オーブンを使う  ~ 素材の旨味を生かして料理の幅を広げる ~

私にとってオーブンとは、簡単に手に入る食材にちょっと手を加えるだけでごちそうが作れる最強便利なパートナー。

目次

オーブンをもっと活用して料理の幅を広げたい

 料理をする時、電子レンジ・オーブントースターは日常使いに便利だけれど、オーブンをもっと活用して、料理の幅を広げたい。

フランスから青山の骨董通りに上陸したPICARD(ピカール)という冷凍食品専門店は、オーブン調理で直ぐに食べられるものから、特に日本で手に入りにくい野菜やキノコの冷凍食材も安価に手に入る。
クロワッサンやパイは未加熱で、オーブンで焼きたての本場の味が楽しめる。
PICARDには調理方法がオーブンと記載されている商品が多い。

日本食ではあまり活用しないオーブンも、和洋折衷の現代には時間さえ設定すれば勝手に調理してくれるのでお勧めしたい。

先ずは、使い慣れる為に、基本、オーブンを200℃設定予熱して(オーブン調理は、調理をうまく行う為に、あらかじめ庫内を設定温度まで加熱しなければならない)、庫内が設定した温度になったら、付属の天板にクッキングシートを敷いて好きなものを乗せて、その天板ごとオーブンに入れ、20分加熱に設定して調理スタート。

オーブンの種類により調理時間、調理温度が変わるので、ぜひ自分のオーブンのコツを掴んでほしい。

例えば、塩コショウをした鶏肉を20分、皮を上にして焼いてみる(焼けるまでの時間の加減は量や厚みにより調整する)。それだけでも美味しいし、野菜も一緒に焼いてもいい。コツを掴んだら、途中で好きなソースを塗ってみて、アレンジしていく。

次にアップルパイを作ってみたりする。
リンゴと冷凍パイシートを用意する。リンゴを薄く櫛切りにして、好きな量の砂糖とバターで、好きな時間煮る。
粗熱を取って、パイシートに包み、好きなだけフォークで穴を開け卵の黄身をパイの上表面に塗って焼く。
コツを掴んだら、シナモンを入れたりして、アレンジしていく。
電子レンジは、解凍、温めに使用出来るが、パリッとした食感には仕上がらないし、オーブントースターは、トーストには良いが、調理となると表面だけが先に焦げてしまう。

オーブンをもっと活用して、食感、本来の素材のうまみを堪能したい。

去年に流行した「オーブンのぎゅうぎゅう焼き」も、基本は好きな野菜、好きな肉や魚を、天板にぎゅうぎゅうに敷き詰めて、塩コショウで焼くだけ。
そのまま食べても、レモンや好きなタレをかけて食べても。

例えばフライパンでお肉を焼くと、キッチンに立ったまま、焼けるまで付きっ切りになり、その間他の事が出来ない。その点、オーブンは勝手に調理してくれるのでハンズフリーになり、その間にほかの用事を済ますことが出来る。

オーブンを購入する時は、オーブンの扉は横開きではなく、上下に開く扉の方が便利で、私のおススメ。天板が熱いので、上下開きの扉なら、途中で一旦天板を扉に乗せ、焼き加減をチェックすることが出来る。
そして、シンプル機能の方が断然使いこなしやすい。

ここでおまけレシピとして、板チョコ9枚と卵4個のみでガトーショコラの作り方を紹介。
① 170℃に予熱する。
② 予熱の間に板チョコを湯煎で溶かして、
  その中に卵黄のみをよく混ぜる。
③ 白身を泡立てて、②とやさしく
混ぜ合わせる。
④ 焼き型に流し込み、
天板の上に置いて40分加熱で出来上がり。
私にとってのオーブンとは、簡単に手に入る食材にちょっと手を加えるだけでごちそうが作れる最強便利なパートナー。

出来上がりの楽しみも醍醐味のひとつである。

オーブンを使いこなし、料理の幅を広げ、日々の調理の時間に追われるストレスを少しでも軽減して、楽しみに変えて、メニューの幅を広げ、シンプル調理で素材の本来の味を楽しみたい。