ネットで売れる20代向け商品 資生堂、自宅訪問で着想
資生堂520億円デジタル投資の正体(中)
資生堂の国内事業会社、資生堂ジャパンのブランドマネジメント部新規接点開発室の長野種雅室長は「顧客の価値」を本人の自宅にまで探しに行く。「生活者視点と言いながら、生活者の行動を追えていないのは恥ずかしい」と考えるからだ。自宅に行けば、アンケート調査などでは分からない「消費者」の姿が見えてくる。
若年層の1人暮らしでは、自宅の風呂がユニットバスである場合も少なくない。化粧水や乳液がトイレのタンクの上...