店頭販促特集
凡美社では店頭販促の実態を常に観察している。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
引用 向坂文宏/POP広告研究家

POP広告研究家 向坂氏のXアカウントです。御覧ください。
2025年第四弾
11 パン好きは買いそう!という売場
むちゃくちゃ美味しくパンが焼けると巷で話題のヘルシオコースター。
特徴の過熱水蒸気調理のシズル感を売り場でアピールしてるのはステレオ印刷(チェンジング)。POP広告の伝統的手法。
店頭訴求のアナログ表現の奥深さを感じる。
特徴の過熱水蒸気調理のシズル感を売り場でアピールしてるのはステレオ印刷(チェンジング)。POP広告の伝統的手法。
店頭訴求のアナログ表現の奥深さを感じる。
シズル。
がものすごく良い。
水で焼くトースターというのが分かりやすい。
ちゃんと水蒸気でふっくらする感が演出されている。
モチッと焼ける様が容易に想像できる。
店頭販促物として、このチェンジングでのシズル感演出にプラスして下段で
『サクッ』『ふわっ』『もちっ』というコピーとともに様々な焼き立てのシズルを見せている。
さらに、
「至福のトースター」というコアベネフィットプロポジションを考えたネーミングをつけ、ユーザーが受ける便益や豊かな世界を伝えている。
冷凍食パンも美味しく焼けることも言及しているし、RTB(Reason To Believe)への機能説明も行っている。
5つ星も含め、
情報性価値伝達、機能性価値伝達、情緒性価値伝達がしっかりできている。
パン好きは買ってしまう売場になっている。
がものすごく良い。
水で焼くトースターというのが分かりやすい。
ちゃんと水蒸気でふっくらする感が演出されている。
モチッと焼ける様が容易に想像できる。
店頭販促物として、このチェンジングでのシズル感演出にプラスして下段で
『サクッ』『ふわっ』『もちっ』というコピーとともに様々な焼き立てのシズルを見せている。
さらに、
「至福のトースター」というコアベネフィットプロポジションを考えたネーミングをつけ、ユーザーが受ける便益や豊かな世界を伝えている。
冷凍食パンも美味しく焼けることも言及しているし、RTB(Reason To Believe)への機能説明も行っている。
5つ星も含め、
情報性価値伝達、機能性価値伝達、情緒性価値伝達がしっかりできている。
パン好きは買ってしまう売場になっている。
チェンジング動画- YouTube

