見たら得する!おもしろ店頭販促ディスプレイ特集!2024年第三十五弾

ウルトラファインバブル / サメ型PC / ホームセンター水回りコーナー / 包丁

目次

店頭観察特集

凡美社では店頭を常に観察している。
売場の変化は定点観察実施。売場の変化を追う。
そして各種店頭販促ディスプレイも追っている。

POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。

147 店員が説明しやすい店頭販促物

東芝の洗濯機「ZABOON(ザブーン)」のアイデアツール。
極小のウルトラファインバブルが繊維層を簡単にすり抜けることをイメージした模型。上下にひっくり返すと、極小の泡に見立てたビーズが中央の繊維をすり抜ける。
少々難しい訴求内容なので、買い物客には販売員さんが上手にセールストークに混ぜながら使うのが良さそう。
最近の「ZABOON(ザブーン)」売り場は、頑張ってる感あるな!

一般的な泡との大きさの比較が分かり易いし、
繊維の間を通っていく様も分かり易い。
アナログの体感ツールであるが、それが何かが分かり易い。
目に見えないナノサイズ可視化。

ウルトラファインバブルは、科学の力で発見された繊維のすき間より小さな「泡」。
その大きさは、直径1μm*未満のナノサイズ。
水中で発生させても肉眼では透明な水にしか見えません。
ところが、ウルトラファインバブルには、洗剤の洗浄成分(界面活性剤)の効果を高める力があります。

148 伸長市場の個性的な店頭販促サイン

ディスプレイされた最近のPC。
サメ型。
インパクト強い。

IT専門調査会社IDCによると、2023年の世界の自作PCの出荷台数は前年比10.5%増の2,400万台に達している模様。
特に、ゲームPCやクリエイティブ用途の自作PCの需要が高まってるようだ。
ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズできるのが自作PCの魅力となっている。

自作PCパーツの販売も好調で、世界的なパーツメーカーの売上が伸びているとのこと。
日本国内でも、パソコン工房やドスパラなどの自作PC専門店が増えており、ユーザーの関心の高さがうかがえる。
このように、自作PCは市場規模が拡大傾向にあり、ユーザーのニーズも高まっていることが
店頭サインを見てもわかる。
この自作PCの店頭販促サインは、そうした市場動向にも合致した個性的な製品だと言える。

149 勉強ができる気づきの売場

ホームセンターの水回りコーナー。
水道管やシャワーの種類とパイプの構造、それを直すための道具を展示。
事前に色々なシミュレーションができて勉強になる。
これは道具とか買いやすい。

工具を使うシチュエーションと工具の使い方を知れる売場。
自分でやってみようという意欲も湧く。

小売店は製品の正しい使い方や効果的な使い方を消費者に提供することが重要。
非常に良い売場だと思う。

150 自分ゴト化誘導が巧い

あなたにピッタリの包丁が選べるナビゲーション。
真剣に包丁を選ぶ機会なんてなかなか無いから、なんか楽しいぞ!
関孫六ダマスカスシリーズ、、、
お前が俺の一刀か。。。

欧米で大人気の貝印の包丁。
シェフや料理人に限らず一般の人にも大人気で年々売り上げが上がっている。
日本の売場も分かり易い。
包丁の選び方、自分に合った包丁診断。
包丁だからこそ、やってみたくなる。

こういう包丁を買うと、ちゃんと砥石で研ぐ自分が想像される。
料理をよくする小生には非常に良い売場になっている。
了。