2022年12月21日 更新

2022年に配信されたNETFLIXドラマ 面白かったドラマ5選!(ボンビゴシップ編集者が選ぶ)

今年も色々なドラマや映画がNetflixで配信されましたが、ボンビゴシップ編集者が自分の好みで“おもしろかったドラマ”を5つ選びます!

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今年(2022年)配信されたNETFLIXドラマ、面白かったドラマ5選!

今年配信されたNETFLIXで観ることができるドラマの中で、編集者が観た作品に限りますが、
‟おもしろかったドラマ”を5つ選んで、ネタバレしない感想とともに紹介をしたいと思います。
最初に断っておきますが、選んだ5つに順位はありません。
あくまでも個人的に面白かったと思う5つの作品を選びました。
5つに絞ると結構迷いましたが(笑)。
もし共感してもらえたら嬉しいですし、観たいと思ってもらったら嬉しいです。

① ピーキー・ブラインダーズ

コロナ禍や悲しい別れを乗り越えて実現したシーズン6

主演はキリアン・マーフィー。
他にも、有名な俳優トム・ハーディーが『ぶっ飛んだ役』で出演、
そしてよくあるNetflixドラマランキングなどで歴代1位のクイーンズ・ギャンビットで主演の
アニャ・テイラー=ジョイなんかが出演しています。

2013年から始まったドラマですが、
キリアン・マーフィー演じるトミーシェルビーがとにかくカッコいいです。
色々と葛藤を抱えながら、知恵と行動力で窮地を脱していく姿がたまりません。
碧い瞳を持つキリアン・マーフィーの表情にハッとなる瞬間があります。

第一次世界大戦後、イギリス、バーミンガムのギャングがのし上がっていく話です。
ピーキー・ブラインダーズというギャングは19世紀のイギリスに実在したそうで、
ハンチングにカミソリを縫い付け、武器として使っていたそうです。
ドラマの話はフィクションであり関係ありません。

ちょうど共産主義が台頭してくる時代でもあり、さらにナショナリズム化をしていく
時代でファシズムが台頭してくる時代背景の中、
イギリスギャング、イタリアマフィア、アメリカギャングや
チャーチルと渡り合っていくトミー・シェルビーと仲間達の話で、
2022年にファイナルのシーズン6が配信されました。

コロナ禍でずっと撮影が中止となり、2年遅れくらいで配信となりましたが、
その間に超重要人物役だったヘレン・マックロリーが果敢な癌との闘病の末
亡くなりました。ピーキー・ブラインダーズファンとしては、非常にショックで、
ストーリー自体もどうなるのか?続くのか?という懸念はありましたが、
何とかシーズン6は放映されました。

ファッションや髪型にも引き込まれる

ストーリー以外にもファッションに注目をすると面白いです。
さすがブリティッシュ。トラディショナルな感じのビシッとしたスーツの着こなし、
ベストの着こなし、懐中時計の使い方がカッコいいです。
さらに髪型が特徴的でピーキー・ブラインダーズの面々はとにかく刈り上がっています。

最近のヨーロッパや南米の『刈り上げ』や『フェードカット』ブームの走りは、
ラグビー選手達からだと言われていますが、小生としては、
ピーキー・ブランインダーズが火付け役なのではないかと思っています(笑)。
今回のサッカーW杯でも、ヨーロッパ、南米の選手は見事にみんな刈り上げフェードカットでした。
これは前回の欧州選手権(ユーロ)でもそうで、前回のW杯でもそうでした。
トレンドが長く続いています。

また、女性のファッションもシーズンが進むに連れて素敵になっていきます。
のし上がっていくにつれて、ココシャネル風になっていく服装もカッコいいです。
当時の時代が反映されています。
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② 還魂

少年ジャンプ漫画のようなストーリーが入っている

世界を席巻している韓流ドラマですが、
還魂も面白いドラマです。
気を使う技や剣技を習得し成長していくストーリーでもあるので、
少年ジャンプ漫画の要素が入っているドラマでもあります。
そこに微妙に絡む人間関係と善悪の戦いと、時代を経た再会が複雑に重なり合います。
設定の妙というか、脚本が秀逸というか、面白いドラマです。
描写もCGをフルに使った戦闘シーンがあります。
時代劇風とはいえ、『架空の国という設定での昔話』という形なのでファンタジー世界と
して観ることができます。
時代劇が好きではない人も観やすいかと思います。

でも、メインは恋愛ストーリーです。
ここもしっかりキュンキュンさせるのが韓流ドラマです。

多様性の時代に適切ではないかもしれませんが、
男性目線でも女性目線でも楽しめるドラマではないでしょうか。

イ・ジェウクとチョン・ソミンが主役です。

笑わせ要素も多い

シリアスなドラマであるのですが、『笑わせる』シーンも多く楽しむことができます。
そもそも登場時にシリアスな渋い役だったキャラが、結構なお笑いキャラに
なっていくのですが、そのキャラと他のキャラ含め、
主人公二人以外の登場人物達の恋愛模様も笑えて面白いです。
現在、シーズン2が配信中です。
土日に配信されるため、ぶつ切りにはなりますが、シーズン2になると
シーズン1がすごく強調されるというか、生きてくるというか、
当たり前のことですがすごく実感します。
『面白さ』でいうと2022年度配信では1位のドラマかもしれません。
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③ ストレンジャー・シングス

みんな成長した

「GODZILA キング オブ モンスターズ」や「GODZILA vs. KONG」に主要な役で
出演しているミリー・ボビー・ブラウンが主演の傑作ドラマです。
シリーズ1が配信された2016年では、この主人公や周りの仲間はまだ子供でした。
それが、シーズン2、シーズン3と進むにしたがい成長をしていきます。
2022年に配信されたシーズン4では、もう高校生になっています。

