コロナウイルス関連ネタのプレスリリース

2月下旬より、コロナウイルス関連のニュースが増加してきました。各国感染状況など国内に留まらないニュースまで取り上げられるようになっています。そのタイミングではどのような記事やプレスリリースに注目が集まっているのでしょうか?

目次

今話題のプレスリリース

本来、ひな祭り関連やホワイトデー、卒業・入学に関するプレスリリースが多い時期なのですが、コロナウイルス関連の記事が多いこともあり、記者や編集者もコロナウイルス絡みのプレスリリースに注目しているようです。

3月第1週に話題のプレスリリース

コロナウイルス関連のプレスリリースが上位を占めています。

1位のプレスリリース

日替わり夕食宅配を行う「ワタミの宅食」にて、新型肺炎による小学校・中学校・高校の休校要請を受けて、3月9日~4月3日の期間、小学生・中学生・高校生を対象に商品代相当無料、お届け諸経費のみ(1食あたり200円/税込)で商品をご提供する緊急支援策を決定いたしました。
健康に配慮し栄養バランスを考えたお弁当をご自宅までお届けするという、社会インフラ事業として、可能な限り社会に貢献してまいります。
プレスリリースの要約文
発信日は2月28日、政府からの休校決定後速やかに、事業サイドを調整し、リリース発信までこぎつけているようだ。ちょうど休校決定に関する記事露出が増えたタイミングでもあり、多数のWeb媒体に取り上げています。
プレスリリースの文章も、そう推敲を重ねたようには見受けられず、スピード優先で取り組んだ後が感じられます。

2位のプレスリリース

コロナウイルスによって、中止となったイベントやコンサートも話題になりました。
ウイルスは多くの興行中止保険の適用外となるようで、多くのアーティストが窮状を訴えています。
RADWINPSの野田さんのツイートはかなりバズったようです。
RADWIMPSクラスでも、個人事務所の場合、押さえる場所の費用が莫大な分、興行中止は深刻な打撃になるということが言えるのかもしれません。
それらの諸費用を全額無償で前払いするというサービスが補助金前払いサービスが「PayNOAH」のようです。
アーティスト支援という社会性のあるプレスリリースだったこともあり、いくつかのメディアで取り上げられています。

3位のプレスリリース

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、イベント中止・自粛を発表したアーティストやイベント事業者、予約キャンセルが相次ぎ来店客数が著しく減少した飲食店舗・宿泊施設などをはじめ、経営に大幅な支障をきたした事業者を対象に、クラウドファンディングを通じたサポートプログラムを開始いたします。

本プログラム適用となったプロジェクトは、支援金振込時に掛かるサービス手数料が通常12%→0%となり、決済手数料5%のみでプロジェクト実施が可能となります。尚、本プログラム適用にあたっては別途審査がある旨、ご了承いただけますようお願い申し上げます。
コロナウイルス関連で、経営に大幅な支障をきたした事業者を対象に本来クラウドファンディングサービス利用時にかかる手数料を無償とする取り組みのようです。
アーティストなどイベント関連だけではなく、「飲食店事業者」や「宿泊施設」までそのサービス対象事業者を広くしたのが特徴となります。
今回はコロナウイルス関連ということで、プレスリリースの企画事例を紹介しました。次回は明るいプレスリリースネタの話題で行きたいと思います(笑)