店頭販促特集
凡美社では店頭販促の実態を常に観察している。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
引用 向坂文宏/POP広告研究家

POP広告研究家 向坂氏のXアカウントです。御覧ください。
2025年第9弾
31 エンゲージメント高まる店頭プロモーション
ボールペン売り場の試し書きコーナーで、他国の「ありがとう」を書いてみるという企画は、とても素敵だと思う。
写真を見ると、実際に多くの方が様々な言語で感謝の言葉を書き込んでおり、この企画が来店客にとって魅力的な体験となっていて、顧客エンゲージメントの向上に大きく貢献している点が挙げられる。
単に商品を試すだけでなく、「ありがとう」というポジティブなメッセージを書き込むという行為は、来店客の感情に訴えかけ、ブランドや店舗に対する親近感を高める効果が期待できる。
特に、普段使うことのない外国語で書くという体験は、新鮮で記憶に残りやすく、SNSなどでの拡散も期待できるかもしれない。
商品の体験価値の向上も重要なポイントだ。
様々な言語で文字を書くことで、インクの色味や書き心地、ペンの滑らかさといった商品の特性を、より深く理解することができる。
特に、ゲルインクボールペンという商品の特性を考えると、その書きやすさや発色の良さを実感してもらう上で、多様な文字を書いてみるという体験は非常に有効だ。
この試し書きコーナー自体がアイキャッチとなり、来店客の足を止める効果がある。多くの「ありがとう」が書かれたボードは、活気があり、他の商品との差別化にも繋がるだろう。「記憶力UP!」というキャッチコピーと共に、書くことの楽しさや、このペンを使うことのメリットを間接的に伝えている点も効果的だ。
単に商品を試すだけでなく、「ありがとう」というポジティブなメッセージを書き込むという行為は、来店客の感情に訴えかけ、ブランドや店舗に対する親近感を高める効果が期待できる。
特に、普段使うことのない外国語で書くという体験は、新鮮で記憶に残りやすく、SNSなどでの拡散も期待できるかもしれない。
商品の体験価値の向上も重要なポイントだ。
様々な言語で文字を書くことで、インクの色味や書き心地、ペンの滑らかさといった商品の特性を、より深く理解することができる。
特に、ゲルインクボールペンという商品の特性を考えると、その書きやすさや発色の良さを実感してもらう上で、多様な文字を書いてみるという体験は非常に有効だ。
この試し書きコーナー自体がアイキャッチとなり、来店客の足を止める効果がある。多くの「ありがとう」が書かれたボードは、活気があり、他の商品との差別化にも繋がるだろう。「記憶力UP!」というキャッチコピーと共に、書くことの楽しさや、このペンを使うことのメリットを間接的に伝えている点も効果的だ。
32 衝動買いを誘発
店頭でのノベルティの展示。
これは欲しくなるだろ、、、
買ってもらうしかないだろ、、、
これは欲しくなるだろ、、、
買ってもらうしかないだろ、、、
直接購買動機付けになる施策である。
ポケットモンスターは本当にパワーコンテンツだ。
明確に「この商品を購入すれば、ピカチュウの可愛いアラームクロックが手に入る」という直接的なメッセージを消費者に伝えている。
これは、潜在顧客層だけでなく、ピカチュウというキャラクターに魅力を感じる層をダイレクトに購買へと繋げるための戦略である。
店頭では、ピカチュウのアラームクロックが目立つように陳列され、その可愛らしい外見が消費者の目を引く。また、「ここを押してね!」という吹き出しや、春らしい桜のイラストが添えられている点も、季節感と楽しさを演出し、消費者の興味を惹きつけるようになっている。
さらに、アラームクロックだけでなく、パッケージやPOPにもピカチュウが大きくデザインされており、店頭全体でピカチュウの世界観が演出されている。
このような視覚的な訴求力の高さは、 impulse買い(衝動買い)を誘発する可能性も十分に考えられます
ポケットモンスターは本当にパワーコンテンツだ。
明確に「この商品を購入すれば、ピカチュウの可愛いアラームクロックが手に入る」という直接的なメッセージを消費者に伝えている。
これは、潜在顧客層だけでなく、ピカチュウというキャラクターに魅力を感じる層をダイレクトに購買へと繋げるための戦略である。
店頭では、ピカチュウのアラームクロックが目立つように陳列され、その可愛らしい外見が消費者の目を引く。また、「ここを押してね!」という吹き出しや、春らしい桜のイラストが添えられている点も、季節感と楽しさを演出し、消費者の興味を惹きつけるようになっている。
さらに、アラームクロックだけでなく、パッケージやPOPにもピカチュウが大きくデザインされており、店頭全体でピカチュウの世界観が演出されている。
このような視覚的な訴求力の高さは、 impulse買い(衝動買い)を誘発する可能性も十分に考えられます
33 パッケージデザインでギフト感も演出