話自体は、ホラー&オカルト&サスペンス&ファンタジーという要素が入っていますが、
子供達と、その子供達を理解するちょっと年上のお兄さんやお姉さん、
そして、その子供達を理解する大人達が合致していくストーリーです。
それぞれの主要キャラクターの状況や環境があり、それが複合的に重なり、出会い、
そして伏線が回収され一つになっていく様が非常に面白いです。
得体が知れない『ストレンジャーシングス』への畏怖や恐怖もつきまといます。
どこかで、「観た記憶を消して、最初からもう一回観たい」なんて感想の記事が
ありましたが、それくらい面白いシリーズです。

80年代が好きな人にはたまらない

これは40代50代の人にしか染みませんが、
制作陣が1980年代好きな人達だそうで、設定が80年代で、さらに80年代の
映画をパロディした動きやセリフ、音楽が色々と出てきます。
『学生ノリ』、『自転車』、『保安官』、『空き地』など、
あ、あの映画・・・と思うシーンが多いので余計にグッときます。
『ものすごくアメリカンしている』という表現になってしまいますが、
小生が幼少の頃映画で観ていた好きなアメリカ感があり、はまってしまいます。
ノリ、テンポ、ジョーク、なんかも良く
「あ~80年代っていいな~」と思いながら観てしまいます。
「スタンド・バイ・ミー」「グーニーズ」「バタリアン」「ネバーエンディングストーリー」
その他色々、そんな感じです。

あとなんといっても、ドラマのオープニング映像と曲が好きです。
なにか得体の知れない感じがありながらカッコいいです。
小生はこの「ストレンジャー・シングス」と「ゲーム・オブ・スローンズ」の
オープニング映像はyoutubeでたまに視ます。

そんなシリーズの最新作のシーズン4がこの夏にありました。
こちらもおススメです。
7月から渋谷のPRONT渋谷フクラス店でストレンジャー・シングスとコラボした企画をやっています。たまに前を通りますが、まだ入ったことはありません。。。
12月28日までなので、ファンの方は行ってみてください。

④ マニフェスト

現れる

2018年から始まったドラマで、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「フォレストガンプ・一期一会」などの監督であるロバート・ゼメキスが製作総指揮を務めています。

ある日搭乗した飛行機が着陸をすると、5年半経っていた・・・。
というところからストーリーが始まります。
この飛行機に搭乗をしていた人は、「呼びかけ」という神の指示が聴こえたり、見えたりするようになります。
その指示に従うのか、無視をするのか。
その結果、どういう事態が起こるのか。

搭乗者以外の人は、突然失踪した飛行機が5年半ぶりに突然現れたわけですから、
それはもう信じられない状態です。
5年半の時というのは結構永い。
その時間で色々と変化している周囲と、5年半を瞬時に超えた搭乗者達の
様々なドラマが繰り広げられます。
少し宗教チックではあるのですが面白いです。
そんなマニフェストのシーズン4が秋に配信されました。

マニフェストというと、政治家や政党の政策に対する『公約文書』と思いますが、
動詞訳は『現れる』という意味です。
兆候・霊的などが現れるという意味もあります。

どのような結末になるのか

シーズン4パート2が2023年4月から配信されるとの情報がありますが、
もう少し続くみたいです。

この話は『超常現象』や『神の啓示』が話の軸となっています。
その上でファンタジーな物語ではなく、現実的な物語でもあります。
この『超常現象』や『神の啓示』がどういうことだったのか?
という結末がどのように描かれるのか?
が非常に気になるドラマです。

以前NHKのEテレで「モーガン・フリーマン 時空を超えて」
という科学ドキュメンタリーが放送されていましたが、
この放送にも、神は存在するのか?などのテーマがありました。
『運命か?自由意志か?』というテーマもありました。
この「時空を超えて」も再度観てみたいです。

⑤ First Love 初恋

脚本がしっかりしている

数年前から「宇多田ヒカルの歌インスパイアで作られるドラマ」ということで注目をしていました。
すごく美しいドラマでした。
主人公の年代設定の少しだけ上の小生は、経てきた時代も重なるため共感ができる部分が
多かったので楽しめました。

さすがNetflixでつくるドラマは脚本もしっかりしているし、予算がかけられるから
全く異次元の日本ドラマを観た感じでした。
俳優さんたちもすごく良くて、宇多田ヒカルさんの歌とも相まって
余韻が1週間ほど続きました。

配信記念プレミアムイベントでの満島ひかりさんの言葉、寒竹監督の言葉に
すごく想いがこめられていて、日本の映画やドラマエンターテインメントが進化するような、
そんな気がするドラマでした。
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プロモーション施策やコミュニケーションデザインに通ずる

what to say と how to say

以上、5つのドラマを紹介しました。

面白かったり心に残る作品に共通するのは、
当然のことながら『脚本が非常にしっかりしていて素晴らしい』ということです。
そして、そこに『描写や演技、技術や編集』が素晴らしいからこそ感銘を受けます。

これは、プロモーション施策やコミュニケーションデザインも同様です。

プロモーションは、『商品が売れるためのストーリーづくり』を
しっかり考えることが重要です。
そして、『ストーリーのより効果的な展開』を考えなければなりません。

コミュニケーションデザインは、『何を言うべきか』を
しっかり考えることが重要です。
そして、『どのように言うか』をデザインします。

『what to say』と『how to say』、
どちらも欠けてはダメで、どちらも重要です。

ドラマや映画、観劇などを観ることは、
感性を磨きながら、モノづくり、コトづくりなどの勉強にも
なっていると思います。

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bonbi GOSSIP 編集部 bonbi GOSSIP 編集部
   
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