Van Gogh Alive展に行ってみた。

没入型体験アート。アート展もデジタル技術を駆使する時代です。イベントプロモーションや店頭プロモーションの参考になりますね。

目次

Van Gogh Alive展

世界99都市で900万人を動員しているVan Gogh Alive展に行ってきました。
普通のゴッホ展ではなく、最近耳にするようになってきたイマーシブ(没入体験)型のアート展
ということで一度体験してみようと行ってまいりました。
入口を入るとゴッホの生い立ちや歴史の説明があります。
ここで簡単にゴッホの説明をすると、
1853年オランダの牧師の家に生まれ、青年期は伯父の商会で働くもクビになり、職業を転々と
するも20代中頃に弟の援助を受けながら画家を目指します。
(画家になったの結構遅いですね。)
初期の頃は、暗い絵が多かったみたいで、パリに移り印象派の影響を受け明るい色を使いだし、
日本の浮世絵からもかなりの影響を受けたみたいです。
南フランスで画家の協同組合を築くことを夢見て、そこにゴーギャンを迎えて共同生活をしますが、2人の関係が悪くなりゴッホの耳切事件の後ゴーギャンは出て行きます。
その後、ゴッホは発作に苦しみながら入退院を繰り返し
サン=ミレの療養所に入所後も「星月夜」など多くの作品を描き続けました。
1890年7月に銃で自らを撃ち死亡しました。
ちなみに、今でこそ人気のゴッホ作品ですが、生前はほとんど絵が売れなかったみたいです。
生前に絵が売れて認められていれば、また違った人生と作風だったかもしれませんね。

「アルルの部屋」

ゴッホの説明パネルの先に進むと、有名な「アルルの部屋」を立体で再現した部屋がありました。
実際の絵と見比べてください。かなり忠実に再現されてます。ゆがんだベッドも良くできています。
そして、この先にお目当ての没入体験アートのプロジェクションで映し出される部屋があります。

いざ、メインの部屋へ

手振れの酷い映像ですが、少し我慢して見てください。
いかがでしたでしょうか?プロジェクターといってもかなり高解像度の映像で、ゴッホの絵
の世界が動いていて、「絵の中に入り込んだ」という表現は言いすぎですが、筆のタッチや絵の具の凹凸などがリアルに見ることが出来、クラシック音楽もゴッホの人生や作品に合わせて使われておりかなり迫力がありました。

クッションなどがあり座って鑑賞できるエリアがあるのですが、私が行った時は結構な人が
居たのでそこで見ることは出来ませんでした。

ひまわりの部屋

最後に全周ミラーの部屋でひまわりが広がる部屋がありました。フォトスポットですね。

最後に

没入型体験アートのプロジェクションは、1回の映像時間は、多分30分くらいあるのですが、部屋が広く、見る場所で映像が違うので見る場所で違った感覚になるように思います。

「絵画は、やっぱり実物の絵に価値があるでしょう。プロジェクションで見てもなぁ。」
なんて思っている方は、一度この没入型アートを体感してみてください。
映像と音楽がマッチしてすごく印象深いものになっていてきっと楽しめます。

とはいえ、名古屋、神戸と回り3月まで東京でやっていたVan Gogh Alive展ですが、
日本での公演は、次の6月15日~9月13日までの福岡展が最後です。行ける方は是非!

最近この『イマーシブ』というワードをよく耳にするようになってきました。
つい最近では『イマーシブ・フォート東京』という施設が出来ています。
またVRなどの映像技術やチームラボなどのイベントも没入感のあるものになっています。
これらは、どれも印象的で感動や驚きをもたらしてくれるものが多いので、
イベントプロモーションや店頭プロモーションにも没入感のあるものが出てくると予想されますし、どんどん提案していきたいと思います。

了。