今話題のプレスリリース
本来、ひな祭り関連やホワイトデー、卒業・入学に関するプレスリリースが多い時期なのですが、コロナウイルス関連の記事が多いこともあり、記者や編集者もコロナウイルス絡みのプレスリリースに注目しているようです。
via prtimes.jp
1位のプレスリリース
臨時休校支援 「ワタミの宅食」小中高生対象に商品無料でお弁当お届けを決定|ワタミ株式会社のプレスリリース
ワタミ株式会社のプレスリリース(2020年2月28日 15時30分)臨時休校支援 [ワタミの宅食]小中高生対象に商品無料でお弁当お届けを決定
日替わり夕食宅配を行う「ワタミの宅食」にて、新型肺炎による小学校・中学校・高校の休校要請を受けて、3月9日~4月3日の期間、小学生・中学生・高校生を対象に商品代相当無料、お届け諸経費のみ(1食あたり200円/税込)で商品をご提供する緊急支援策を決定いたしました。
健康に配慮し栄養バランスを考えたお弁当をご自宅までお届けするという、社会インフラ事業として、可能な限り社会に貢献してまいります。
プレスリリースの要約文
発信日は2月28日、政府からの休校決定後速やかに、事業サイドを調整し、リリース発信までこぎつけているようだ。ちょうど休校決定に関する記事露出が増えたタイミングでもあり、多数のWeb媒体に取り上げています。
プレスリリースの文章も、そう推敲を重ねたようには見受けられず、スピード優先で取り組んだ後が感じられます。
休校中の小中高生を対象に「お弁当」無料、ワタミ - ITmedia ビジネスオンライン
新型コロナウイルスの影響を受けて、ワタミは休校となっている学生を対象にお弁当を無料で提供する。期間は3月9日から4月3日まで。
1食あたり200円で日替わり弁当を自宅に届けてくれる! 小中高生の臨時休校対策でワタミの宅食が行う支援策が話題に | Pouch[ポーチ]
新型コロナウイルスによる小学校・中学校・高校の休校措置。仕方がないこととはいえ、突然の発表に、子どもを持つ方はお困りの方も多いことと思います。 そんな中、日替 …
2位のプレスリリース
ファイナンス領域でアーティスト支援をおこなうPayNOAHは、新型コロナウイルスによってイベントのキャンセルをするアーティストを無償サポート。|株式会社PayNOAHのプレスリリース
株式会社PayNOAHのプレスリリース(2020年2月26日 20時29分)ファイナンス領域でアーティスト支援をおこなうPayNOAHは、新型コロナウイルスによってイベントのキャンセルをするアーティストを無償サポート。
コロナウイルスによって、中止となったイベントやコンサートも話題になりました。
新型コロナ「イベント中止なら倒産」「政府は補償を」の声続々と | Business Insider Japan
新型コロナウイルス対策で政府がイベントの中止または延期を要請したことを受け、コンサートなど多くのイベントが中止を発表した。一方で、関係者からはこれまで明確な方針を示さず、十分な補償もない政府への不満の声も上がる。興行中止保険は利用できる?
ウイルスは多くの興行中止保険の適用外となるようで、多くのアーティストが窮状を訴えています。
RADWINPSの野田さんのツイートはかなりバズったようです。
自然災害等と違ってウィルスは興業の保険適用外となる。ドーム4カ所を含む今回のツアー、全部中止にした場合ウチのような個人事務所が生き残る可能性はどのくらいあるんだろうかと考える。安全、安心、リスク。あれこれ頭に巡らせながら毎日リハをしています。
— Yojiro Noda (@YojiNoda1) February 27, 2020
RADWIMPSクラスでも、個人事務所の場合、押さえる場所の費用が莫大な分、興行中止は深刻な打撃になるということが言えるのかもしれません。
それらの諸費用を全額無償で前払いするというサービスが補助金前払いサービスが「PayNOAH」のようです。
アーティスト支援という社会性のあるプレスリリースだったこともあり、いくつかのメディアで取り上げられています。
3位のプレスリリース
CAMPFIRE、クラウドファンディングを通じた新型コロナウィルスサポートプログラム開始|株式会社CAMPFIREのプレスリリース
株式会社CAMPFIREのプレスリリース(2020年2月28日 12時16分)CAMPFIRE、クラウドファンディングを通じた新型コロナウィルスサポートプログラム開始
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、イベント中止・自粛を発表したアーティストやイベント事業者、予約キャンセルが相次ぎ来店客数が著しく減少した飲食店舗・宿泊施設などをはじめ、経営に大幅な支障をきたした事業者を対象に、クラウドファンディングを通じたサポートプログラムを開始いたします。
本プログラム適用となったプロジェクトは、支援金振込時に掛かるサービス手数料が通常12%→0%となり、決済手数料5%のみでプロジェクト実施が可能となります。尚、本プログラム適用にあたっては別途審査がある旨、ご了承いただけますようお願い申し上げます。
コロナウイルス関連で、経営に大幅な支障をきたした事業者を対象に本来クラウドファンディングサービス利用時にかかる手数料を無償とする取り組みのようです。
アーティストなどイベント関連だけではなく、「飲食店事業者」や「宿泊施設」までそのサービス対象事業者を広くしたのが特徴となります。
今回はコロナウイルス関連ということで、プレスリリースの企画事例を紹介しました。次回は明るいプレスリリースネタの話題で行きたいと思います(笑)