PR新任担当物語5-どうやって伝えるか?メディア編

新聞、雑誌、TV、インターネットなどPRメディアは多岐にわたり、多種多様です。PR新任担当のアナタは、ターゲットが触れていそうな媒体について思いを巡らします。

目次

どうPRしたら、ターゲットに効果的に伝わるのか?

(前回まで)アナタはベンチャー化粧品メーカーの新任PR担当に任命された男性。女性上司からの指示で、新商品のリップスティックのPRをすることになり…七転八倒したあげく、どんなターゲットに、どんなベネフィットを伝えていくかは明確になった。

次は、それをどう伝えていくか…

まずはPRするメディアジャンルを整理する

アナタの心の声:「まずは、ターゲットが読む媒体を整理しないとな…」
アナタの心の声:「ターゲットがコンビニで立ち読みするような女性誌を想定できるとイメージが浮かびやすいけど、最近雑誌が売れてないとかよく聞くしな…」

(ここでターゲットのおさらい)

○ターゲットのおさらい

・デモグラフィック属性:5大都市圏在住、20代後半OL。家族構成は両親健在、兄弟は妹か弟がいる。一人暮らしではなく、実家ぐらし。仕事は中堅私大もしくは女子大を卒業後、事務職もしくは超一流企業ではない総合職系、所得は300−450万程度。

・サイコグラフィック属性:キラキラ系、ミーハー好き女子。もしくはそういう存在に憧れている。お酒好きもしくはそういう場が好き。仕事だけじゃなくて遊びも重視。ファッションやメイクにお金をかける。海外ブランドのバッグや洋服を数点所有。自分でも買うが、歴代彼氏からのプレゼントも所有。ただし、そこまでパリピ(パーティピープル)には振り切れない、昼間堅実に仕事をしている自分も好き。そういう意味では将来的には家庭生活、結婚生活に憧れてもいる。

PRメディア1-女性誌

…この調子でどんどん上げていこう。

次の媒体は…

PRメディア2−新聞

アナタの心の声:「そもそも新聞って、読むのかな…中堅企業の総合職OLなら、上司に進められて、業界の経済記事とかは読みそうだな…役員付の事務職とかも…でも経済記事だよな…」

天の声:「ターゲットに応じて、媒体ジャンルも必要性を考慮してピックアップしていこう」

アナタの心の声:「具体的に考えると、、、うちの商品が掲載されそうな枠の新聞記事を、読んでるシーンが思いつきにくい、から、今回は新聞はターゲットメディアから外そう、一旦は…」

PRメディア3-テレビ

アナタの心の声:「そうだな、、テレビは思い浮かぶ…実家なら、出勤前の朝ごはんの時に…こんな番組を見ていそうだ…」
アナタの心の声:「…よし、いろいろ出てくるぞ…」

次は…

PRメディア4−インターネット

アナタの心の声:「やっぱ、見る可能性が高いのは、Yahoo!ニュースやLINE NEWSだよなー」
アナタの心の声:「でも、Yahoo!ニュースやLINE NEWSは、記事を作っているわけじゃない。記事は第三者の配信元から提供を受けている、つまりはその配信元である、新聞社、通信社、Webメディアやニュース制作会社が実際の記事を書いているわけで、それらの会社をリストアップして、アプローチする必要があるな…」

メディアジャンルを決め、各メディアをリストアップすればメディアリストの完成!

アナタの心の声:「だけど、、どう仕掛けようか??ただのプレスリリースを作って送るだけじゃ芸がない…記者会見を考えようか、でも、メディアだけ集めた会見じゃカタすぎるし、テレビネタにならなさそうだ…芸能人をキャスティングして、会見兼PRイベントにしてしまおうか…」

(次回に続く)