サッカー選手、イニエスタとは??
世界で最も有名なプロサッカークラブ「FCバルセロナ」が生んだ世界的サッカーの名手です。
FCバルセロナのクラブレベルでも、スペイン代表という代表レベルにおいても、輝かしい実績を持っています。
FCバルセロナのクラブレベルでも、スペイン代表という代表レベルにおいても、輝かしい実績を持っています。
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FCバルセロナでの実績
クラブで今まで獲得した主要優勝タイトルは、以下のようなものです。
クラブレベルで取れるタイトルはすべて、しかも複数回獲得しています。
〇リーガ・エスパニョーラ:9回 (2004-05, 2005-06, 2008-09, 2009-10, 2010-11, 2012-13, 2014-15, 2015-16, 2017-18)
〇スーペルコパ・デ・エスパーニャ:8回 (2005, 2006, 2009, 2010, 2011, 2013, 2016)
〇UEFAチャンピオンズリーグ:4回 (2005-06, 2008-09, 2010-11, 2014-15)
〇コパ・デル・レイ:6回 (2008-09, 2011-12, 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2017-18)
〇UEFAスーパーカップ:3回 (2009, 2011, 2015)
〇FIFAクラブワールドカップ:3回 (2009, 2011, 2015)
クラブレベルで取れるタイトルはすべて、しかも複数回獲得しています。
〇リーガ・エスパニョーラ:9回 (2004-05, 2005-06, 2008-09, 2009-10, 2010-11, 2012-13, 2014-15, 2015-16, 2017-18)
〇スーペルコパ・デ・エスパーニャ:8回 (2005, 2006, 2009, 2010, 2011, 2013, 2016)
〇UEFAチャンピオンズリーグ:4回 (2005-06, 2008-09, 2010-11, 2014-15)
〇コパ・デル・レイ:6回 (2008-09, 2011-12, 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2017-18)
〇UEFAスーパーカップ:3回 (2009, 2011, 2015)
〇FIFAクラブワールドカップ:3回 (2009, 2011, 2015)
スペイン代表としての実績
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代表としての優勝タイトルです。
〇2008年 - UEFA EURO 2008 (優勝)
〇2010年 - 2010 FIFAワールドカップ (優勝)
〇2012年 - UEFA EURO 2012 (優勝)
*UEFA EUROはヨーロッパ地域の代表を集めて4年に一度行われる王者決定戦。日本が参加しているアジアカップはアジア最強を決める大会です。
〇2008年 - UEFA EURO 2008 (優勝)
〇2010年 - 2010 FIFAワールドカップ (優勝)
〇2012年 - UEFA EURO 2012 (優勝)
*UEFA EUROはヨーロッパ地域の代表を集めて4年に一度行われる王者決定戦。日本が参加しているアジアカップはアジア最強を決める大会です。
プレースタイルと評価
過去の監督たちから、最高級の評価を得ている選手です。
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バルサ育成部門に所属するアルベルト・ベナイジェスは「彼はサッカー選手に必要なセンスの全てを兼ね備えている。特に優れているのは考えるスピード。また、ドリブルしながら相手をかわすことにかけては世界一だと思う。身体の接触があるプレーは基本的にダメだよ」と語った。
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は「完璧な選手だ。攻撃も守備もでき、得点することだってできる」と表現している。
FCバルセロナで彼を指導した経験のあるフランク・ライカールト監督は、「私は彼をウイング、セントラル・ミッドフィールダー、守備的ミッドフィールダー、ストライカーのすぐ後ろでプレーさせたことがあるが、どこでプレーさせても並はずれていた」と語っている。
スポーツライターの西部謙司は、「シンプルな最適解を叩き出せる達人」「(一つ一つのプレーにおいて)無理も無駄もない」「その判断や一挙手一投がサッカーと矛盾しない」ことから、「イニエスタはフットボールそのものである」と述べている。
イニエスタの年俸
FCバルセロナの年俸ランキングは以下の通り。
1位
レオ・メッシ
2,100万ユーロ(24億3,000万円)
2位
ネイマール
1,600万ユーロ(約18億5,000万円)
3位
ルイス・スアレス
1,600万ユーロ(約18億5,000万円)
4位
アンドレス・イニエスタ
800万ユーロ(約9億2,000万円)
今回の移籍先は中国か日本になりそうで、その報道も過熱しています。
J1:神戸の三浦SD「イニエスタ年俸、現実的ではない」 - 毎日新聞
獲得での「年俸32億5000万円報道」否定 サッカーのスペイン1部バルセロナを今季限りで退団するMFアンドレス・イニエスタ(33)の移籍先として、スペインの複数のメディアに報じられたJ1神戸の三浦淳寛スポーツダイレクターが9日、神戸市のノエビアスタジアムで報道陣の取材に応じ、イニエスタ獲得について
神戸すでにイニエスタ獲得へ年俸含め細部の条件交渉 - J1 : 日刊スポーツ
バルセロナを退団するスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(33)の獲得を目指すヴィッセル神戸が年俸を含めて諸条件の交渉に入っていることが9日、分かった。 … - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
さて、中国か日本にしても、現年俸の3-5倍は確実のようです。
中国企業にせよ、ヴィッセル神戸にせよ、そんなに大盤振る舞いして元が取れるものなのでしょうか??
