目次
店頭販促特集
凡美社では店頭販促の実態を常に観察している。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
売場は常に市場に対して敏感であり、トレンドが反映される。
メーカー側が展開する店頭ディスプレイや店頭POP、店頭施策。
小売側が展開する店頭施策や店頭POP。
買い物客に対する『価値体験の向上』を目指して、店頭は常に変化する。
店頭でのコミュニケーションデザインや、価値伝達の強弱、
コンストラクションデザインも含めた見せ方、体感させる施策などを追求していく。
そこには、セルアウトを考えたプロモーション施策をもってして、流通との商談にのぞむ
メーカーの提案が見えてくる。
さらに小売り側の商品陳列の仕方や店頭POPからは、今の時世にあわせながら、何とか売ろうというパワーも見えてくる。
POP研究家の向坂氏とタイアップし、
随時面白く、ワクワクする売場(買場)をレポートしていく。
引用 向坂文宏/POP広告研究家
POP広告研究家 向坂氏のXアカウントです。御覧ください。
2025年 第20弾
75 “光で魅せる” 静かに際立つプロのディスプレイ演出
ランニング用商品売り場のディスプレイのシューズ専用台がカッコよかった。
透明アクリで箱を作って、塗装で透過と不透過部分を塗り分け、メジューム印刷をし、電飾を仕込み、さりげなく光らせている。
これぞプロの仕事って感じだ。
透明アクリで箱を作って、塗装で透過と不透過部分を塗り分け、メジューム印刷をし、電飾を仕込み、さりげなく光らせている。
これぞプロの仕事って感じだ。
スポーツアパレル売場において、単なる陳列ではなく「世界観で魅せる」演出が広がっている。
明るいスポーツ売場の中でも、静かに際立つ美しさを放つこの演出は、視覚ノイズが多い環境で“違いを感じさせる”秀逸な手法だ。
ランニング=スピード、軽さ、近未来感。
こうしたブランドイメージを、素材(アクリル)×塗装技術×電飾の繊細な演出によって体現。
機能性とデザイン性の融合を、売場に持ち込むことで、体験価値の向上にもつながっている。
明るいスポーツ売場の中でも、静かに際立つ美しさを放つこの演出は、視覚ノイズが多い環境で“違いを感じさせる”秀逸な手法だ。
ランニング=スピード、軽さ、近未来感。
こうしたブランドイメージを、素材(アクリル)×塗装技術×電飾の繊細な演出によって体現。
機能性とデザイン性の融合を、売場に持ち込むことで、体験価値の向上にもつながっている。
76 “即試着”の機動力で選ばれる売場へ
圧巻のシューズ試着コーナー。
ほとんどのサイズのサッカーシューズをすぐに試着できる。
この施策、ずいぶんと長いことやってるけど、それだけ買い物行動にハマってるってことだな。
ほとんどのサイズのサッカーシューズをすぐに試着できる。
この施策、ずいぶんと長いことやってるけど、それだけ買い物行動にハマってるってことだな。
フルサイズ試着コーナー。
壁面にズラリと並んだソール面が印象的なこの展開は、シューズの試着待ちストレスをゼロに近づけるための大胆な工夫。
長年継続されていることからも、その効果の高さがうかがえる。
壁一面にシューズのアウトソール(底面)を並べることで、ビジュアル的な迫力を演出。
同時に、買い物客にとってはどのサイズがすぐに履けるのかが一目でわかる“選びやすさ”にも直結している。
スポーツ用品において、サイズやフィット感は購入を左右する最重要ファクターのひとつ。
その“確認”のしやすさを徹底的に可視化したこのような展開は、売場が購買体験の一部として機能している好事例だと思う。
壁面にズラリと並んだソール面が印象的なこの展開は、シューズの試着待ちストレスをゼロに近づけるための大胆な工夫。
長年継続されていることからも、その効果の高さがうかがえる。
壁一面にシューズのアウトソール(底面)を並べることで、ビジュアル的な迫力を演出。
同時に、買い物客にとってはどのサイズがすぐに履けるのかが一目でわかる“選びやすさ”にも直結している。
