マーケティングミックスってなに?
マーケティングミックスとは、1960年代以降出てきた概念で、マーケティングに必要な個別要素(例えば製品内容、価格、流通手法)を、洗い出し、それら要素をどのように定義し、実践していくか、ということを決める、という考え方を指します。
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マーケティングミックスが登場してから数十年も経っています。いろいろなマーケティングの本やマーケティングに関わる授業にもマーケティングミックスは必ず登場します。それほど有名なフレームワークです。多くのマーケターは当然、マーケティングミックスについて知っていることでしょう。
マーケティングミックスの歴史
製品計画、パッケージング、価格、ブランディング、流通経路、製品陳列、人的販売の量と質、付加サービス、販売促進の手段の量と質、市場調査の種類と質、広告の量と質、など、マーケティングにかかわる要素は多岐にわたる中で、どの要素をまず決めて、マーケティングを行うべきかは、古くから議論されてきました。
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1960年代に「製品」、「価格」、「プロモーション」、「流通チャネル」にまずフォーカスすることが重要という、いわゆる4Pという概念が登場しました。
売り手側から買い手側への論点変更=4C
1993年、ロバート・ローターボーンによって、買い手側の視点による「4C」という分類がされるようになりました。売り手側の視点であった4Pを、買い手側がどう思うかという観点に置き換えたものです。このタイミングから、大量生産したものをより多くの人に届けるという考え方から、そもそも消費者が欲しいモノを逆算して組み立てるという考え方に移っていく企業が増えてきました。
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4P 4C
・製品(Product)=顧客価値(Customer Value)
・価格(Price)=顧客にとっての経費(Cost)
・プロモーション(Promotion)=顧客とのコミュニケーション(Communication)
・流通(Place)=顧客利便性(Convenience)
・製品(Product)=顧客価値(Customer Value)
・価格(Price)=顧客にとっての経費(Cost)
・プロモーション(Promotion)=顧客とのコミュニケーション(Communication)
・流通(Place)=顧客利便性(Convenience)
マーケティング戦略を考える順番と、マーケティングミックスの位置づけ
マーケティングミックスは、マーケティング戦略全体のプロセスのなかでは、「戦略をいかに実行していくか?」という下流の工程にあたります。マーケティング戦略の用語のなかには、「4P」や「4C」のほかにも、「3C」や「STP」などが出てきてややこしいので、一連の流れを説明します。
マーケティング戦略の立案法
戦略をたてるうえでのセオリーとしては、はじめに自分たちが置かれている環境を分析します。「市場」(Customer)「競合」(Competitor)、「自社」(Company)の3つの観点から分析するので、「3C分析」といわれます。
次に、「STP」ですが、「セグメンテーション」(Segmentation)「ターゲッティング(Targeting) 「ポジショニング」(Positioning)の頭文字を取った略語となります。それぞれを決めていくことで、市場のなかのどの顧客に標準を合わせるか?が絞られていきます。
次に、「STP」ですが、「セグメンテーション」(Segmentation)「ターゲッティング(Targeting) 「ポジショニング」(Positioning)の頭文字を取った略語となります。それぞれを決めていくことで、市場のなかのどの顧客に標準を合わせるか?が絞られていきます。