コロナの影響を受けにくいビジネスとは?

コロナウイルスにより、事業環境も一変しています。コロナの影響を受けにくく、またはその影響下でむしろ伸びつつあるビジネス領域に注目しまとめてみました。

目次

本サイトは、プロモーションを扱うメディアですので、コロナウイルス発生前とコロナ発生後を比べて、比較的悪影響を受けていないビジネスを研究してみたいと思います。

宅配ビジネス

Ubereatsや楽天デリバリー、出前館など、食事宅配のプラットフォームビジネスはコロナ前よりも伸びているようです。理由としては大きくは2つ想定されます。
一つは、皆が出歩くのを控えたことによる巣篭もり需要と呼ばれるもの。もう一つは、今まで積極的に宅配を行っていなかった飲食店も(*その必要性がなかった)窮余の策として宅配にたよざるを得なくなっており、その結果として宅配食のラインナップが質量ともに上がっており、その点が消費者を捉えている可能性があるように思われます。
ubereatsは、タレントの黒柳徹子さんを起用し、テレビCMを集中投下するプロモーションを行っています。巣ごもりする人が多い場合、テレビの視聴率が上がるという調査結果もありますが、効果の高い施策となっているのではないでしょうか。

オンライン学習事業

テレビCMの集中投下が目立つものに、オンライン学習事業、特に英語関連が挙げられます。
タレントの桐谷美玲さんが出演するCMはかなりの本数が流れていますね。
DMM英会話もタレントのおぎやはぎさんの、矢作さんがDMM英会話の知名度が上がったのは自分(=矢作さん)のおかげじゃないの?と外国人に日本語で問いかけ、英語で「そうじゃない」と言われるパロディ調のCMが流れていますね。
向上心の旺盛な人は、この巣篭もり期間中に英語を身に着けようと考えるのではないかというニーズ想定をもとにしたプロモーションと言えるでしょう。
『グロービス学び放題』は1ヶ月あたり1,634円と良心的な金額でさまざまなコースを受講できるアプリサービスです。
比較的定額(1000円台〜数千円/月)の定額購入サービス(サブスクリプション)が多いようです。この巣篭もり需要期に一定の顧客を獲得すれば、サービスを評価した何割かの顧客は、コロナ後も継続利用する可能性があるため、今後も伸びるビジネスと言えそうです。

ビデオ会議システム

コロナウイルスが発生し、テレワークになってからzoom社の名前を聞いた人も多いのではないでしょうか?
米国本社の発表によると、コロナ前に2億人だったユーザー数は、一挙に3億人まで伸び、その伸び率の上昇カーブを考えると、今後5億人10億人も視野に入れたビジネス展開になりそうです。
商用での会社一括導入などにおいては、シスコのwebexというツールも、人気を高めているようです。
しばらく前から、「テレワーク」という言葉だけが独り歩きしていました。

テレワークにおいてはコミュニケーションの課題があった中で、メールとチャットという、非同期型コミュニケーション(*必ずしも相手方と時間を共有しない)については、多くの会社で馴染みがあったわけですが、同期型コミュニケーションの領域においては、電話はあるものの、複数人での会議などが難しかったわけですが、そこを解決していっているのがビデオ会議システムの会社ということになるのでしょう。
各社しのぎを削っていますが、コロナの影響で需要が一気に拡大し、コロナ後も安定需要を確保し成長し続ける事業領域になるのかもしれませんね。