ドッグフードメーカー向け店頭什器、売り場に合わせた工夫

量販店、ホームセンター、スーパーマーケット、コンビニ。売り場によって広さ、通路の太さ、顧客導線、明るさ、色、いろいろな違いがあります。ターゲットユーザーの目線の高さや、背の高さにも注意します。什器の素材感含めてこだわって設計・製作していく必要があります。

目次

売り場に合わせた店頭什器‐ドッグフードメーカー案件

いろいろな売り場があります。
量販店、ホームセンター、スーパーマーケット、コンビニ。

各売り場の広さや、色、明るさ、さまざまな条件によって店頭什器も変わります。
メインとするターゲットユーザーの背の高さや、目線の高さ、好む色。
目立ちやすく、光沢素材を使ったり、什器を婉曲させたり…

今回のクライアントは、ドッグフードメーカーのN社。
量販店、ホームセンター、動物病院、などの各売場の広さに合わせた売り場専用什器の提案。

ある程度のデザインは決まっていて、ほぼ製作を担当しました。

好評でマイナーチェンジを繰り返した売り場専用什器:Aラック

売り場専用什器のデザイン以降の製作を担当

デザインはある程度決まっていたので、ラフ構造図→見積り→図面作成→試作→量産となりました。

ドッグフードメーカー売り場什器:Bラック

長く使いたいという意向を受け、強度優先でした。棚板はスリットパイプにすることで、ガチャ受けでフレキシブルに対応できる仕様です。
スチールをメイン素材とし、看板はスチールと樹脂(PET)を使用しました。

製作にあたって、難しかったところなんですが、看板部分のPET(樹脂)を両面テープで止めていたのですが、ズレて両面テープがはみ出てしまい、PET樹脂が動かなくなってしまい、看板の交換が出来ない什器が4-5台出てしまったことです。

狭い売り場では、コンパクトな什器:Cラック

強度優先で設計し、特にキャスター部分の構造は、棚が満載になるとかなりの重量だったので、特に気を付けました。

棚のガチャ受けとスリットパイプの芯々(芯から芯までの距離)をしっかりと冶具で検品して完成にいたりました。

看板なしパターンの店頭什器:Dラック

納品物を確認したドッグフードメーカーからは好評で、リピート案件となり、Aラック、Bラックはマイナーチェンジを踏まえて4年ぐらいにわたり、製作を担当しました。

当社の売りとしては、売場・商品・予算に合わせた什器を、短納期で図面から数種類製作出来る体制があることです。工場を持ち、自社で製作まで完結できます。