25歳女がキラキラのグリッターを買うまで…♡

私のカスタマージャーニー

私って普段どうやって買い物しているのだろうか…

店頭販促の広告会社に入社し早4年、これまで商品ジャンル問わず様々な販促物に携わらせて頂いたが、ふと思ったことがある。

自分の買い物を客観視したことがない…

金遣いが荒い私は毎週末何かしら購入しているのだが、なぜ自分が数ある商品の中でソレを選んだのか、しっかりと考察したことがなかったのだ。(こんな事言ったら怒られるのだろうか…)

しかし、自分の行動を観察するなんて、ちょっと面白い。やってみよう。

そんな動機から始まった私のカスタマージャーニー！始まり始まり〜🖖

via pixabay.com

キラキラのアイシャドウが欲しい！

早速だが私はキラキラのアイシャドウが欲しい。

私にこの物欲を湧かせたのはアパレルショップのお姉さんだった。
2m以上離れたところからでもハッキリ見える瞼に輝くキラッキラのラメ。
可愛すぎ。欲しい！

（物欲が沸いた瞬間だ！！さてどうする私！）

最初にとった行動は…若者恒例SNSリサーチ！もはや体に染みついているこの行為。
検索方法もお手のもので、まずはツイッターで『キラキラ　アイシャドウ』『ラメアイシャドウ』『グリッター』などなど
ヒットしそうなワードを検索してバズっている商品やリアルなレビューを漁る。

最近の美容商品の購買行動でよく言われるULSSAS。
UGCで認知し、共感を得て（Like）、タグ検索(Search）をして、さらに深堀り検索（Search）をして、買って（Action）、共有する（Share）。なるほどだ。

～ちなみに以下の特徴の物を狙い中～

・自称イエベに似合う色味
・すぐに乾燥してポロポロ取れるのはNG
・時間が経つと二重線に溜まるのはNG
・できればプチプラ

しかし思い通りの物は見つからず、お次インスタへハシゴ。

こちらも同じ様に色んな単語を検索するのだが、ツイッターと違うのは＃(ハッシュタグ)の投稿数が一目瞭然な点。

“＃投稿数が多くてその中でも上位にヒットする商品はなんか安心感あるし良さそう“

安直な感覚のままにレッツ検索

＃キラキラアイシャドウ　5千件　ちょっと少ない
＃ラメアイシャドウ　1.1万件　１万台乗れば安心！
＃グリッター　15万件　　⇦圧勝！！

ここからは良い商品に出会うまでひたすら投稿を見漁る。
個人的に＃PR投稿は信頼できないのでスルーしつつ、
～余裕で30分経過～

選ばれたのは…韓国コスメ！

選ばれたのは…やっぱり韓国コスメ！
中でも狙うはロムアンドかぺリペラのグリッターパレット！！

via rom&nd / 00LIGHTGLITTERGARDEN

via peripera/ソルティッドシュガープラム

これでもかというほどのラメでどちらもお目当てドンピシャ。しかもモデルさんや世界観が可愛いし透明感がすごい！

私ってどこで買い物してるの？

大方、製品の狙いが定まったのはいいが、所詮画面越し。このままポチる（ECので購入する）のはちょっとリスキーだ。
百聞は一見に如かず、店舗に行こう。

やってきたのはココ、新宿のアインズ＆トルペ！

2022年10月に大阪から東京に転勤で引っ越して来て、行ったことはないお店なのだがYoutubeでよく紹介されているし、ここならきっとあるだろうのノリで。

入った瞬間からコスメ天国臭プンプン！入り口には今SNSでバズっている商品がズラリ！

でも寄り道していたらキリがないのでとりあえずお目当てのアイシャドウ探し。
韓国コスメと言えばパステル調のイメージにおびき寄せられて・・・
発見！！

可愛い！！（想像通りのキラキラ感でこの瞬間買いが決定してテンション上がる）

周囲にもたくさんグリッターはあったがこの2種に勝るものはなく
色味、値段、テクスチャー等の比較検討開始。

正直品質は両者とんとんで問題なし、
ただロムアンドは色数が多く惹かれるがお値段がぺリペラの4倍の4000円...
ネットなら安いかとアマゾンをみると1000円オフだったがそれでも高いし
何より今この瞬間に手に入れたい…

ここで勝負あり！金欠物欲女ぺリペラを購入！！！

金欠物欲女、ペリペラを購入

因みにこの後購入品をSNSに載せることはありませんでした。
（もっと年齢が若かったりデパコスだったら載せてたかも…）
ということで、これにて私のカスタマージャーニー/グリッターVer終了！

店頭販促物の影響は？

今回の自分のカスタマージャーニーを広告業界の人間として考察をすると、
ほぼ狙いが定まった状態でのスタートだった為、店頭での販促物が購買行動のきっかけにはならなかった。

しかし、今回のポイントは入店から商品を見つけるまでのスピードとその商品が置かれている什器のデザインにあったように思う。
私はあらかじめSNSによってその商品のデザイン性や世界観を知っている為、自然とそれっぽいものがないかと探し、直ぐに見つけることができた。そしてその什器が衛生面やデザイン性といった期待を裏切らなかった。それだけ、店頭什器は購入経験価値(コト消費)を左右するものとも言えるのではないだろうか。