2019年5月31日 更新

今話題のプレスリリースランキング(5/31)

令和になり最初の月、どんなプレスリリースが今話題を集めているのでしょうか。

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令和最初の月に話題のプレスリリースランキング

元号変更、大きな節目の月となりました。改元関連ネタのプレスリリースが話題を集めているかと思いきや、そうでもなさそうです。
PR TIMES今話題のプレスリリースランキング

PR TIMES今話題のプレスリリースランキング

どのようなジャンルのプレスリリースが人気なのでしょうか。

1位のプレスリリース

1位のプレスリリースは、Vtuber関連、アニキャラ関連ネタのプレスリリースでした。
一読いただけるとお分かりいただけるかと思いますが、「Vtuberキャラ×アトレ秋葉原店舗ジャック」ネタのリリースです。

プレスリリースで訴えている企画に関しては、とりたてて大きな工夫は感じられません。
prtimesでは「にじさんじ」をはじめとして、Vtuberやアニキャラ関連のプレスリリースが上位に入ることが多いように思われます。

理由はなぜなのでしょうか?
大きく2つあるように思います。

・ネットサービスであるprtimesのリリースをアニオタのインフルエンサーが見て、Twitterでリツイートする→その一部がFacebookでも拡散される。
・メディア関係者には意外にアニオタが多く、自社メディアでの記事にはできないが、「いいね!」や「リツイート」は行うことがある。

いずれにしても、上記仮説があるとすると、ここしばらくの間Vtuberやアニキャラ関連プレスリリースは、情報設計だけ間違えなければ大きな情報拡散力があると言えるかと思います。

2位のプレスリリース

2位は流行りのesports関連ネタのプレスリリースとなっています。

人気ゲームPUBG(プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ)の公式大会の実施概要とスポンサーを紹介する内容です。

PUBGとは?

最大100人のプレイヤーが、フィールド内にある装備などを駆使して最後の1人になるまで戦い抜くバトルロイヤル形式のサードパーソン・シューティングゲーム(ファーストパーソン・パースペクティブ(FPP)モードも追加された)であり、ストーリーも存在しない[7]。熾烈な激闘に勝ち抜き、見事第1位を勝ち取ったとき、日本語版では「勝った! 勝った! 夕飯はドン勝だ!!」と画面に表示される(英語版では"WINNER WINNER CHICKEN DINNER!"との表示)[8]。また、2人タッグや(最大)4人スクワッドでのチーム戦モードも用意されている。

『ARMA 3』のMODの製作者で、「PlayerUnknown」というハンドルネームで知られるブレンダン・グリーン(Brendan Greene)をクリエイティブ・ディレクターに迎えて開発されている[9]。
世界的な人気も高まりつつあるタイトルで、日本ではDMMGAMESが独占配信しているようです。
昨今のトレンドとしては、今でもストリートファイターなどのesports対戦の様子がテレビで放映されるなど、昔ながらのタイトルもあるものの、よりesports向きのタイトル(つまりはリアル大会を行った際により盛り上がりそうな)大人数型のバトルロワイヤル形式のゲームが人気を博しているようです。
スポンサーもそうそうたる顔ぶれで、「バーガーキング」、ミドリムシの「ユーグレナ」、「ZOZO TOWN」など旬な会社が参加しているようです。
esports向きのゲームタイトルの利権をDMMは獲得し、それをもとにesports大会を開催するという、旬なネタ作りを行っているために、メディアが興味を持ちやすいプレスリリースとなっています。

3位のプレスリリース

3位はリサーチPR(調査報道)絡みのプレスリリースです。

調査報道は、ネットリサーチ等で消費者調査を行い、その結果をプレスリリースとして配信するという手法です。

メディアからしても、一般消費者がどう考えているのか?どのようなモノやコトが人気なのかを記事化することができるので、面白くためになる調査であれば、読者に届けるメリットも一定あると記者や編集者が受け取ってくれるので、効果的なPR手法と言えます。

このプレスリリース上の工夫

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エクセルシートの調査結果の添付だけでは、味気ないですし、記者や編集者には熟読する時間もないかもしれません。
わかりやすく伝えるために動画をわざわざ制作し、プレスリリース内に挿入していることが大きな工夫の一つと言えます。
なぜ調査をしたのか、という理由についても明白です。
運営するランキングサイトでは、恒常的にこのような調査を行っているからだそうです。
ランキングサイトのPRのために調査報道を使うという、非常に首尾一貫した主張が感じられます。
このリリースは3位でしたが、PRの考え方としては最も参考になるのがこの事例ではないでしょうか。

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