スポーツ用品において、サイズやフィット感は購入を左右する最重要ファクターのひとつ。
その“確認”のしやすさを徹底的に可視化したこのような展開は、売場が購買体験の一部として機能している好事例だと思う。
77 エシカル消費を可視化する新たな売場活用法
コンビニのフードドライブコーナー。
いっぱいブツが入っていて良い感じ。
いっぱいブツが入っていて良い感じ。
コンビニエンスストア・ファミリーマートの店頭で展開されている「フードドライブ寄付受付BOX」は、家庭に余っている食品を寄付できる仕組みとして注目だ。
買い物のついでに社会貢献ができるという設置意図に加え、販促視点からも優れた要素がいくつも見られる。
このような施策は、「売る」ための販促ではなく、ブランドが何を大切にしているかを伝える販促である。
「地域とのつながり」「社会課題への関心」「日常の中でできる貢献」など、ファミリーマートが目指す姿勢が、言葉ではなく“行動できる場”として表現されている点が、現代の販促において特に意義深い。
このようなソーシャルグッドの店頭展開は、“来店目的を超える価値提供”のかたちとしてますます重要になる。
販促=購買促進という枠を超えて、「人に優しい」「地球にやさしい」取り組みを売場に取り入れることが、ブランド選好の一因にもなり得る時代が来ている。
買い物のついでに社会貢献ができるという設置意図に加え、販促視点からも優れた要素がいくつも見られる。
このような施策は、「売る」ための販促ではなく、ブランドが何を大切にしているかを伝える販促である。
「地域とのつながり」「社会課題への関心」「日常の中でできる貢献」など、ファミリーマートが目指す姿勢が、言葉ではなく“行動できる場”として表現されている点が、現代の販促において特に意義深い。
このようなソーシャルグッドの店頭展開は、“来店目的を超える価値提供”のかたちとしてますます重要になる。
販促=購買促進という枠を超えて、「人に優しい」「地球にやさしい」取り組みを売場に取り入れることが、ブランド選好の一因にもなり得る時代が来ている。
78 “手描き風POP”が主役の売場演出
スーパーマーケットのコーナーボードのイラストが可愛かった!
スーパーやドラッグストアのペットフード売場にて展開されている、手描き風キャラクターPOPを活かした売場演出。
手描き風のネコキャラが、「おいしさ」を語り、「オススメ感」を出すことで、商品自体のスペックではなく“感情の共感”で惹きつける販促となっている。
特にペットフードの場合、購入者が“家族のように接しているペット”の気持ちを想像するシーンも多く、“ネコ目線で語る”スタイルが非常に相性の良い手法なのかもしれない。
複数のパネルにまたがってキャラが登場し、“売場全体でひとつの物語を構成している”ような一体感が出ていることにより、売場が“ただの商品陳列”ではなく、ちょっと楽しい空間・ちょっと笑顔になれる場所として記憶に残りやすくなっていると思われる。
了。
手描き風のネコキャラが、「おいしさ」を語り、「オススメ感」を出すことで、商品自体のスペックではなく“感情の共感”で惹きつける販促となっている。
特にペットフードの場合、購入者が“家族のように接しているペット”の気持ちを想像するシーンも多く、“ネコ目線で語る”スタイルが非常に相性の良い手法なのかもしれない。
複数のパネルにまたがってキャラが登場し、“売場全体でひとつの物語を構成している”ような一体感が出ていることにより、売場が“ただの商品陳列”ではなく、ちょっと楽しい空間・ちょっと笑顔になれる場所として記憶に残りやすくなっていると思われる。
了。
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企画づくり、現地調査、デザインと設計、製造と施工まで一気通貫して行います。
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