって成り立つものかどうか、予算に合う仕様なのかどうか、なども考えてデザイン設計をしなければなりません。
試作の打合せ

試作の打合せ

合宿終了

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最後に記念写真を撮影して合宿終了です。
おつかれさまでした。
終った時の開放された学生さんの笑顔はいいですね。

合宿はこれで終わりですが、
研修はまだまだ終わりません。
試作を作って、学生さんに届けて、再度評価をして終了となります。
次回はその模様をレポートしたいと思います。

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