桜美林大学と産学連携!!「ディスプレイ研修合宿」レポート第三回

江原道様、オーディオテクニカ様、ブルボン様の協力を仰ぎながら、学生さんに販促物の課題を出しました。企画要件をまとめ、アイデアを出し、販促物としての形態をスケッチしていきます。翌日行われたプレゼンテーションでは、学生さんならではの視点からの良い企画案がありました。

目次

桜美林大学造形デザイン科7名を大阪本社に迎えたディスプレイ研修。

レポート第二回は、研修初日、二日目の午前中まで紹介させて頂きました。

第三回では、ワークショップ、プレゼンがどのように進められたのか、振り返っていきます。

研修2日目 ワークショップ

ワークショップ模様

講義が終わり、プレゼンへの取り組みの仕方を説明したあと、
送ってあった課題で事前に組んであった班に分かれてワークショップです。
課題は第一回レポートでも記した下記の3つです。

■江原道様 『クレンジングウォーター を定番上段w400×H450×Ⅾ300㎜内で演出』

■オーディオテクニカ様『ノイズキャンセリングヘッドホン を家電量販店でw890×H550×Ⅾ400㎜内で演出』

■ブルボン様『フルーツ系カップゼリー6種 をスーパーのエンド1本で演出』


ボンビデザイン室1人、ボンビ営業1人、ボンビ営業企画1人の計3人が常に付き添って、アドバイスをしながら与えられたフレームワークを埋めていきます。
フレームワークを埋めたら、形状を考えていきます。

素材、印刷・表面加工見本、サンプル置き場

ワークショップ会場には、素材見本やサンプル帳、過去のJPMの年鑑(日本プロモーショナルマーケティング協会主催の「promotional solution exhibit」「creative design show」「japan pop awards annual」)などを用意し、会場の1つ下階のボンビの販促物ショールームも開放をして、打合せをしながら、色々と見ながら提案書をつくってもらいました。

ワークショップの様子1

ワークショップの様子2

3班とも、熱気があり、常に会話がとぎれない状況でした。
よく質問もしていました。
デザインを専攻しているだけあり、手書きのスケッチはうまく、よく手も動いていました。
驚いたのは、1年2年の時にイラストレーター、フォトショップの操作を叩き込まれているので、シェードを含め、デジタルスケッチ力があるという点です。

ワークショップ模様 手書きラフ

ワークショップ模様 スケッチ吟味

ワークショップ模様 スケッチチェック

ワークショップ模様 スケッチ

2日目のワークショップは18時で終了をして、3日目の午前中いっぱいでプレゼン準備をするという予定でしたが、みなさん、それぞれホテルに持ち帰り遅くまで作業をしていた模様です。

研修3日目 プレゼンテーション

江原道様 クレンジングウォーター店頭販促物 プレゼンの様子

オーディオテクニカ様 ノイズキャンセリングHP店頭販促物 プレゼンの様子

ブルボン様 フルーツ系カップゼリー エンド演出 プレゼンの様子

プレゼン時間は1班10分、質疑応答に5分と1班15分で完結をする発表会でした。

3班ともにフレームワークに則って、キーメッセージと4つの価値をまとめ、それをどのようには発信、表現するかを構造的に組立、最終的にはそれを落し込んだアウトプット(販促物のスケッチ)をしていました。

1点、競合他社にはない表現を探り、商品訴求も含め、商品の使用シーンを切り口にその使用シーンを立体化させて什器化させている案がありました。
一気通貫しているなかなか良い提案だと思いました。

試作の打合せ

プレゼンが終わり、総評が終わると、今度は実際に試作ダミーを作る打合せになります。
これにはボンビのデザイナー、ボンビの製造管理の責任者が打合せに同席をし、どのような素材をどのように加工して表現するかを打合せしました。
素材サンプルや印刷見本、各種店頭販促物のダミーを参考に、『見え方』を考察し、ボンビで図面など引いて試作を完成させます。
試作の提出日は春休みや入学式直後などがあり、4月20日提出の予定をしています。

皆さんが考えた提案を具現化して授業に持っていきます。

試作品打合せ風景1

試作品打合せ風景2

試作品打合せ風景3

試作の打合せが終わると今回のディスプレイ研修合宿は終了です。

ボンビSP部統括部長から最後の挨拶があり、合宿の全日程を終えました。

最終は、試作が出来上がり、それをゼミの授業に持ち込んで、品評をして研修は終わりです。
学生さん達は引き続きグラフィックデータの作り込みが休み中も続きます。
学生さんのインターンシップは昔からやっていますが、ディスプレイ研修合宿という形で学生さんと産学連携するのは初の試みでした。
新規事業で「ボンビ工房」という、モノづくりステーションやファブみたいな、場所とコミュニティを創ろうという構想の一環ではあります。
人と人が繋がり、それぞれの人のパワーが集積されて仕事として形成していくというボンビらしい発想ではあります。

ただ単に予定調和の店頭販促物や什器を作るのではなく、お客様の商品が売れる、お客様のサービスが支持されるための店頭販促物や什器を作るという『モノづくり』を目指して、そのための『コトづくり(ストーリー作り)』にも力を入れていきたいと思います。

アイデアやデザインは無限です。与えられた条件の中でどれだけ深さと広さを創ることができるか、日々の勉強や経験をインプットする努力を積みながら日々邁進していきたいと思います。

今回参加の学生さん達のスナップショット

ブルボン様 フルーツ系カップゼリー エンド演出班

オーディオテクニカ様 ノイズキャンセリングHP店頭販促物班

江原道様 クレンジングウォーター店頭販促物班

江原道様 クレンジングウォーター店頭販促物班

江原道様 クレンジングウォーター店頭販促物班

ブルボン様 フルーツ系カップゼリー エンド演出班

オーディオテクニカ様 ノイズキャンセリングHP店頭販促物班

皆さんいい顔をされています。

最後に学生さん、向坂氏、ボンビのメンバー全員で撮った1枚をつけておきます。

レポート第四回では、試作品を持ち込んで行う桜美林大学での授業の様子をレポートさせて頂く予定です。

最後に記念撮影!