水分で焼く過程が分かり易く、さらに美味しそう。
アナログで表現できている。
12 エコ活動は本当に結果を出すのか
Loopコーナーが、見るたびにスペースが狭くなり、什器も小さくなり、売り場の端へと移動していく、、、
ポカリスエット250mlが249円(ガラス瓶返すと77円バック)は、エコの対価としては厳しいか、、、
ポカリスエット250mlが249円(ガラス瓶返すと77円バック)は、エコの対価としては厳しいか、、、
ESG投資が世界的に盛んになり、
SDGsが2030年達成目標として謳われ、浸透し、サステナブル社会になりサステナブル製品が啓蒙されている昨今。
脱炭素社会に向けて邁進をしているかのように見えるが、
その実数値は変わらないし温暖化は進んでいる。
温暖化の進行を遅らせるといってもどれだけ送らせているの可視化はできないし、
先進国は途上国の産業を停滞させることはできない。
ある部分を負荷を少なくするために、別の部分の負荷が上がってトータル的に
変わっていない、むしろ悪化しているという傾向も否めない。
ある部分矛盾をはらんでいる。
ただのビジネスゲームチェンジとしての活動だったと後世の各方面の評論家が総括することにならないようにしたいところではある。
SDGsが2030年達成目標として謳われ、浸透し、サステナブル社会になりサステナブル製品が啓蒙されている昨今。
脱炭素社会に向けて邁進をしているかのように見えるが、
その実数値は変わらないし温暖化は進んでいる。
温暖化の進行を遅らせるといってもどれだけ送らせているの可視化はできないし、
先進国は途上国の産業を停滞させることはできない。
ある部分を負荷を少なくするために、別の部分の負荷が上がってトータル的に
変わっていない、むしろ悪化しているという傾向も否めない。
ある部分矛盾をはらんでいる。
ただのビジネスゲームチェンジとしての活動だったと後世の各方面の評論家が総括することにならないようにしたいところではある。
13 便利な顧客体験向上
ネジ売り場のネジテスター。
持参したネジやナットを直接取り付けてみて、サイズ確認できる。
これは便利。
このテスターがあるだけで売り場に行きたくなる。
持参したネジやナットを直接取り付けてみて、サイズ確認できる。
これは便利。
このテスターがあるだけで売り場に行きたくなる。
シチュエーション説明。
家にナット、もしくはネジがあるとする。
「ナットがあるが、ネジがない」
そんな人がネジが必要で、ネジを買いに来た場合。
手持ちのナットをこの什器のネジに合わせてサイズを確認できる。
必要なネジを購入することができる。
「ネジがあるが、ナットがない」
そんな人がナットが必要で、ナットを買いに来た場合。
手持ちのネジをこの什器のナットに合わせてサイズを確認できる。
必要なナットを購入することができる。
という買い物客にとっても優しい什器である。
顧客体験を向上している。
家にナット、もしくはネジがあるとする。
「ナットがあるが、ネジがない」
そんな人がネジが必要で、ネジを買いに来た場合。
手持ちのナットをこの什器のネジに合わせてサイズを確認できる。
必要なネジを購入することができる。
「ネジがあるが、ナットがない」
そんな人がナットが必要で、ナットを買いに来た場合。
手持ちのネジをこの什器のナットに合わせてサイズを確認できる。
必要なナットを購入することができる。
という買い物客にとっても優しい什器である。
顧客体験を向上している。
14 店頭販促の奥義
グリコの受験生応援コーナーのノベルティのクリアファイル、アンビグラムが素敵じゃないか!
紙製の鳥居も何気に完成度高い。
紙製の鳥居も何気に完成度高い。
アンビグラム(ambigram)とは、文字を180度回転させたり鏡像にしたりすることで、異なる方向からも読み取れるようにデザインされた文字や言葉。
売場に自由に持っていけるクリアファイルを設置して購買意欲も湧かせるすごくナイスな売場になっている。
2025年第一弾でも言及したが、売場での「鳥居」をうまくオブジェPOPにした売場がやはり受験シーズンには出現している。
キットカットなんかは、最早受験シーズンの定番チョコという市民権を得るに至っている。
これはこれで凄いことである。
STP分析はマーケティングの基本だが、この「セグメント」の中に「くくりを再編集」して、新たなカテゴリーを創出するのは販売促進(プロモーション)には重要である。
同じ市場に埋もれるのではなく、その市場に新しい『くくり』を創って、「俺か俺以外か」という選択を創ってしまう。こういう販売促進が最適解である。
店頭での買い方は、公平な戦いではなく、常にシード選択がある認識が必要。
買い物客は、おおよそ『これ』という商品を決めている(シード枠)。
『それ(シード枠)かそれ以外のどれか』の選択をしながら買い物をしている。
ということはシード枠をとっておくことが必要。
市場に埋もれているとそれはできない。
そのカテゴリーの中に新しい『くくり』を創ることでシード枠になってしまう。
販売促進(プロモーション)の奥義である。
売場に自由に持っていけるクリアファイルを設置して購買意欲も湧かせるすごくナイスな売場になっている。
2025年第一弾でも言及したが、売場での「鳥居」をうまくオブジェPOPにした売場がやはり受験シーズンには出現している。
キットカットなんかは、最早受験シーズンの定番チョコという市民権を得るに至っている。
これはこれで凄いことである。
STP分析はマーケティングの基本だが、この「セグメント」の中に「くくりを再編集」して、新たなカテゴリーを創出するのは販売促進(プロモーション)には重要である。
同じ市場に埋もれるのではなく、その市場に新しい『くくり』を創って、「俺か俺以外か」という選択を創ってしまう。こういう販売促進が最適解である。
店頭での買い方は、公平な戦いではなく、常にシード選択がある認識が必要。
買い物客は、おおよそ『これ』という商品を決めている(シード枠)。
『それ(シード枠)かそれ以外のどれか』の選択をしながら買い物をしている。
ということはシード枠をとっておくことが必要。
市場に埋もれているとそれはできない。
そのカテゴリーの中に新しい『くくり』を創ることでシード枠になってしまう。
販売促進(プロモーション)の奥義である。
了。
プロモーションコンサルティング | 販売促進の株式会社凡美社

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市場調査、売れるプランニング、webページや動画コンテンツの制作、キーメッセージやキービジュアル制作、キャンペーン企画、イベントプロモーション、キャスティング、コンテンツコラボレーション、ルートメディアプロモーション、店頭販促、店頭販促什器など、販売促進活動に関する様々な段階からお任せください。
インストア コンパス BONBIドットコム

店頭ツール&リテールマーケティング&販促施策のカスタマイズ販売サイト。
商品が売れるお手伝い、流通との商談をうまくいかせるお手伝い。
店頭販促、店頭販促物の企画依頼・相談は凡美社までお願いします。
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企画づくり、現地調査、デザインと設計、製造と施工まで一気通貫して行います。
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