中国企業にせよ、ヴィッセル神戸にせよ、そんなに大盤振る舞いして元が取れるものなのでしょうか??
ヴィッセル神戸にイニエスタが加入したら、年俸はだれが払うの?
日本のヴィッセル神戸にイニエスタが加入した場合、だれがどうやって巨額の年俸を資金繰りをするのでしょうか?
楽天、サッカーのヴィッセル神戸は1億5000万円の赤字で債務超過が目前 野球の赤字は5000万円 | ダイアログニュース
IT企業の楽天グループが経営するスポーツチームでは野球、サッカーが共に赤字だった。 プロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」を運営する株式会社楽天野球団とサッカーチーム「ヴィッセル神戸」を運営する楽天ヴィッセル神戸株式会社は4月10日、2017年12月期の決算を官報に公表した。 楽天野球団は5044万円の赤字(当期純損失)、楽天ヴィッセル神戸は1億5455万円(当期純損失)の赤字。会社として14期を迎えた楽天野球団は設立からの利益の累積が8773万円まで減少。同じく14期の楽天ヴィッセル神戸は設立時からの累積損失は6億5105万円まで拡大。 楽天ヴィッセル神戸は2018年12月期に1000万円以上の赤字を出せば債務超過に陥る。
直近の決算で1億5千万円の赤字、売り上げ規模は38億円前後と推定されます。そもそもイニエスタひとりと契約するだけで、30-50億という報道がされていますので、ヴィッセル神戸の総売り上げすら優に超えてしまうのです。
会社はもちろん売り上げがあって、原価があって、人件費も含めた販売管理費があって‥‥で運営されていますので、直近の決算を考えると、現在のスタッフ費用、プロモーション費用、スタジアム運営費、選手年俸総計で既に1億5千万円の赤字なので、イニエスタが一人加入すると、赤字が30億―50億増える計算になります。
会社はもちろん売り上げがあって、原価があって、人件費も含めた販売管理費があって‥‥で運営されていますので、直近の決算を考えると、現在のスタッフ費用、プロモーション費用、スタジアム運営費、選手年俸総計で既に1億5千万円の赤字なので、イニエスタが一人加入すると、赤字が30億―50億増える計算になります。
そして、Jリーグでは、債務超過となった場合、クラブライセンスの停止などの処分が下されますので、そろそろ債務超過になりそうなクラブに、イニエスタを獲得するなんて余裕があるはずもありません。
ですが、ヴィッセル神戸には他クラブにはない、もしくはより強力な打ち出の小づちがあるのです。それはヴィッセル神戸の親会社です。クラブ沿革を見てみましょう。
ですが、ヴィッセル神戸には他クラブにはない、もしくはより強力な打ち出の小づちがあるのです。それはヴィッセル神戸の親会社です。クラブ沿革を見てみましょう。
1994年6月30日株式会社神戸オレンジサッカークラブ設立
1995年6月1日株式会社ヴィッセル神戸に社名変更
2004年2月1日株式会社クリムゾンフットボールクラブに営業譲渡
2015年1月5日合同会社クリムゾングループから楽天株式会社に株式譲渡
2017年1月1日楽天フットボールクラブ株式会社に社名変更
2017年4月1日楽天ヴィッセル神戸株式会社に社名変更
元々、楽天代表の資産管理会社(合同会社クリムゾングループ)が親会社だったのですが、2015年より親会社が楽天に変更されています。となると、重要なのは現在の親会社の楽天グループの資金余力になります。親会社であれば、子会社であるヴィッセル神戸の債務超過を解消するための融資、増資が可能だからです。
直近での、楽天グループの資金余力を見てみましょう。
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2018年3月末の使えるコストを考えると
・現預金関連⇒7300億円超
・即時換金可能でないものも含めた総資産⇒6.5兆円超(金融事業の貸し出し含む)
イニエスタの年俸を仮に33億円、3年契約とすると99億円となりますので、楽天グループの資金余力からすると、全然平気な数字、ということが言えるかと思います。
・現預金関連⇒7300億円超
・即時換金可能でないものも含めた総資産⇒6.5兆円超(金融事業の貸し出し含む)
イニエスタの年俸を仮に33億円、3年契約とすると99億円となりますので、楽天グループの資金余力からすると、全然平気な数字、ということが言えるかと思います。
しかし、親会社からすると約100億円の投資をして、事業数値的に十分な見返りがあるのか、プロモーション効果などの付随効果は果たしてあるのか?という問題は残ります。
イニエスタ獲得のプロモーション効果は??
