凡美社では、アメリカ合衆国の店舗情報を定期的に届けていきます。
シリーズ化して随時レポート報告をしていきます。
今回はブラックフライデーから年始までの、ニューヨークの色々な店舗のホリデーシーズンリサーチ報告を5回に分けて行います。
シリーズ化して随時レポート報告をしていきます。
今回はブラックフライデーから年始までの、ニューヨークの色々な店舗のホリデーシーズンリサーチ報告を5回に分けて行います。
ニューヨーク ホリデイ シーズン リサーチ 第三回
11月 第四木曜日(サンクスギビングデー)の翌金曜日。
小売店にとって年間を通じて最も忙しい1日のひとつである
ブラックフライデーからスタートするホリデーシーズン。
11月に入った段階から、メールマガジンやアプリを通じて
プレセールの通知が鳴り止まず、
実質11月全体がブラックフライデーセール期間となっている。
ブラックフライデーを皮切りに、
クリスマス・年末年始とホリデーシーズンが続く。
ネット注文でもセール品は買える、必ずしも店舗に出かけなくてもいい現代。
ホリデーシーズンの小売の現場はどうなっているのか。
そこから見える“店舗”の役割を洞察する。
小売店にとって年間を通じて最も忙しい1日のひとつである
ブラックフライデーからスタートするホリデーシーズン。
11月に入った段階から、メールマガジンやアプリを通じて
プレセールの通知が鳴り止まず、
実質11月全体がブラックフライデーセール期間となっている。
ブラックフライデーを皮切りに、
クリスマス・年末年始とホリデーシーズンが続く。
ネット注文でもセール品は買える、必ずしも店舗に出かけなくてもいい現代。
ホリデーシーズンの小売の現場はどうなっているのか。
そこから見える“店舗”の役割を洞察する。
トレーダー・ジョーズ/ウォールフーズ・マーケット 店頭洞察
トレーダー・ジョーズは、ロサンゼルス郡を本拠とする、アメリカ合衆国のグロサリー・ストアチェーン(食料品スーパーマーケット)である。
日本人が付けた通称はトレジョだそうだ。
2015年には「生鮮食品店」形式の総合食料品店に数えられるようになる。
展開は全米42州とワシントンD.C.に500店舗ほどである。
日本人が付けた通称はトレジョだそうだ。
2015年には「生鮮食品店」形式の総合食料品店に数えられるようになる。
展開は全米42州とワシントンD.C.に500店舗ほどである。
ウォールフーズ・マーケットは、アメリカ合衆国のグロサリー・ストアチェーンである。
アメリカ合衆国を中心に、カナダとイギリスを含めて、合計270店舗以上を展開している。
グルメ・フード、自然食品、オーガニック・フード、ベジタリアン・フード、輸入食品、
各種ワイン、ユニークな冷凍食品も品揃えし、いわゆる「グルメ・スーパーマーケット」と呼ばれる比較的高級志向の食料品小売店に分類されている。
アメリカ合衆国を中心に、カナダとイギリスを含めて、合計270店舗以上を展開している。
グルメ・フード、自然食品、オーガニック・フード、ベジタリアン・フード、輸入食品、
各種ワイン、ユニークな冷凍食品も品揃えし、いわゆる「グルメ・スーパーマーケット」と呼ばれる比較的高級志向の食料品小売店に分類されている。
日用品を売る店舗にとってブラックフライデーは
どう影響しているのか?
WHOLE FOODS・Trader Joe’s の両店舗を見ても
店頭におけるブラックフライデーの影響は見られなかった。
店内は季節イベントに関わらず、安定して賑わっている。
店内の変化としては、クリスマス商戦の入り口といわれる
このタイミングでクリスマス関連商品がラインアップされた
点である。
クリスマス関連商品も、お菓子やスペシャルドリンクといった
家庭やホームパーティで楽しむクリスマスのためのものが
中心になっている。
どう影響しているのか?
WHOLE FOODS・Trader Joe’s の両店舗を見ても
店頭におけるブラックフライデーの影響は見られなかった。
店内は季節イベントに関わらず、安定して賑わっている。
店内の変化としては、クリスマス商戦の入り口といわれる
このタイミングでクリスマス関連商品がラインアップされた
点である。
クリスマス関連商品も、お菓子やスペシャルドリンクといった
家庭やホームパーティで楽しむクリスマスのためのものが
中心になっている。
“日常のど真ん中にあり続ける”
両店舗ともにシーズンアイテムは置きつつも、
売り場に大きな変化はない。
家庭・日常に必要な品々を揃え続けていること。
クリスマスにおいてもそれは例外ではなく
家庭に飾るツリーがある。
ツリーの下に置くプレゼントボックスのキットを売る。
プレゼントのラッピング用品を置く。
イベント性を高めるよりも
素朴かつ伝統的なシーズンの過ごし方に寄り添い
日常の買い物の中で、シーズンイベントに必要なものが揃う
店舗作りがされている。
両店舗ともにシーズンアイテムは置きつつも、
売り場に大きな変化はない。
家庭・日常に必要な品々を揃え続けていること。
クリスマスにおいてもそれは例外ではなく
家庭に飾るツリーがある。
ツリーの下に置くプレゼントボックスのキットを売る。
プレゼントのラッピング用品を置く。
イベント性を高めるよりも
素朴かつ伝統的なシーズンの過ごし方に寄り添い
日常の買い物の中で、シーズンイベントに必要なものが揃う
店舗作りがされている。
Black Friday
Christmas Season
WHOLE FOODS・Trader Joe’s の両店舗において
ブラックフライデーにクリスマスムードに変わって以来
売り場そのものに大きな変化はない。
ただし、需要に大きく変化が出るのはクリスマス前日だ。
