2023年2月7日 更新

「働き“肩”」考えてみました

「働き方改革」を推進する凡美社社員が、「働き‟肩”改革」を推進します。

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‟ 肩こり ”なんて無ければいいのに。

普通に日常で肩がこっています。

2023年となり早くも1か月が経ちました。
今年の仕事具合はいかがでしょうか?
現在はパソコンでの作業が仕事上の大半を占めることが多いとは思いますが、
私もそうではありますが、どうもいつも以上に『肩がこる』と感じる今日この頃です。

肩こりに苦しめられるのは、もはやパソコンワークの多い現代人の宿命と言えるかもしれません。

日頃の運動不足や溜まったストレスのせいもあるのでしょうが、このつらさ、、共感していただける方も多いのではないでしょうか??

そういえば、以前海外で勤めている友人と話していると「同僚の外国人(欧米人)と会話をしていて“肩こり”の話が通じない」と気になる事を言っており、「もしかしたら、外国人は肩がこらないのか!?」と大いに盛り上がったことがありました。

“肩こり”という症状がないのではなく。

その後、友人も『外国人は“肩こらない”』説が気なり色々とリサーチをしたそうで、後日、律儀にもその報告をしていただけることになりました。

結果、外国だと“肩こり”に該当する言葉自体がないそうですが、
やはりというか、当然ですが、海外の人でも“肩こり”はするそうです。

英語圏だと、病院や治療院などで症状を訴える場合は、
「スティッフショルダー」(stiff shoulder)と言うのが一般的のようです。

ただし、これだと肩関節が固くなって動かない、、と解釈されたりするので他にも英語では“肩こり”のことを以下のように言うそうです。
■「stiff neck」(スティッフ ネック)
■「tight shoulders」(タイト ショルダー)
注)他にも様々な言い回しあり。
ただ、これは日本人が感じる“肩こり”とは少し異なるそうで、“肩こり”を伝えるには、上記の言葉にプラスして何かしら訴える必要があるとのことでした。
外国人にも当然“肩こり”という症状はあります。
ただ、表現方法が違うため日本語の“肩こり”を英訳する段階で通じないことが多いのだとか。
だから、“肩こり”のことを話題にしても「pardon(パードゥン)??」となるそうです。

ということで、言語による表現の違いなだけで、日本語以外では『こる』という表現がピンとこないというだけで、‟肩こり”は世界共通であるんだという結論になりましたが、話は続きがあります。

外国人は“肩がこっている人”がそもそも少ない?

友人より色々とご丁寧にリサーチ報告をしてもらいましたが、最後に言い残すように「直訳する言葉自体はないが、ただ、話しをしていて、そもそも“肩こっている”奴らがあまりいないかも」と言っていました。

気になってしまい、私自身が長年通っている整体院の先生に聞いてみたところ、
その先生によれば、
「日本人より特に欧米人は骨格が大きく、筋肉の量が多いので、“肩こり”という概念を持っていない人が多い可能性はあります。人間の頭はおよそ5~6kgの重量があり、イメージとしてはボーリングの球相当。また、日本人は『なで肩体系』で且つ身体的比率でいくと欧米人と比べて頭も大きく、首や肩の負担が大きくなり、肩こりを起こしやすい傾向はあります。」
だそうです。
因みに、“肩こり”の主な原因として挙げられるのは、
「姿勢の悪さ」、「ストレス・疲れ」、「運動不足」だそうで、ワタクシ、漏れなく全て該当しておりました♪
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日本人が‟ 肩こり ”に悩むのは働き方のせい!?

働き‟肩”改革してみませんか?

今までの内容を踏まえると、日本人が“肩こり”しやすいのは外国人に比べ首の筋肉量が少なく首にかかる負担が大きいという理由が挙げられます。

しかしながら、それだけでなく日本は世界で最も椅子に座る時間が長いといわれています。
デスクワークなど姿勢が悪くなりやすい状態でいることが外国に比べて長い。
長時間座っているのですから当然“肩こり”しやすくなります。
また、日本ではあまり運動に対しての関心がなく、運動不足であり筋肉量が全く足りていないことなどが挙げられます。
日本人で日ごろから運動している成人はおよそ30パーセントといわれていますが、
海外ではおよそ50パーセントもの人が日常的に運動しているそうです。
残業大国と言われている日本では、運動をする時間を取ることが難しいという背景があるからだと思われます。


2007年12 月に政労使の官民トップ会議で、
「ワーク・ライフ・バランス憲章」と「行動指針」が策定され、
社会全体の運動として「働き方改革」のスタートが切られました。
今年で16年経ちます。

みなさんはどのような仕事の仕方をされていますでしょうか。

優先順位をつけ、自分で時間を計画的に組み立て、
効率良く仕事ができていますでしょうか。
仕事姿勢やアピールのための残業になっていませんか。
本質は生産性のアップなのに、どうしようもない無駄作業で仕事をしている気に
なっていませんか。

自分が効率良くできていないと実感している人は、
「働き‟肩”」をポイントとして、ライフ・ワーク・バランスを考えてみてはいかがでしょうか?
肩がこらない働き方をすることで、
もしかしたら、時間の使い方が改善され、効率が上がるかもしれません。
ダラダラ業務をするのではなく、時間を区切って、少し肩甲骨を動かす時間を1日に複数回つくってみる。ストレッチをしてみる。などを日常の業務に取り入れてみてはいかがでしょうか。
電車でスマホを見る時間を‟考える”時間に置き換えて、
・アイデアを考える・部下のことを考える・家族のことを考える・愛する人のことを考える
・趣味のことを考える
などを肩甲骨を動かしながら行ってみてください。

「働き方改革」は行政の下で企業が制度を作って実践するだけのものではありません。
最後は個人個人が考えて実践することです。
労働時間が長くなることに対する言い訳をしている人ほどダラダラと仕事をしています。
個人として「働き方改革」を実践していくには「働き‟肩”改革」から始めてみるのも
良いと思いました。


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