見たら得する!おもしろ店頭販促ディスプレイ特集!2024年第三十四弾

バイクカメラ / R-LOOP / 自作PC / ヒーター / MD紙

目次

店頭観察特集

凡美社では店頭を常に観察している。
売場の変化は定点観察実施。売場の変化を追う。
そして各種店頭販促ディスプレイも追っている。

POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。

142 シチュエーションと手法が分かり易い展示

モトブロガー(バイク関係の動画撮る人)へ向けたアクションカメラの展示。実車のバイクを置いて、カメラの取り付け位置を提案。
家電量販店内にバイクがあるとかなり目立つ!
アクションカメラをそんなところにも付けれるのかと、割と参考になる。

『大映像時代』、『みんなクリエイター時代』を象徴している。
今の時代、行為や体験の後の映像編集と発信までセットの時代である。
そして、やり方次第では、インフルエンサーにもなり、発信力を持つこともできる。

発想次第、行動力次第である。
「やる」か「やらないか」。

今までやってこなかった人や、やる気がない人も、「あ、なるほどね。やってみようかな」と
思ような、行動変容までさせる売場になっていると思う。

143 R-LOOP

東横インに、リサイクルボックスが登場していた。
お客さんのいらなくなった荷物を回収するイメージ。
今やどこに行っても何らかのリサイクルボックスを見るようになった。
回収後は各社バラバラのスキームなのだろうか?
共通のリサイクル工場みたいなものも登場してるのかな。

R-LOOP
ブックオフコーポレーションとBPlabが運営している事業(活動体)であり、
「循環型回収ボックスを通して
いらないモノを必要なものへ変えていく
循環型生活の実現」を目指している。
全国6か所の分別拠点に回収物が分配され分別される。

ESG投資時代にESG経営。やはり活力の根源は商売にある。
三方良し、社会に良いこと、人に良いことをした上で儲からなければ意味がない。
そういう意味ではCSV(Creating Shared Value)が重要である。
様々な会社がスタートアップしているが、当然ESG投資を含めたビジネス展開をはかっているが、
長年業績を保てる企業になっていくかはまだまだこれからだ。

144 自作PCという市場があるのか

自作PCコーナーエンド什器。
何を買えば自作できるかを分かりやすく展示。
なるほどなるほどこんな什器が登場するとは、自作PC市場も堅調である。

自作PC市場があるとは知らなかった。
組み立て材料としては、
『CPU』『マザーボード』『メモリ』『SSD』『GPU』『PCケース』『電源ユニット』『CPUクーラー』『OS』などがあれば仕上がるみたいである。

使う用途でカスタマイズできるメリットがある模様。
新たな発見である。

145 誘導型体感什器の妙

商品に触れるための穴を手の形にすると、思わず手を入れたくなるオイルヒーターの体験型什器。
リニューアルされつつ4年目?に突入。
良い企画は継続される。
そろそろ他社に真似をされる頃。

製品USPをしっかり伝える体感什器になっている。
体感させる仕向け方が秀逸である。
手形に抜くことで手を入れたくなる心理を突いている。

同時に、ユーザーのベネフィット(例えば子供がいても安心)などを買い物客側が容易に想像できるようになる。

146 きて、みて、さわって理解

「書き心地」がイチオシのノートの試し書き売り場。
試し書きの紙がでかい!思う存分、書き心地を試せる!
書いてみると、程よくザラっとしていて、相当書き心地が良い!
あと、この紙の大きさがテンション上がる!この大きさのノート欲しい!
最近、店頭がどんどん「お試し」売り場っぽくなってて、お店へ行くのが楽しい。

MD紙(ミドリダイアリー用紙)とは、手帳や日記などの書き心地のよい筆記用紙として開発・改良を続けているオリジナルのこと。裏ぬけやにじみが少なく、書きやすいのが特徴。

「顧客の価値体験向上」はまさに実際に使用してみることが大切。
視覚だけではなく、五感全てで感じることができ、ワクワクを感じ腹落ちできれば購買動機も上がる。
『買うマインド』や、『買うテンション』をいかに上げるかが店頭販促の目的である。
了。