店頭販促特集
凡美社では店頭販促の実態を常に観察している。
売場は常に市場に敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
売場は常に市場に敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
引用 向坂文宏/POP広告研究家

POP広告研究家 向坂氏のXアカウントです。御覧になってください。
2025年第一弾
1 鳥居ディスプレイ
【2024年年末】
売り場に鳥居ができました。
年々、クオリティが高くなっている(ような印象)。
売り場に鳥居ができました。
年々、クオリティが高くなっている(ような印象)。
鳥居は店頭ディスプレイでよく使われる手法だ。
いわゆる「練り物」は年末年始に大活躍する食品。
売場での陳列面積も大きくなる。
価格は通常の倍以上になるが、買わざるを得ない。
『アテンション』はもちろんだが、
そろそろそういう季節がきたという『想起』と『購買動機付け』を促している。
年末年始が終わると、食品売場での場所は変わるが、次に「鳥居ディスプレイ」が
出てくるのは、チョコレート売場やココア売場。
受験シーズン。
勉強に励む学生のブレイクタイムに糖分をとることで頭に血液がまわるという
身体メカニズムを訴求しながら売場がつくられる場合がある。
そこで『想起』させる役目を担うのが「鳥居ディスプレイ」になる。
機会への『想起』とそこに『役立つ製品への理解』という価値体験をさせる店頭ディスプレイ。
もちろん大小の「鳥居ディスプレイ」をつくることで色んな売場を取ることができるが、
出来れば、『エンド』か『アイランド』で展開したい。
それを小売り店に提案できる店頭販促物となる。
さらにその商談で『定番棚』のフェイス数を増やすことが出来ると『定番展開』と『アウト展開』の両方を押し上げることができる。
いわゆる「練り物」は年末年始に大活躍する食品。
売場での陳列面積も大きくなる。
価格は通常の倍以上になるが、買わざるを得ない。
『アテンション』はもちろんだが、
そろそろそういう季節がきたという『想起』と『購買動機付け』を促している。
年末年始が終わると、食品売場での場所は変わるが、次に「鳥居ディスプレイ」が
出てくるのは、チョコレート売場やココア売場。
受験シーズン。
勉強に励む学生のブレイクタイムに糖分をとることで頭に血液がまわるという
身体メカニズムを訴求しながら売場がつくられる場合がある。
そこで『想起』させる役目を担うのが「鳥居ディスプレイ」になる。
機会への『想起』とそこに『役立つ製品への理解』という価値体験をさせる店頭ディスプレイ。
もちろん大小の「鳥居ディスプレイ」をつくることで色んな売場を取ることができるが、
出来れば、『エンド』か『アイランド』で展開したい。
それを小売り店に提案できる店頭販促物となる。
さらにその商談で『定番棚』のフェイス数を増やすことが出来ると『定番展開』と『アウト展開』の両方を押し上げることができる。
2 カレーの市場創造
色々なレトルトカレー売り場がある昨今、
「お酒×カレー」
「カレーはおつまみ」売り場は新しい!
白ワインには、帯広ビーフカレーが合うのか。
「お酒×カレー」
「カレーはおつまみ」売り場は新しい!
白ワインには、帯広ビーフカレーが合うのか。
店側が展開している特別売場と考えられる。
むかし、ウガンダというタレントさんが「カレーは飲みもの」という発言をして、
それが一世風靡した。
今の時代、「カレーはおつまみ」なんだ。と驚き。
筆者としては、ルー(具材はもちろん入っている)はおつまみとして『あり』であるが、
ライスが一緒だと、お酒と「飯類」は一緒にできないタイプである。
だから、個人的にはサイドPOPのカレーの絵は、「カレーライス」ではなく、「カレースープ」のみの画像が良かったのではないかなと思ってしまう。
店頭観察をしていると、カレー売場、レトルトカレー売場はスーパー側が力を入れている。
新しいカレーの提案を小売店側が行い、売場の鮮度を創っている。
一往復する双方向の施策として「カレーはおつまみ」に『なるほど!』と思った人は
シールを貼って。みたいな企画が加わると、より面白く説得力が増す売場になったと思う。
むかし、ウガンダというタレントさんが「カレーは飲みもの」という発言をして、
それが一世風靡した。
今の時代、「カレーはおつまみ」なんだ。と驚き。
筆者としては、ルー(具材はもちろん入っている)はおつまみとして『あり』であるが、
ライスが一緒だと、お酒と「飯類」は一緒にできないタイプである。
だから、個人的にはサイドPOPのカレーの絵は、「カレーライス」ではなく、「カレースープ」のみの画像が良かったのではないかなと思ってしまう。
店頭観察をしていると、カレー売場、レトルトカレー売場はスーパー側が力を入れている。
新しいカレーの提案を小売店側が行い、売場の鮮度を創っている。
一往復する双方向の施策として「カレーはおつまみ」に『なるほど!』と思った人は
シールを貼って。みたいな企画が加わると、より面白く説得力が増す売場になったと思う。
3 想起的衝動購買をさせる販促施策
この店頭のキャッチコピー、秀逸だ!!
Sternの言うところの「想起的衝動購買(不足しているものを思い出し、購入を決める)」を見事に取り込んでいる。
Sternの言うところの「想起的衝動購買(不足しているものを思い出し、購入を決める)」を見事に取り込んでいる。
前髪キープ界隈。というのがあるかは分からないが、
想起的衝動購買を突いているコミュニケーションデザインである。
「前髪を崩さない」「自転車に乗っても」という
製品訴求の「what to say」を考え、それをどのように表現するかの「how to say」が
絶妙である。
キャラクターが自転車に乗っている。キャラクターのコンテンツパワーもありながら、
可愛さもありながら、しかも、「え?それ前髪だったの?」みたいなツッコミを入れるような
一ネタもある(筆者だけかもしれないが)。
さらに、「アタイの黒ケープ」という『特別感』と「数量限定」という『今買うべき理由』を
発信して衝動購買を促進している。
想起的衝動購買を突いているコミュニケーションデザインである。
「前髪を崩さない」「自転車に乗っても」という
製品訴求の「what to say」を考え、それをどのように表現するかの「how to say」が
絶妙である。
キャラクターが自転車に乗っている。キャラクターのコンテンツパワーもありながら、
可愛さもありながら、しかも、「え?それ前髪だったの?」みたいなツッコミを入れるような
一ネタもある(筆者だけかもしれないが)。
さらに、「アタイの黒ケープ」という『特別感』と「数量限定」という『今買うべき理由』を
発信して衝動購買を促進している。
了。
お仕事についてのお問い合わせ | 販売促進の株式会社凡美社

プロモーション施策の企画依頼・相談は凡美社までお願いします。
インストア コンパス BONBIドットコム

店頭ツール&リテールマーケティング&販促施策のカスタマイズ販売サイト
店頭販促、店頭販促物の企画依頼・相談は凡美社までお願いします。