先述の通り、アメリカのクリスマスは家で過ごすのが通例かつ
クリスマス当日は店舗が休業となるため
前日の買い出しで、スーパーマーケットは大賑わいとなる。
一口にクリスマスといっても、人々の需要によって
それぞれの業態の店舗で起こる現象は異なっている。
ブラックフライデーにクリスマスムードに変わって以来
売り場そのものに大きな変化はない。
ただし、需要に大きく変化が出るのはクリスマス前日だ。
先述の通り、アメリカのクリスマスは家で過ごすのが通例かつ
クリスマス当日は店舗が休業となるため
前日の買い出しで、スーパーマーケットは大賑わいとなる。
一口にクリスマスといっても、人々の需要によって
それぞれの業態の店舗で起こる現象は異なっている。
After Christmas
クリスマスが終わった店頭からは、
クリスマス関係のアイテムは無くなっている。
売れ残ったアイテムの安売りもされていない。
ここに選ばれ続ける店舗のこだわりが見えてくる。
クリスマス気分が残る世間の気分に合わせるのではなく、
積極的に半歩先の空気を作っていく。
両店からは、
次のシーズンへ向かう活力のある店舗作りのエネルギーが
感じられる。
クリスマス関係のアイテムは無くなっている。
売れ残ったアイテムの安売りもされていない。
ここに選ばれ続ける店舗のこだわりが見えてくる。
クリスマス気分が残る世間の気分に合わせるのではなく、
積極的に半歩先の空気を作っていく。
両店からは、
次のシーズンへ向かう活力のある店舗作りのエネルギーが
感じられる。
New Year
1/1は、店休日であったTrader Joe’s
1/1から営業を続けるWHOLE FOODS。
WHOLE FOODSに関しては日常に戻ったという印象が強いが
Trader Joe’sは1/2に爆発的な集客を見せ入店制限が発生した。
特別なセールがあったわけではない。
なぜこんなに人が集まるのか。
その答えは現場にあった。
猛烈な勢いで売れていくにも関わらず欠品せず補充され続ける商品。
忙しい中でもフレンドリーな接客を欠かさない店員。
30のレジで、店の入り口にまで及ぶ長蛇の列でも20分待たずに
会計を済ますことのできるオペレーション。
ここに来れば気持ちよく買い物ができる。
シーズンを問わず保ち続けているブランドに人は集まっている。
1/1から営業を続けるWHOLE FOODS。
WHOLE FOODSに関しては日常に戻ったという印象が強いが
Trader Joe’sは1/2に爆発的な集客を見せ入店制限が発生した。
特別なセールがあったわけではない。
なぜこんなに人が集まるのか。
その答えは現場にあった。
猛烈な勢いで売れていくにも関わらず欠品せず補充され続ける商品。
忙しい中でもフレンドリーな接客を欠かさない店員。
30のレジで、店の入り口にまで及ぶ長蛇の列でも20分待たずに
会計を済ますことのできるオペレーション。
ここに来れば気持ちよく買い物ができる。
シーズンを問わず保ち続けているブランドに人は集まっている。
考察
ネットでなんでも買える時代。
小売り最大のセール日といわれるブラックフライデーから始まる
ホリデーシーズンにおいてもPRの主戦場はネットに移っている。
そんな時代に店舗に行く理由とは何だろう。
そこに空間がある。
音がある、匂いがある、空気がある。
五感でワクワクを感じられる空間こそが店舗の価値だ。
それは珍しい・イベント性の高いものを寄せ集めれば創れるものではない。
ほしい品が揃っている。
店内に活気が満ちている。
BGM・ディスプレイ・接客etc、なんとなく気分が盛り上がる仕掛けがある。
当たり前に聞こえる要素を落とさない心構えが重要だろう。
買い物は、モノを買うことだけではなくコトを買うことでもある。
家からなんでも買える時代だろうと、人は体験を求めて出掛けていく。
”買い物でどんな気分になれたら嬉しいのか”
スーパーなら、季節によって変わる生活に必要なものが見つかる
家電量販店なら、生活が良くなるワクワク感が買える
業態によってちがう、生活者の求める買い物体験に適合した店舗だけが
集客を成功させ続けることができるといえる。
その点で、シーズンイベントも通常営業も集客に必要な要素に違いはないだろう。
季節イベントの集客も日々の当たり前の積み重ねの上に成り立っている。
了
小売り最大のセール日といわれるブラックフライデーから始まる
ホリデーシーズンにおいてもPRの主戦場はネットに移っている。
そんな時代に店舗に行く理由とは何だろう。
そこに空間がある。
音がある、匂いがある、空気がある。
五感でワクワクを感じられる空間こそが店舗の価値だ。
それは珍しい・イベント性の高いものを寄せ集めれば創れるものではない。
ほしい品が揃っている。
店内に活気が満ちている。
BGM・ディスプレイ・接客etc、なんとなく気分が盛り上がる仕掛けがある。
当たり前に聞こえる要素を落とさない心構えが重要だろう。
買い物は、モノを買うことだけではなくコトを買うことでもある。
家からなんでも買える時代だろうと、人は体験を求めて出掛けていく。
”買い物でどんな気分になれたら嬉しいのか”
スーパーなら、季節によって変わる生活に必要なものが見つかる
家電量販店なら、生活が良くなるワクワク感が買える
業態によってちがう、生活者の求める買い物体験に適合した店舗だけが
集客を成功させ続けることができるといえる。
その点で、シーズンイベントも通常営業も集客に必要な要素に違いはないだろう。
季節イベントの集客も日々の当たり前の積み重ねの上に成り立っている。
了
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クリスマスを感じさせないように陳列されている。