2018年1月31日 更新

Hotelのホスピタリティ ~トランプインターナショナルホテルの真心~

人それぞれの旅の楽しみ方があると思うけれど、私はノープランでホテルで終日ゆっくり過ごす事が唯一の楽しみである。

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トランプインターナショナルホテルの ‟違和感”

人それぞれの旅の楽しみ方があると思うけれど、私はノープランでホテルで終日ゆっくり過ごす事が唯一の楽しみである。
去年、息子の結婚式でハワイへ行った。
昔は、ハレクラニやカハラマンダリンオリエンタル(現在カハラホテル&リゾート)が好きだったけれど、久しぶりのハワイで、試しに一人トランプインターナショナルに宿泊した。
今でも前者の人気は健在で、私以外の親族はハレクラニを選択した。
ホテル好きな私としては同時期にホテル事情が比較できることはとても楽しみであった。
先ずホテルのエントランスでスーツケースを預け、2階でフリーハンズでチェックイン。
鍵だけ渡されて、エレベーターはあちらですと口頭で言われ、自力で部屋まで行く。
部屋に入ったら、スーツケースも届いていて、とても合理的で、、しかし多少の違和感を感じた。
トランプは、カジュアル対応すぎないか?と。
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部屋はとても気に入った。
広い。
キッチンには大好きなコーヒーとホノルルクッキー。
バスルームはドアが無いが排水溝が低くなっていて、水が飛び散らないようになっている。
バスタブはとても深く、めいいっぱいお湯を張ったら溺れそうである。
水圧も問題なし。
アメニティーは、今までで一番満足のいくものであった。
香りで癒され、クオリティーは申し分ない。
夕方に親族と合流して食事を摂り、部屋に戻ると、照明がダウンライトになっていて、ベッドカバーの柄が変わっていた。
とても心地よい。
大好きなコーヒーをたてて、クッキーでも食べようと思い、コーヒーメーカーにコーヒーをセットしようとした時、多少の違和感。
今度はうれしい違和感があった。
さっきまでのレギュラーコーヒーが、デカフェ(ノンカフェイン)に代わっている。
チェックインの時の違和感はいったい何だったのだろう。
きっと最初から客として扱うのではなく、ファミリーとして迎え入れるという形のもてなしか。
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二日目の朝、朝食を取りに2階に降りたら、スタッフが名前を呼んでくれた。
少し感動した。
食事後、先ずプールをチェックして、それからビーチに行こうとエントランスに降りたら、
またスタッフに声をかけられ、ビーチバッグを渡された。
中には、バスタオル、ハンドタオル、オレンジ、リンゴ、ミネラルウォーターが入っていた。
ビーチから戻る時も、スタッフがビーチバッグを回収してくれる。
至れり尽くせり。
部屋に戻ったら、昼間仕様にベッドメイキングされていて、レギュラーコーヒーに代わっていた。
おまけに、ノックが聞こえ、「コーヒーをもっと補充しましょうか」と。
なんだろう!この心地よさは。
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夕食後、ハレクラニの息子たちの部屋に遊びに行った。
エントランスのスタッフは、これでもかと言わんばかりの、満面の笑みで向かい入れてくれた。
さすが日本人御用達のハレクラニ。
息子たちの部屋はオーシャンビューで、想定内の感じ。
暫くすると、バスルームからの定期的に聞こえる音が気になりだした。
彼らは既にフロントに電話してスタッフに来てもらい修理済みと言うから、私が自力で直した。
トイレのレバーが錆びて貯水タンクとの連動が上手く働かなかったのが原因。
ベッドは、この時代に似合わずフワフワしていた。
あのエントランスのスタッフの満面の笑みが霞んだ。
その後、息子たちがトランプの私の部屋まで送ってくれて、このホテルに代わりたいと肩を落として帰っていった。
デカフェと夜仕様の部屋を見て。
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翌日、友人が遊びに来て、ホテル内のレストランでランチを摂り、その時に、ビジターは施設の利用が出来ない事を知った。
それもハワイでは珍しい。
人があまり居ない。
心地良いはずだ。
そしてそのレストランで会った年配の方が私たちの会話を聞いていて話しかけてきた。
話の内容は、ホテルのホスピタリティーの事。
その方は、毎年ハレクラニに半年滞在される、サンフランシスコ在住の日本人。
今年から、トランプに替えられたらしい。
その理由は私が感じた事とよく似た内容。

真心は万国共通

本音と建て前、客に対して真心があるか否か。
もちろんハレクラニは見た目のゴージャスさと、日本人観光客が海外の旅先で求める日本語と、満面の笑みの安心感で、人気は衰えないと思うし、それで十分なのだと思う。
要は人それぞれのニーズで、感じ方も違うと思う。
しかし、ホテルステイが醍醐味で、ショッピングも観光もしない私にとっては、痒い所に手が届くさりげないホスピタリティーを賞賛する。
例えば、部屋のデスク一面に一枚の紙のシートが敷かれ、メモを探さなくてもデスクのどこにでも文字を書けることに感動したり、各オーナーが所有しているコンドーミニアムでもあるから、宿泊客がTPOをわきまえて、昼間はカジュアルダウンで家の様にリラックスして、夜はドレスアップして、レストランに入って行く。その所作が美しく、見ているだけでも満たされる。
プールもコンパクトだけれどゲストのバランスで考えると十分に思う。
5泊のトランプステイの感想は、言わずもがな時間を重ねるごとに、人の心を操る心のこもった独自のビジネスマニュアルが確立されていて、そこにハマっている自分がいて、また必ず訪れたいと感じさせてくれた。
ホスピタリティーは、日本や海外で文化の違いはあるけれど、根本は全く違いはなく、真心は万国共通で言葉を超えた共通用語であると感じて止まない。

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安藤敬子 安藤敬子