犬たちは僕たちの数倍の速さで生きている

ふと手にした漫画本には犬に対しての胸に突き刺さる言葉が・・・。

昨日、行きつけのバーのカウンターに友達が置いていったという漫画が立てかけてあったので、何気なくふと手に取り読んでみた。

望月ミネタロウの「犬ケ島」。

読んでいくと、胸に突き刺さる言い回しがあった。

犬好きの人はみんな分かるだろうし、胸にくると思う。
「犬達の心臓の音は僕たちよりずっと早い
そのまるで早鐘を打つような鼓動を聞くと
僕はえも言われぬ
切ない気持ちになってしまう・・・」
via 犬ケ島
「キミたちは僕たちの数倍の速さで生きている・・・
僕の1日がキミたちには5日以上の価値がある
早すぎるよ・・・
キミたちの一瞬一瞬を
絶対に 絶対に
大切にしなくちゃ」
via 犬ケ島
人の言葉を話すことができない、何も言えない犬の気持ちを察しようとする努力は、飼い主にとってはとても大事なこと。
そして、『一緒にいることができる時間』という意識を持つことも、人間より寿命が圧倒的に短い犬のためには大切なこと。
何かしら、奇妙な因果関係がある。
ちょうど6年前のクリスマスの夜から26日の朝にかけて、私が長年飼っていた愛犬が苦しみ亡くなった。
子供2人が生まれる前から一緒にいて、子供2人が生まれてからもずっと一緒にいた最愛の愛犬。
昨日、ふと読んだ漫画本は、その時のことを鮮明に思い出させてくれた。
何かしらメッセージをくれたのかなと思い、「犬ケ島」の内容と愛犬の命日の話を妻にLINEで連絡。

帰宅をして妻と愛犬の話をした。

少しだけ・・・。

あまり話を続けるとまだ悲しい。

でも、いまだに、そんな風に思わせてくれる愛犬には感謝をしている。
いい出会いをして、いい時間を過ごした証拠だと思う。
そして、今でも家族の鎹でいてくれるのだなぁ、とも思う。

SNSで多種多様なペットの写真がアップされている。
それぞれに色んな想い、物語があるのだろう。
それぞれに家族の一員として大切にしている人間がいて、
大切にされているペットがいるのだろう。

近年、自治体によっては、殺処分がゼロの地域もある。嬉しいことである。

ペットを飼うという意識の変化、他の動物と心を通わせるという意識の変化。
ノラねこはまだいるが、野犬はほとんどいない。人間が犬や猫が自然に生きることを許さない社会にしていく以上、愛情を持って命を守っていくことは人間の使命であると思う。