『アラフォークライシス』を打破せよ! 第一回

NHKの「クローズアップ現代」で放映された「アラフォークライシス」。 「アラフォークライシス」や「7040問題」を乗り越えるのは『自分次第』であり、『私たち次第』ではないでしょうか。

目次

アラフォークライシスを打破せよ!第一回

アラフォークライシスとは? 7040問題とは?

編集のOです。
ちょうどアラフォーど真ん中である小生ですが、昨年年末にNHKの「クローズアップ現代」で発信された『アラフォークライシス』『7040問題』という言葉を皆さんご存知でしょうか?

*『7040問題』→親は70代で年金頼み、子は40代になっても稼げないという問題。
もちろん、人それぞれで歩んできた人生は違うでしょうが、このようにクローズアップされると驚愕の事実にびっくりします。
今のアラフォー世代が社会人となり歩んだ20年は、他世代に比べると、社会的にはまさに不遇の20年なのです。

2000年、23歳頃、就職氷河期で就職できない人が溢れました。

2004年、27際頃、ワーキングプアと呼ばれる現象で、働けど働けど給料が上がらない状態でした。

2008年、9月に発生したリーマンショックの影響で、2009年にかけて派遣社員切りが大断行されました。この時の不況の煽りで倒産になった会社も多いです。
加えて、企業としても、今現在みたいに自己啓発や能力開発の機会を与えられなった世代でもあります。

そして、・・・
さらに、今まさにアラフォークライシスという深刻な状況に直面している
「一生貧困を宿命づけられている不遇の世代」なのです。

『7040問題』

介護の手間やコストなども必要です。
小生としても、6つ7つ下世代あたりから、会社の待遇が良くなったという実感はありました。

しかし、社会的にはそうだとしても、やはり、『人』次第ではないのでしょうか。

企業組織がそういう人材を求めてきたということもあるでしょうが、
組織の中で『こなす』作業に従事していると、その面でのスキルは高めることはできますが、こなすことに慣れて、ビジョン形成ができなくなります。

ビジョン形成をしないということは、発信もしないということになり、応用力をつけようとしなく、思考停止でのルーティーンのワーキング作業になってしまいます。そんな人が多かったのでしょうか・・・。
「能力開発の機会がなかった」ということも、それも自分次第で自分がやろうと思えば能力開発はできたはずです。
社会的要因はもちろんありながらも、個人の努力も足りなかった面もあるのではないしょうか・・・。

と思ってしまいます。

しかし、実状は困難でした。
どうしようもない社会の『ルールチェンジ』の煽りをもろに受けてきた世代なのです。

そのあたりが詳しく書いてある記事がこちらです。
過酷です。あまりにも過酷な世代です。

小生が特に注目したいのは上記記事中の最後の文章です。
筆者はそうは考えていない。見方を変えれば、組織に属さずともしぶとく生きていくスキルを身に着けてきたとも言える。高い給料を目指すよりも、生活コストを下げる生き方を産みだしたとも評価できる。確かに給与は前世代よりも減っている。給与が高いに越したことはないが、月給が2万円下がったことをもって「絶望」とまで言われたくない。

問題は、いまの状態が、多くの人に見えているようで見えていなかったことではないか。絶望の世代、クライシスといったレッテルを張り、課題・問題に名前をつけただけで対応が完了したような気になるのが一番恐ろしいことだ。

企業の人事戦略に携わってきたものとして、あらためて反省せねばならないと筆者も考えている。そして、同じく人事に関わるすべての人たちに伝えておきたい。国内企業のあいだで、小さな自社最適に拘泥して戦略を選んできた企業人事は、大局的な視点を欠いていたことをいま猛省しなくては、また違った形で失敗をくり返すだろう、と

パワフル40'Sへと変えよう

小生、正直に言いますと、アラフォークライシスとクローズアップされていることが、腹立たしいのです・・・。

稼ぐときは稼ぎ、遊ぶときは遊ぶ

気持ち一つで人生は変わります。
これからの世の中は、旧態依然ではなくなります。

AIやIOTの進化が人の仕事を減らします。インフラはもっと整備されます。
その分ベーシックインカムが成り立つかというと、そうはうまくいきません。
TPPにより外国の労働力が流入してくる可能性もあります。
雇用体系はどうなるのか?という不安はありますが、誰かに雇われなくても稼ぐことができる時代にもなります。もちろんスーパー仕事出来る人ができることで、簡単ではないですが。
ただし、
より、稼ぐことに対して『自給自足』を求められる時代になっていくと思われます。
副業も徐々に認められ始めています。組織の糞詰まりに負けている場合ではありません。
大袈裟に言えば、ネット環境とデバイスさえあれば、世界を相手に何だって仕掛けることができます。
もちろんスキルは大切ですが、不遇を体験してきた世代だからこその粘り強さや、ああしたらいいのに、こうしたいいのにという忍耐からのパワーを出していけるチャンスかもしれません。

『アラフォークライシス』『7040問題』・・・
レッテルを張られて問題の言語化がされただけで、今のところ何の解決にもなってはいません。
やっぱり『自分次第』であり、『私たち次第』ではないのでしょうか。

『アラフォークライシス』なんてクローズアップされたくない!

『絶望世代』なんて言われたくない!

『7040問題』?!そんな問題、どの世代でも抱えてきたし、今後もある問題で、問題ですらないでしょう!(問題ではあるのですが、気持ちとして)

今のレッテルを『パワフル40’S』というレッテルに変えていきたいところです。
90年代後半~21世紀に突入のあの時代、安室奈美恵を筆頭に盛り上がり、ドラマ「未成年」~「IWGP」まで、あんなに激しいティーンエイジャー後半から20歳前後を過ごした世代です。
若者パワーに満ち満ちていた世代です。

『私たち次第・・・』なにかしら団結できることはないのでしょうか?
しっかり若い世代に希望を持った背中を見せていけないでしょうか?
いやいやできるでしょう。
『パワフル40’S』とクローズアップされよう!
このゴール設定に何が必要か、何をしていけば良いか、を微力ながら考えて動いていきたいと思います。