2023年9月25日 更新

心ひきつける「フレーズ」がもたらす販促

顧客の買物体験をより向上させるために良い接客を行う。販促において、接客というのは非常に大切です。セルフの売り場でいかに顧客体験をアップできるかというアイデアを日々考えています。

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購買プロセスにおいて、心がひきつけられるフレーズ。

「今年最後の~」と聞くと、最後のチャンスを逃すまいと、思ってもいなかった商品を購入してしまったことはありませんか?

これは販促手法の1つで消費者に購買意欲を沸き立たせる一つの有効な手段として、よく使われます。
筆者もその言葉に乗せられて、先日大きな買い物をしてしまいました。

筆者がつられてしまった「今年最後」はなんの日だったでしょう?

答えはズバリ「今年最後の最強運勢の日」です!

2023年8月4日が「今年最後の最強運勢の日」だったのです。
なんとこの日は、1粒の種が大きく育ち何万もの実をつけるという一粒万倍日と、全ての神様が天に上り、全てをいい方向に運んでくれるといわれる天赦日が重なる、まさに最強の日だったのです。

聞いた話ではサマージャンボの購入最終日が8月4日だったそうで、某バーコード決済アプリを提供している検索サイトの広告が、アクセス多数の為サーバーダウンしてしまったそうです。

確かに宝くじ購入最終日が最強運勢の日だと広告上で知ったら、宝くじに興味なくても購入画面にアクセスする可能性は高まります。ただみんながみんな最強運勢になると意味ないのですが。。。

人の気持ちの機微を利用した、とても効果的なメッセージだと思います。

いざ買い物スタート 高い買い物購入の決め手になったのは?

財布をその日に新調すると金運が猛烈に良くなると知っていた筆者は、何度か下見を行った後、ついに財布を購入するために銀座に出かけました。
アタリをつけていた阪急メンズ館に直行です。
ここを選んだ理由は、多くの百貨店は目当てのブランドがレディースの商品も取り扱っていることが多く、男性一人ではゆっくり買い物ができないのに対して、全てのブランドがメンズ用の商品を取り扱っている為、自分にとっては余計な気を遣わず目当ての商品をゆっくり探せるからです。
メンズ館の中でも下見の際にアタリをつけていた2店舗から購入しようとぼんやり考えていました。

1店舗目:機能性・サイズ感ばっちりでした。形状も自分好みでし。しかし、ドンピシャな色とは出会えませんでした。

2店舗目:デザイン的にかなり魅力的!しかも色合いもとてもいい感じですが機能性が満足できるものとは出会えませんでした。

どうしようかと考えながら、店舗をうろうろしていると、下見の際にたまたま立ち寄ったブランドを発見し入店しました。
財布を物色している筆者に対して、店員さんが一言
「いつもありがとうございます」と話かけてきました。
今まで買い物をしたことがないお店で普通聞かないフレーズです。
違和感を覚えつつ店員さんの顔を見ると、前回接客してくれた店員さんでした。
一カ月も前に訪れた筆者のことを店員さんは覚えてくれていたのです。
一瞬にして心を揺さぶられた私は店員さんと会話をしながら、自分好みの財布を探しました。
しかし、簡単には出会えず「うーん、いい色がないな~」とボソッとつぶやいたところ、
この店員さんはいち早く反応し、「並んでない色をお見せましょうか?」と並んでいない商品を持ってきてくれました。
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もう私の心はあなたから買いたいと叫んでいる!

筆者は、「是非見たいです」と回答しました。
そして出された財布の中にきらりと輝く自分好みの色がありました!

接客で心を揺さぶられ、財布に心を奪われ、もう購入目前です。
最後に財布を再確認。
機能性は、、、カード入れが少ないけど、まあカードを整理すれば問題ない。
小銭入れも少し小さそうだけど、キャッシュレスの時代だから大丈夫。
値段は、、、もちろん高いけど10年使えば年1万円かからないから問題ない。

と、買う理由を並べついに念願の財布を購入しました。
まだ使用して1カ月たってませんが、すでに愛着が湧き、良い買い物ができたと大満足です。

まとめ

広告によるメッセージで購買意欲をかきたてられることがあります。
今買う理由、今買うべき理由を発信することで直接購買動機付けにつながることがあります。
さらに、接客におけるキラーワードも直接購買動機付けにつながります。
『買う理由がほしい』お客さんがいる時もあると思います。
背中を押してほしい買い物客もいます。
時間がかかれば買わない理由を探します。
ここでも接客が大切になります。
やりとりに時間をかけない。3分以内にクロージングさせるセールストークが
武器になったりもします。

店頭はただ商品を買うだけではなく、心をつかむ接客・体験によって買い物本来の楽しさを味わうことができる場なのだと改めて実感しました。
店頭販促を考えるにあたり、自らの買物体験というのは非常に大切です。
ターゲットに突き刺さって響くフレーズを考察するとともに、実際の買物体験をより満足するものにするためのアイデアを考えていくことが大切です。

了。

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