必見！店頭販促特集！2025年第10弾

店頭販促特集

凡美社では店頭販促の実態を常に観察している。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。

店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。

そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。

POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場（買場）をレポートしていく。

引用　向坂文宏／POP広告研究家

POP広告研究家向坂氏のXアカウントです。御覧ください。

2025年第９弾

35　フェイスを見せて陳列

商品を立ててフェイスを見せて陳列できるギミックのシェルフレディパッケージ。
売り場が賑やかになるし、商品が選びやすい。
梱包箱もアイデア一つで、超優秀な陳列什器になりますな！天才？

パッケージデザインの魅力を最大限引き出すための什器設計が見事で、カテゴリ全体の売場価値向上にも貢献しているといえる。
箱の内側にスリットを設けることで、商品の底面を差し込みながら斜めに立てる設計。
これにより、全てのパッケージが「正面を向いて」消費者と対峙する構造が実現されている。
パッケージの“犬の顔”が整列する様子は非常にインパクトがあり、ブランドの世界観が棚の中で一貫して表現されている。

36　紙のパッケージのトイレットペーパー

紙のパッケージのトイレットペーパー。
ネット通販だけのパッケージだけど、これが店頭に並べば、エシカル消費ニーズを捉えるのではないだろうか。
店頭に並べるには、強度だったり、何か課題があるのかな？

このようなクラフト紙風のパッケージは、サステナブルで温もりあるデザインとして注目だ。
SDGsやエシカル消費を意識する消費者層にとって、ビニール包装よりも視覚的にも環境意識的にも好感を得やすいのではないだろうか。
売場の雰囲気をナチュラルかつ上質に整えることができる。

強度面・衛生面・物流面が課題として挙げられそうだが、そのうち店頭に陳列されるようになると思う。