2019年9月3日 更新

注目を集めるプレスリリースランキング(2019年8月)

ここ1ヶ月ではどのようなプレスリリースに注目が集まったのでしょうか?SNSでもバズりそうなネタが増えてきた傾向が見受けられます。

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SNSでも話題になりそうなプレスリリース

ここ最近、いわゆるプレスリリースの「定型」ではなく、「変化球」、「亜種」とでも表現できるようなものが増えている印象があります。

・「起、承、転、結」を意識し、簡潔にまとめる
・5W1H(何を、いつ、どこで、誰が、なぜ、どうやって)を中心にまとめる

上記2つは、広報の教科書的な書籍にもよく出てくる、プレスリリースの書き方における、原理原則のようなものですが、それらを完全に無視するということではなく、SNSユーザーが興味を持ちやすい部分だけ強調したり、深堀したりといったプレスリリースが増えている印象です。

ここ1ヶ月のPrtimesのプレスリリースランキングを振り返ってみましょう。

1位のプレスリリース

このプレスリリースの場合、リードこそ、「起承転結」と「5W1H」を意識し、取りまとめられていますが、その後の本文は、写真付きのイベント紹介ブログを見ているような感じで、展開されています。

プチイベントでは、「マンガUP!」の大型広告を掲出した新宿メトロプロムナードにて、広告キャラクターを務めるコウメ太夫さんが警備員に変装して登場し、通行人に対して“ドッキリ”を行いました。“混乱を避ける”という条件を守りつつも、“本人バレ”スレスレを狙った様々な言動が、通行人の注目を集め、SNS上でも話題になりました。
コウメ太夫さんが登場している大型ディスプレイ広告の前で、ノーメイクの本人が警備員姿をしつつ、たまに持ちネタの顔真似をしたり、「チックショー」の声を出したりするなどして、気づいた人たちが少しずつ集まり人だかりになっていくという、現場だったようです。

TBS系の「モニタリング」の演出にヒントを得たような、イベント企画だったのかもしれません。
この手のプレスリリースだとすると、確かに真面目一辺倒ではなく、リードだけは形式に沿いながら、イベントの臨場感を写真とキャプションを中心に時系列で伝えるほうが確かに、わかりやすいかもしれませんね。

2位のプレスリリース

このプレスリリースでは、リードもシンプルに、キャンペーンの販促チラシを前面に押し出し、こだわった商品を前面に押し出しています。

チキンカツ丼の「タレ」が、生姜から揚げ?!

待望のSUPER HUNGRY SALE第2弾は、チキンカツ丼に生姜の風味が食欲そそる生姜からあげだれ(※)をかけることで「チキン・オン・ザ・チキン」そう、鶏づくしでボリューム満点に仕上げました。マヨネーズで味変も!
今回は、もっとチキンを食べたい!というHUNGRYな方のために、プラス税込価格108円でから揚げ大盛(2倍)をご用意しています。心ゆくまでチキンをお楽しみください。
もちろん、お弁当もできますのでお持ち帰りいただき、ゆっくりとお楽しみください。

※生姜からあげだれ:生姜たっぷりのたれを絡めた「からあげ」をチキンカツに「タレ」としてかけました。
まさかのチキンカツ丼の上に「生姜ダレを絡めたから揚げそのもの」を「タレ」に見立ててかけるという、聞いただけでお腹がいっぱいになりそうな商品でありますが、確かに、斬新といえば斬新な商品企画といえるのではないでしょうか。
このプレスリリースでも商品のパンチをメインに、定食や丼ものの写真を中心に展開しています。商品企画にパンチがあり、斬新であれば、写真メインで訴求することができるという好例と言えるのかもしれません。

3位のプレスリリース

出版社の株式会社朝日新聞出版のプレスリリースですが、すでにリード文すら定型のプレスリリースとは異なった手法を採用していました。
「インスタ映え」写真、見飽きました。この言葉が2017年の流行語大賞に選ばれてから1年半以上。どこかで見たことがあるような写真ばかりが並び、写真家の方々からも、必ずと言っていいほど「レタッチしすぎ」という声があがります。「自然」を撮っているのに「不自然」に見える。そこで「アサヒカメラ2019年9月号」では、氾濫するレタッチしすぎの劇的写真に警報を鳴らすため<風景写真があぶない! 「レタッチしすぎ」の罠>と題した渾身特集を組みました。ご期待ください。
プレスリリースのリード文です。
「強い問題定義から入る」=PRでも重要なストーリー組み立ての方法のひとつですが、過去に多くのプレスリリースを受け取り、定型手法が染み付いているはずのマスコミの一社であるはずの株式会社朝日新聞出版がここまで王道から外していく表現をしているのにはびっくりしました。

いいね!数は3,340(9月2日現在)。これは、ここで取り上げた1位のプレスリリースの5倍強の数字です。盛りすぎ、レタッチし過ぎというインスタ映え写真が跋扈しているという強い問題定義から、「適正なレタッチとは?」という「アサヒカメラ2019年9月号」で取り上げる特集に目線を引き寄せていきます。
主題から一気に注目させたいネタに引き込む強さは、マスコミならではの手法とも言えるでしょう。また、この形式は、プレスリリースなどのいわゆる発表情報や開示情報の形式をとらず、社会問題定義し、記事の元ネタを提供するニュースレターの手法に近いといえるかもしれません。
prtimesのように、メディア関係者のみならず、不特定多数のユーザーが見ているプレスリリース配信プラットフォームを活用する場合、このような事例も参考になるのではないでしょうか。

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