見たら得する!おもしろ店頭販促ディスプレイ特集!2024年第三十弾

サイネージ&ムービング / CPU説明 / 浮かせる収納演出 / ベビーカーの顧客体験 / コラボレーションの妙

目次

店頭観察特集

凡美社では店頭を常に観察している。
売場の変化は定点観察実施。売場の変化を追う。
そして各種店頭販促ディスプレイも追っている。

POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。

121  トレンド店舗での目立ち方

ALBIONの、縦長サイネージとムービング+電飾観覧車が合体した、目立つ要素てんこ盛りエンタメディスプレイ。
注目させるための気迫を感じる。

122  分かり易い製品説明

世界一分かりやすいCPUのメーカー別スペック比較あった。
なるほど、そういうことか。

自分の用途に合わせての購買を助けてくれる。
製品を正しく理解し、正しい買い物をさせてくれる、生活者にとってすごく大切な情報を
店頭で伝えている。

123  見せ方のアイデアが頭良すぎる

マグネットを使用した、浮かせる収納商品の陳列。
マグネットが付く壁を用意して、利用シーンを線画で再現。使い方を分かりやすく図解すると同時に、オシャレな売り場づくりにも貢献!
頭良すぎるアイデア!!

石壁コンクリートのような壁演出と、収納製品を白で描いているトーンが、あっさりしていて、
より『簡単感』『簡素感』『スッキリ感』を演出している。
その手法のビッグアイデアはもちろんのこと、製品のUSPを助長するデザイントーンで非常に良い。

124 リッチな顧客体験ができる売場

ベビーカー売り場の試用コーナー。
駅の改札口が再現されている!!
確かに、改札口をスムーズに通れるかは、ベビーカー選びで気になるところだな、、、
しかし、改札口を作ってしまうのは凄い!
買い物客ファーストな売り場づくりだ!

「顧客体験の向上」がまさに成されている。
シチュエーションでの使用体験をつくっている売場の努力がすごい。
どのようにこの売場がつくられたのかの経緯を知りたいところだ。

125 秀逸なコンテンツコラボレーション

目の付けどころがシャープだな〜、なコラボ。
部屋の中を綺麗にする魔法。

パワーコンテンツとのコラボレーションは常套手段であるが、
そのコラボレーションの仕方が面白い。
清掃メカ製品を『魔法』というワードを使って置き換え表現をしている。

こういうプロモーションはそれだけで流通商談がうまくいき、売場を大々的に取ることができる。

ひとこと

先日、あるセミナーで小売りの方が、「最近はメーカーの営業担当はデータサイエンティストと一緒に商談に来る」とおっしゃっていた。
メーカーと流通の商談内容は、以前よりも数字の裏付けがある商談になっていることを実感した。
ことプロモーションはKPIとROIの出し方というのが大切である。

了。