見たら得する!おもしろ店頭販促ディスプレイ特集!2024年第三十三弾

猫イヤホン / スマートテーブル / 防災売場 / 回収ボックス / 偏光サングラス / デカスマホ / マイナスイオン

目次

店頭観察特集

凡美社では店頭を常に観察している。
売場の変化は定点観察実施。売場の変化を追う。
そして各種店頭販促ディスプレイも追っている。

POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。

136 天才的演出

猫イヤホン、展示するだけでかわいい。
畳と座布団用意した展示担当者は天才。

畳、座布団、ちゃぶ台。
メーカー側がキット化して店舗へ送っているのか?
店舗の売場担当者が自前で演出したのか?
はたしてどっちだろう?

136 スマートテーブル

商品力あると、それだけで注意を引くよなー。
売り場でテレビ見てたら、目の前のオシャレテーブルが冷蔵庫でした。ワインとか出てくるじゃん。

発想ありきのプロダクト開発。
「こういう時、こういうのがあればな~」というのが着想だと思われる。

テレビ売場に置く?
テーブル売場に置く?
両方置けると思うが、テレビ売場の方が使用シーンを想起しやすい。
超近代的ステンレス鋼のデザインで、どんなリビングルームにもぴったりフィット。
これまでには無いスマートテーブルは、Bluetoothスピーカー、ワイヤレス充電機能、USBポート、ドリンククーラーを備えた多機能型のテーブルです。

137  アテンション力抜群

避難グッズ売り場のマネキンが臨場感に溢れてて一瞬ビビる。
本物の人かと思った。

店側が考案したと思うが、これはインパクト大である。
売場全体の象徴。アテンション力がある。

防災意識と防災準備は常にしておかないといけない。

138 社会的責任ある売場

PC周辺機器・サプライメーカーのYAZAWAさんのコード回収ボックス。
これ、良いなー。
色々な業界のメーカーさんが、製造者としての社会的責任を考えてる。

SDGsの観点からすると、
●目標12: つくる責任 つかう責任
この取り組みは、廃棄物の削減を促進し、リサイクルを通じて資源の持続可能な利用を図るものである。使用済みの電気製品を適切に回収することで、環境負荷を軽減し、循環型社会の実現に寄与している。

●目標13: 気候変動に具体的な対策を
電気製品の適切な処理は、温室効果ガスの排出を抑制する一助となる。
リサイクルによって新たな製品を作る際のエネルギー消費を減らし、気候変動への対応に貢献している。

●目標17: パートナーシップで目標を達成しよう
YAZAWAとヨドバシカメラの協力は、企業間の連携の重要性を示している。
このようなパートナーシップは、持続可能な開発のための新たなモデルとなる。

社会的責任の観点からすると、
●企業の倫理的責任
YAZAWAは、製品のライフサイクル全体を考慮し、使用後の製品の処理に責任を持つ姿勢を示している。これは、消費者に対する信頼を築く上でも重要。

●地域社会への貢献
回収ボックスの設置は、地域社会の環境意識を高めるだけでなく、住民が簡単に不要な電気製品を処理できる環境を提供している。これにより、地域全体の環境保護意識が向上する。

●教育的役割
この取り組みは、消費者に対してリサイクルの重要性や適切な廃棄方法についての啓蒙活動にもなる。企業が積極的に情報発信を行うことで、持続可能な行動を促すことができる。

持続可能な社会の実現に向けて、企業が果たすべき役割はますます大きくなっている。

139 かけると見た目がかわる仕掛け

偏光サングラスの体験ステッカー。
商品をかけると画像が現れる。
気軽に商品機能を体験できて、良い施策。
発明した人は天才。

昔、Kodakの偏光レンズ什器があったが、変更レンズをかけると車を運転中のぼやけた画像がクリアになるという仕掛けがあり、さらにその上の丸い箇所を見るとカラフルな蝶々が映るという什器だった。(筆者はネットで見た)

今回のスラッシャーの什器はサングラスをかけて見る部分のパーツと説明コピーと鏡は後で付け足した感があるが面白い什器だ。スラッシャー偏光サングラスとyoutubeで検索するとムラサキスポーツの方が言及している動画があった。

140 デカい店頭ディスプレイは正義

20年ぶりにデカスマホ見ました。
デカい店頭ディスプレイは正義なのだ

昔はこのような複合什器や、FRP成型でのデカ什器があったが、最近はあまり見ない。
店頭でのオブジェ的なサインはあまりつくられなくなってきた。

141 店頭販促物業界のトップを走るメーカーの店頭販促物

この電飾の使い方は職人ワザ。
過剰に光らせるのではなくて、機能説明に必要な演出に留めてる。この使い方が良かったかどうかは分からない。

マイナスイオンという言葉はその信憑性が疑われるようになって久しい。
科学的な言葉ではなく、マーケティング用語として使われている部分が大きい。
もちろん負イオンは存在するが、空気中の水分が分解するのであればそこには同じ量と質のプラスイオンも発生されている感もある。
実際に髪にハリが出て艶やかになるため、効果効能はあるのであるが、その根拠としてマイナスイオンやナノイーを説明されても、本当はどっちなの~???!!!何が効いてるの~???!!!と考えてしまう(笑)。

マーケティング用語、もしくはバズ用語みたいな不思議な「マイナスイオン」という言葉。

POPとしての電飾表現はすごく美しくて分かり易い。
さすが店頭販促物業界でトップを走り続けるパナソニックの店頭販促物。
了。