本サイトは、プロモーションについて考えるサイトですので、「事業数値的に十分な見返りがあるのか」はひとまず置いておいて、プロモーション効果が期待できるのかについて考えてみたいと思います。
楽天グループの事業ポートフォリオ
売上高の高い順で言うと、楽天市場などの国内EC、楽天銀行・楽天カードなどの金融、その他のインターネット・通信サービスで大きくは構成されています。特筆すべきは、グローバル流通総額に力点を置いて決算発表をしているところです。
*グローバル流通総額=日本だけではなく世界的にどれだけの扱い金額があったか?主にECを含む商取引仲介を指す
*グローバル流通総額=日本だけではなく世界的にどれだけの扱い金額があったか?主にECを含む商取引仲介を指す
金融事業は、日本国内での展開がメインですが、グローバル流通総額の数値に関連する事業はここ数年、ヨーロッパ・アメリカ・ブラジルなど他国でのEC展開なども増えています。現状大きく決算に貢献していなくても、ぜひとも伸ばしていくんだ!という強い意志が感じ取れます。
海外事業については、各々のサービスの会員数や扱い高の伸びを見ると、上手くいっている海外事業においては少しずつ数字が上向いているようです。
プロモーションタレントの活用法
プロモーションタレントは、大きく以下のような使い道が想定されます。
1.TVCMなど広告での活用
2.ウェブプロモーションでの活用
3.販促用POPや店舗什器等での活用
4.プレスリリース、パブリシティでの活用
1.TVCMなど広告での活用
2.ウェブプロモーションでの活用
3.販促用POPや店舗什器等での活用
4.プレスリリース、パブリシティでの活用
イニエスタと川平慈英の違い
プロモーションタレントとしての具体的な使い道を考えたとき、国内事業メインであれば、ジャニーズの嵐や女優の広瀬すずをキャスティングしたほうが対予算効果は高くなります。
また、そこまでのキャスティング費用をかけなくても、例えば楽天カードマンのようなエッジの効いた使い方をすれば川平慈英程度の知名度でも、イニエスタよりは十分に日本国内でのCM価値は高いと言えます。
イニエスタは、サッカー好きなら顔も名前も知っていますが、多くの日本人にとって顔も名前も知らない存在だからです。
ただし、グループ全体がグローバルで勝負する、海外売上比率を上げるという気持ちが強ければ強いほど、イニエスタのほうがタレントバリューがあるでしょう。
ヨーロッパやアメリカなどグローバルでは、イニエスタの知名度に、嵐も広瀬すずも当然のことながら敵いません。
また、そこまでのキャスティング費用をかけなくても、例えば楽天カードマンのようなエッジの効いた使い方をすれば川平慈英程度の知名度でも、イニエスタよりは十分に日本国内でのCM価値は高いと言えます。
イニエスタは、サッカー好きなら顔も名前も知っていますが、多くの日本人にとって顔も名前も知らない存在だからです。
ただし、グループ全体がグローバルで勝負する、海外売上比率を上げるという気持ちが強ければ強いほど、イニエスタのほうがタレントバリューがあるでしょう。
ヨーロッパやアメリカなどグローバルでは、イニエスタの知名度に、嵐も広瀬すずも当然のことながら敵いません。
イニエスタのプロモーションタレントとしての活用はどうなる?
獲得に成功したらという前提ではありますが、以下の用途が考えられます。
1.日本以外でのTVCMなど広告での活用
2.日本以外でのウェブプロモーションでの活用
3.日本以外での販促用POPや店舗什器等での活用
4.日本以外でのプレスリリース、パブリシティでの活用
高い年俸を払う代わりにタレント契約の一部を盛り込んでおくなどすれば、3年計約100億円はもしかしたら安くなるかもしれません。ただし、それには楽天海外事業それぞれのサービスのユーザー価値向上、より継続して使いたくなるサイトやアプリ上の工夫や仕組みの構築はかかせないでしょう。
サービスサイドの価値向上・仕組み構築にここ数年でめどがついたから、十分にプロモーションができる土台は整ったという判断があり、だからイニエスタの獲得を決めたということも可能性は大いにあるかと思います。
グローバル企業を目指す楽天グループにとっては、ここ3年で100億円という投資金額の見返りに、10数か国で、プロモーションタレントとしてイニエスタの活用ができたとすると、思いのほか安くつくのかもしれないのです。
1.日本以外でのTVCMなど広告での活用
2.日本以外でのウェブプロモーションでの活用
3.日本以外での販促用POPや店舗什器等での活用
4.日本以外でのプレスリリース、パブリシティでの活用
高い年俸を払う代わりにタレント契約の一部を盛り込んでおくなどすれば、3年計約100億円はもしかしたら安くなるかもしれません。ただし、それには楽天海外事業それぞれのサービスのユーザー価値向上、より継続して使いたくなるサイトやアプリ上の工夫や仕組みの構築はかかせないでしょう。
サービスサイドの価値向上・仕組み構築にここ数年でめどがついたから、十分にプロモーションができる土台は整ったという判断があり、だからイニエスタの獲得を決めたということも可能性は大いにあるかと思います。
グローバル企業を目指す楽天グループにとっては、ここ3年で100億円という投資金額の見返りに、10数か国で、プロモーションタレントとしてイニエスタの活用ができたとすると、思いのほか安くつくのかもしれないのです。