2018年1月31日 更新

悩める女子達よ、いざスナックへ

今、熱い視線が向けられているスナック。色んな人達が集まるコミュニティの場として男性だけではなく女性にもニーズがある。バーやクラブにはない独特の空間が、多様化する時代にはまりはじめてきた。

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スタッフ募集の広告をSNSに載せると、掲載間もなく美女が面接に来る。
そして初出勤後に来なくなる。
応募は来るけれど、面接には来ない。
毎回応募を繰り返すうちに、募集掲載の意味があまりない様に感じる。
美女はサクラかと、疑う。
いつも、うちのスタッフは誰かのご紹介で決まる。
彼女達に聞くと、以前広告で決めた勤務先は先ず時給を見て、店内の写真を見て決めるらしいが、ペナルティーや何かしらで給料を満額支給されないと聞く。
アルバイトとは言え、安易な動機で決めて時間を無駄にするのはどうかと思う。
時は金なり。時間を大切にして欲しい。
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仕事柄、飲食関係の女子の知り合いが多い。
高級クラブやショットバーのスタッフまで。

高級クラブは高給ではあるが、精神的にも肉体的にも、時給と比例して長く働ける所ではない。
先日もあるホステスがドレスをお店で盗まれたと世の常のごとく話していた。
そして人間関係の『重い圧』ものしかかる。
ショットバーでは粗悪な飲み物を強制されて何杯も煽る羽目になる。

皆、風邪を引いて病院に行くよりも、心療内科に通う頻度の方が多い。
ストレスに弱く、自分を見失いやすい。
明るい未来も想像出来ずに自分を痛めようとする。

男子に頼れる時代でもなく、各々に自分を守るしか術の無い、かなりきつい現代であるのは間違いない。
核家族化以上に単独世帯化が進み、この先どうなっていくのだろう。
以前、うちのお客様が秋田から上京して来たばかりの美女を連れてきて、彼女が銀座のクラブホステスをしたいという事で、早速毛皮を纏ったクラブのママが、うちの店まで面接にやって来た。
即採用で、翌日から彼女はそのお店で働くことになった。
初出勤で、お金持ちのお客様に見初められ、六本木ヒルズのレジデンシャルを借りてもらい、
お小遣いをもらい、クラブ出勤も辞めさせられて、籠の鳥になった。
その後お客様に彼女の近況を聞くと、2か月も経たないうちに秋田に帰ったらしい。
「身丈に合わないお金は毒をも運ぶ」という経験が出来て良かったとは思うが。
きっと彼女はもう二度と東京には足を踏み入れないだろう。
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私にとって、水商売は適職だと思っている。
実際、毎日の出勤にワクワクする。
以前の私は、お客様しか見えていなかった節があったが、今私に与えられた課題は、縁のある周りの女子達に本当の仕事の面白さを味あわせたいし、希望を持たせたい。
ワクワク感も知ってもらいたい。
最近、ニュース記事を目にするが、どうやらスナックで働きたいアラサーのOLが増えているらしい。
目的はお金ではないらしい。
女性が社会進出し、さらにダイバーシティ化が進む今現在、男性に限らず女性も、一軒飲みに行った後、スナックでママやマスターと話してから家に帰るという。
職場と家との往復の間に、「なにかしらの緩和」というサードプレイスにニーズがあるのだ。
年齢層や職種の違う人達と話したいとか、愚痴を言って時にはアドバイスをくれるママやマスターという止まり木が必要ということらしい。
そのようなサードプレイスに行く機会が増えると、自然とそういう場で働いてみたいという思いもでてくるのだろう。
男女に限らず人が集まり、時には悩み相談をして、時には盛り上がり、時には真剣に仕事や政治の話をする。
スナックは頑張っているみんなが集まる「コミュニティの場」に変化、もしかしたら進化しているのだろう。


様々な形態の飲食店の運営をし、見えてきたことは、一周回ってスナックはスタッフもお客様も楽しめる憩いの場であると言う事である。
悩める女子達には是非自分に合った止まり木を見つけて欲しい。

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