災害に備えて

最近、首都直下型地震は3年以内に70％の確率で起こりえると言う記事を目にした。数々の災害を経て、喉元過ぎれば熱さを忘れるでは決して駄目で、大難を小難に変えれるチャンスは自分しか持てない。

最近、首都直下型地震は3年以内に70％の確率で起こりえると言う記事を目にした。
明日くるか、50年後かはわからないけれど。

震災に敏感になっている矢先の先月3日、うちのお店の真下の居酒屋から出火した。
出火原因はダクトにこびり付いた油にコンロの火が引火した模様。
丁度厨房の真上がうちの店で、さすがに青ざめた。
消防車が２７台、芋洗い坂から近隣の道路は通行止となるほどだった。
あいにく夕方の火災で営業時間前だった事もあり、けが人も出ず、消火の対処も早かったので事なきを得た。
翌日より営業再開で、廊下やトイレに焦げ臭さが１か月ほど残っただけの小難で済んだ。

日々何が起こるか判らない。
皆、命を懸けて生きている。

車も命がけで運転する。鉄の塊を自分の操作でスピードを出し、ハンドルを操り、いつ事故に巻き込まれるかも知れない。
オリンピックに向けて、テロも起こりうるかもしれない。
出産もしかり。

可能性を心配してもきりがないけれど。

家族を持ったら様々な責任ものしかかる。

せめて重要書類等や貴重品は身内が直ぐ解るように一か所に纏め、
そして震災時の為に、備えあれば患いなしの備蓄を多少は準備しておきたい。

阪神大震災時の被災者の方のお話で衝撃的だったのは、御友人に物資を渡しに行かれた時、水が無くて通常備蓄のビールで顔や手を洗っておられたと聞いた事だった。
乳児や幼い子供がいたら大変なことである。
ペットボトルが１本１万円でも買いたいと思うし、もはや貨幣価値はその時点で崩れる。
コンタクトレンズの人はメガネを手の届くところに置いておかないと、被災したら、度数入りの眼鏡を数万円で売りに来る人もいるというから恐ろしい。

私は寝室の周りに貴重品とリュックも眼鏡もスリッパも置いていて、直ぐに逃げられるようにしている。
暫く洗髪も出来ない想定で帽子も大事と聞いた。
避難所に行かなく家に待機の場合は、ミネラルウォーター、保存食、ミニカセットコンロ等は言うまでもないが、
大型ポリ袋は、トイレの便器にはめ込み、排せつしたら上からペーパータオルを重ね繰り返し使い、簡易トイレになると聞いた。
ラップは、食器皿に巻き付けておくと食べ終わったらラップを外せば食器を洗わなくて済むと聞いた。
重曹は頭皮に振りかけ、マッサージ後払い落としたらドライシャンプー代わりになると聞いた。

被災者の方達のご経験を真摯に受け止め、是非備えにしたい。
そして何よりも今が集大成として、公私共充実した日々を送りたい。