【プロモーション考察】どんなスポンサーがついている?ラグビーナショナルチームのユニフォームでスポンサードリサーチしてみた!

今年はスポーツ祭典が多い年。ラグビーワールドカップもそのうちの一つ。過去2大会、すごい盛り上がりを見せましたが、今年はどうなるでしょうか。ナショナルジャージに入っている企業ロゴに注目してみました。

目次

2023年ワールドカップイヤー!

「ワールドカップは去年終わったでしょ!」って言われる方もいるかと思いますが、違います。
2023年は様々なスポーツのワールドカップが開催されます。
●女子サッカー
●男子バスケットボール
●ラグビー
のワールドカップが開催されます。
そのうちラグビーのワールドカップはフランスで開催されます。

もちろん、サッカーと同じく4年に1度のラグビーの世界大会です。

知らない方も多いですが、ラグビーワールドカップは、夏季オリンピック、サッカーワールドカップに続く3大スポーツの祭典と言われています。(3番目には所説ありますが・・・)

前回は2019年、日本で開催され日本代表も史上初のベスト8進出で、大変盛り上がりました。
あの興奮の記憶を皆さんも覚えているのではないでしょうか? 

チームスローガン【ONE TEAM】も流行語大賞にも選ばれました。
大会後、選手がメディアにも連日出演し盛り上げようと頑張っていましたが、その矢先のコロナウイルス感染症にて、接触プレーの多いラグビーは試合自粛、無観客試合を余儀なくされました。

コロナ過で完全に下火になってしまったのは残念ですが、徐々に復活して今も国内リーグ真っ盛りの状況です。
さてラグビーは番狂わせが少ないスポーツで強いチームがほぼ勝つと言われています。                   強さの順番通りの力の差が出るスポーツです。
ラグビーにも世界ランキングがあるのですが、それとは別に階級分けに使われる
ティア(tier)というものがあります。
これはラグビー界における国の階級分けで、『強さ』だけでなく、
『伝統』、『格式』が考慮され階級分けで、
ティア1、ティア2、ティア3まであります。

世界最高峰レベル最上位に位置するのがティア1で10ヵ国あります。
南半球のNo.1を決める「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」に参加する4ヵ国。
【ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン】
北半球のNo.1を決める「シックスネーションズ」に参加する6ヵ国。
【イングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズ、フランス、イタリア】
ラグビーの伝統国となります。
前回W杯時では日本はその1つ下、ティア2に属されておりティア1の10チームに勝つのは容易ではありません。
日本がW杯でアイルランド・スコットランドに勝ちベスト8に入ったのは大きなニュースになりました。

最近発表された情報では、なんと、このティア1が10チームから11チームに改編され、
日本がティア1に入ることになりました。
上記に紹介したシックスネーションズという欧州の強豪チーム6ヵ国が総当たりで対戦する大会が、今年2~3月に開催されていました。
(因みに筆者はこの大会が見たくWOWOWに加入しています。)
大会は世界ランク1位のアイルランドがランキング通り全勝優勝で幕を閉じました。

ナショナルチームのユニフォームをチェック

2~3月にあったシックスネーションズの試合を観ていると各国のユニホーム(ラグビーで言うとジャージ)にスポンサーロゴが胸に入っており、販促やブランディングの一環であるスポンサードや広告をチェックしようと思い、ユニフォームに入っているロゴ、企業名を調べてみました。

【イングランド:ナショナルジャージ】

【 O₂ 】って何? 酸素記号? いえいえ、イギリスの大手通信会社のことです。
シンプルですが、なんともいえないインパクトがあります。
ちなみにサッカー同様、ラグビーもイングランドが発祥の国になります。

アイルランド:ナショナルジャージ

【ボーダーフォン】 イギリスに本社を置く携帯キャリア会社です。
若い方々はなじみがないかと思いますが2000年前半は日本にも参入していました。
当時、契約していた方には懐かしいロゴでは無いでしょうか?

ウェールズ:ナショナルジャージ

【ISUSZU】 ご存知の通り、日本の自動車企業です。
何でISUSZUなんだろう?と思い、調べたら、いすゞ自動車と契約している訳ではなくイギリス自動車輸入業者【Imort Motor Group】と契約していたそうです。アウェイ2ndジャージは別ブランドの【SUBARU】のロゴでした。同社がイギリスでいすゞとスバルの両ブランドを輸入販売している為実現可能になったとの事です。2021年迄の契約で今はCAZOOが契約をしています。
CAZOOは、2018 年に Alex Chesterman によって設立されたイギリスのロンドンに拠点を置く英国のオンライン自動車小売業者です。

ニュージーランド:ナショナルジャージ

みなさんご存知のオールブラックスになります。
試合前に踊る『ハカ』が有名なチームです。
そんなオールブラックスは長年、保険会社の【AIG】だったのですが2022年より【ALTRAD】になっています。
フランスの建築資材大手のアルトラッド・グループのことです。

フランス:ナショナルジャージ

今回、ワールドカップ開催国であるフランスもニュージーランドと同じ【ALTRAD】ロゴのジャージです。

ジャパン:ナショナルジャージ

『桜のジャージ』で有名な日本のナショナルジャージのスポンサーロゴは、
大正製薬さんのブランド【リポビタンD】です。
ワールドカップ時にはキャンペーンでノベルティーも多く出しています。
私は釣られて買っています。
『ファイト・一発!』で前回を上回る結果を期待したいです。
他の国も色々有るのですが、キリがないで紹介は終わりにします。
ユニホーム広告は目立ちますし企業にとっては大きな広告媒体になります。

胸ロゴはもちろんのこと、パンツの裾だったり、お尻面にまで有ったりして、サイズも大なり小なりありますが、職業柄、筆者は結構気になって見てしまいます。
『ここの面で幾ら広告料掛かるだろう?』とか、『入れている目的はブランディングや認知拡散だろうけど、購買行動にどれだけ反映しているのだろうか?』などと考えたりします。

 あと4カ月、ラグビーW杯は9月8日より開幕です!今から楽しみでなりません。
しかしラグビーワールドカップでは残念ながら企業広告禁止なのでナショナルジャージにロゴは入りません。これも豆知識として知っておいてください。