2017年9月1日 更新

3分でわかる!ネット時代のセールスプロモーション

セールスプロモーション、広告業界では、古くから使われている言葉です。ネット時代にはどうあるべきでしょうか?

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セールスプロモーションって言葉、一体ナニ?

セールスプロモーション、広告業界では、古くから使われている言葉です。商品の販売促進を意味します。
実は、一番言葉の定義が曖昧で、時代によってその言葉の意味、受け取り方が異なりうる、単語と
いえるのではないかと思います。
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ある識者は、「一般にセールス・プロモーションは、製品やサービスの購入ないしは販売を促すための短期的インセンティブを与えるものと考えられる。」と定義していますが、短期的インセンティブを与える活動、と決めてしまうのもどうなのか? という問題があります。
 
 また、そもそも、広告のように、掲載されているもしくは放送されている媒体の中で展開されている広告を見て、100人中100人が「これって広告だよね!」 というように認識しにくいという問題もあるのではないでしょうか?
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 いわゆるマーケティングの4P<プロダクト(商品)、プレイス(販売場所)、プライス(値段)、
プロモーション>の中の、プロモーション活動の中で、広告、PR、人的販売を除いたすべての活動、
という表現がしっくりくるような気もします。

 それだけ、広告やPR、もしくは販売手法が時代によって変化することで、あるいは人気のエリア
や消費者の接触媒体が移り変わる中で、揺れ動いていく言葉ではないでしょうか?

ネット以前のセールスプロモーション

Free photo: Beer, The Bottle, Wine, Shop - Free Image on Pixabay - 428121 (117)

 インターネットがない時代、消費者が金銭との交換で、商品を受け取るのはほぼリアルスペースに
限られました。(*通信販売などは除く)例えば小売店、百貨店、スーパー、コンビニなど。

そこでは、今よりも売り場でのアピール力が大いに求められていました。どんなPOPを作るか、
どんな店頭什器を用意するか?また、どんなキャンペーンを展開するか?割引要素はつけるのか?など。イベント会場での直売会なども盛んでした。
Free photo: Music, Shopping, Shop - Free Image on Pixabay - 2060616 (119)

ネット世界でのセールスプロモーション

Free illustration: Internet, Global, Earth - Free Image on Pixabay - 1181586 (122)

 インターネットの普及後、消費者が金銭との交換で、商品を受け取る場所は、インターネットというヴァーチャルスペースが含まれるようになってきました。ヴァーチャルスペース上で、POPのようなバナーが表示され、ネット上にポスターのような広告が表示され、「今買ったら10%OFF」のようなインセンティブキャンペーンが展開されています。

O2O、リアル世界でのセールスプロモーションの変化

 店頭POPとアプリが連動したキャンペーン、POPとQRコードが連動したキャンペーンなど、リアル+ネットのキャンペーンも増えてきています。
Free photo: Twitter, Facebook, Together - Free Image on Pixabay - 292994 (125)

 インターネットで告知して、プレミアムノベルティは店頭で受け取るなどのキャンペーンなど、オンライン(ネット)からオフライン(リアル店舗等)と結びつけたO2O(Online to Offline)キャンペーンも盛り上がりを見せています。

ソーシャルと連動したO2Oキャンペーン

Free illustration: Facebook, Mouse Cursor - Free Image on Pixabay - 76536 (127)

FacebookページやTwitterやLINEの公式アカウントで、数十万〜数百万のユーザーを獲得した企業は、ソーシャルでつながっているユーザー向けの限定キャンペーンなども展開しています。 お菓子メーカーなどは、キャラクターをソーシャルで拡散したり、クイズキャンペーンを行って店頭に誘導したり、友人同士で店舗購入時の割引クーポンを送れるようにするなど、さまざまな施策を行っています。
施策は大きく、3つのパターンに分かれます。
① 商品キャラクターの積極的活用
② ユーザーが楽しめる体験の提供
③ ソーシャルメディア経由での、ユーザーからユーザーへのプロモーション

オムニチャネルって?

Free photo: Hand, Mobile, Note, List, Embassy - Free Image on Pixabay - 859515 (130)

 最近流行りのトピックにオムニチャネルがあります。顧客が購買できるあらゆるチャネル(顧客とのタッチポイント)を連動して管理する仕組みです。
 小売店、カタログ通販、テレビ通販といった従来の販路に加えて、パソコンやスマートフォンなど経由のネット通販の管理を統合することにより、小売店用とネット通販用の在庫を共通管理したり、同一人物の購買履歴を管理し、個人の好みに合わせて他商品のレコメンドをしたりすることができます。
 システムを活用した仕組みですが、これもシステムによる新時代のセールスプロモーションと言えるのかもしれませんね!

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