カインズの、猫好きの買い物客への売り場づくり「にゃINZ」。
猫に関係したグッズ多数。ターゲット層が狭そうだけど、意外とボリュームがあるのだろうか。猫好きは正義。
猫に関係したグッズ多数。ターゲット層が狭そうだけど、意外とボリュームがあるのだろうか。猫好きは正義。
シンプルで愛らしい猫のイラストが施されたパッケージ群がアテンション力を発揮している。
機能性商品であるはずの「ラップ」や「紙コップ」などの日用品が、まるで雑貨屋の“推しアイテム”のようにポップで洗練されたデザインに包まれて陳列されている。
一見すると実用性が前面に出がちな商品群が、ネコのグラフィックと統一感あるパッケージで、“買って嬉しい・誰かにあげたくなる”ギフトテイストに変貌。価格帯も200円台と手に取りやすく、つい「ついで買い」を誘発する戦略が感じられる。
下段には「にゃんこ限定」「にゃんこラップ」などの手書き風POPが設置され、“限定性”と“遊び心”を演出している。
ネコのアイコンは老若男女問わず親しみやすく、感性に訴えるディスプレイとなっている。
「ネコ×日用品」という意外性のある組み合わせが、売場でカインズ(ニャINZ)のブランディング力と企画力を見事に体現しており、実用性だけでは語れない“感情を動かす”売場作りになっていると思う。
機能性商品であるはずの「ラップ」や「紙コップ」などの日用品が、まるで雑貨屋の“推しアイテム”のようにポップで洗練されたデザインに包まれて陳列されている。
一見すると実用性が前面に出がちな商品群が、ネコのグラフィックと統一感あるパッケージで、“買って嬉しい・誰かにあげたくなる”ギフトテイストに変貌。価格帯も200円台と手に取りやすく、つい「ついで買い」を誘発する戦略が感じられる。
下段には「にゃんこ限定」「にゃんこラップ」などの手書き風POPが設置され、“限定性”と“遊び心”を演出している。
ネコのアイコンは老若男女問わず親しみやすく、感性に訴えるディスプレイとなっている。
「ネコ×日用品」という意外性のある組み合わせが、売場でカインズ(ニャINZ)のブランディング力と企画力を見事に体現しており、実用性だけでは語れない“感情を動かす”売場作りになっていると思う。
34 技術訴求型製品における理想的なPOP演出
LEDとアクリルを使用した、電子レンジの「ねらって赤外線センサー」機能訴求の電飾。
売り場で点滅する光線のアピール力すごい!
あと、最近の電子レンジ凄いな!!
こんなことになってるのか!!
売り場で点滅する光線のアピール力すごい!
あと、最近の電子レンジ凄いな!!
こんなことになってるのか!!
赤いライン状のLEDライトが放射状に伸び、【赤外線センサー】の動作イメージを視覚的に再現するというユニークな仕掛けが施されている。
「ねらって赤外線センサー」という言葉に加え、赤色レーザーライクなLED演出がまるで“測定ビーム”のように見えることで、機能の理解促進が直感的に行える点が秀逸。高機能な加熱技術を、言葉で説明するのではなく“光で見せる”ことで、わかりやすく伝えている。
“見て楽しい・わかりやすい・記憶に残る”3拍子が揃った販促表現になっており、技術訴求型製品における理想的なPOP演出の一つといえる。
「ねらって赤外線センサー」という言葉に加え、赤色レーザーライクなLED演出がまるで“測定ビーム”のように見えることで、機能の理解促進が直感的に行える点が秀逸。高機能な加熱技術を、言葉で説明するのではなく“光で見せる”ことで、わかりやすく伝えている。
“見て楽しい・わかりやすい・記憶に残る”3拍子が揃った販促表現になっており、技術訴求型製品における理想的なPOP演出の一つといえる。
了。
プロモーションコンサルティング | 販売促進の株式会社凡美社

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市場調査、売れるプランニング、webページや動画コンテンツの制作、キーメッセージやキービジュアル制作、キャンペーン企画、イベントプロモーション、キャスティング、コンテンツコラボレーション、ルートメディアプロモーション、店頭販促、店頭販促什器など、販売促進活動に関する様々な段階からお任せください。
インストア コンパス BONBIドットコム

店頭ツール&リテールマーケティング&販促施策のカスタマイズ販売サイト。 商品が売れるお手伝い、流通との商談をうまくいかせるお手伝い。 店頭販促、店頭販促物の企画依頼・相談は凡美社までお願いします。
紙製の販促什器、吊り下げ什器、スチール製の什器、樹脂製の什器、木工の什器、電飾什器、体感体験什器、各種POP、ノベルティ、店舗内装施工、イベントブース施工、ショップインショップ企画施工など、
企画づくり、現地調査、デザインと設計、製造と施工まで一気通貫して行います。
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